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舞台は身体の一部が変化した“変異種”が生まれるようになった世界。
“ヒト科変異種五級”である絶背藍(ぜつぜあい)は両手に口があり、奇異の目で見られてきた経験から人間嫌いになっていました。
そんな中でも唯一、職場の先輩である神崎葉鳥に対してだけは心を許していて、いつしか恋心を自覚する用になっていたのですが、
ある日彼はその葉鳥のことをとある場所で見かけます。
それは“変異種のみ”が義務付けられた定期検査の会場。
しかも葉鳥は人類に対する危険度によって分類された等級の一番上、一級以上の変異種が並ぶ列の中にいたのです。
『フラレガール』の堤翔さんの新作はそんな導入から始まるティーンズラブ作品。
それも、実は“変異種”であった葉鳥の身体に隠されたある秘密が、藍の変異のとある特徴と奇跡的な噛み合わせを見せたことで、
官能的な美しさとともに切なさを秘めた2人の物語へと展開してゆきます。
1巻まで読了