ネイチャージモン

寺門ジモンの見方が変わる

ネイチャージモン
六文銭
六文銭
10ヶ月前

ダチョウ倶楽部のメンバーの1人寺門ジモンにこんな側面があったなんて全然知らなかった。 それが知れる唯一の作品です。(そんな需要があるのか、わかりませんが) タイトルにネイチャーとあるように、とにかく彼は自然をこよなく愛し、グルメ的な側面でも(主に肉を)ウンチクとともに食べるシーンがもりだくさん。 ウンチクがとにかくスゴイ長い。 特に、データとかで裏をとっているわけではなさそうだが、妙に説得力があるのも特徴。 肉の描写もワイルドかつ美味しそうで、食べたくなるのも本作の魅力です。 総じて、おっさん向けの内容だと思います。 常日頃、趣味や好きなものを追求している人って魅力的だと思っていたので、寺門ジモンの魅力を再発見しました。 永く愛される(?)理由はここにあるのか?と思うぐらい、寺門ジモンの人間としての濃さを感じれる1冊です。

格闘太陽伝ガチ

国内の格闘技の常識が書き換わったあの時代

格闘太陽伝ガチ
さいろく
さいろく
10ヶ月前

連載開始が2001年らしいので、グレイシー柔術という格闘技が日本中を虜にしていた頃。 当時、プロレスが最強だと信じていた日本の格闘技ファン達を地獄に突き落とした高田延彦vsヒクソン・グレイシー戦。 日本のプロレスが何も出来ずにヒクソンに惨敗した事をキッカケに、日本人の格闘技というものの捉え方が大きく変化しました。 今も当時も、メディアというのは残酷で、当然のようにプロレスは偽物であり強くないという極端な空気を生み出してしまっていたのですが、その壁をぶっ壊し威厳を取り戻すために本気のプロレスラー達が総格に名乗りを上げていったものの、そのほとんどは無惨な結果を残して当時のプロレスファン達の心は離れていく一方でした。 そんな中、桜庭和志がプロレスラーとしてグレイシー一族に連勝し続け、プロレスの威厳を取り戻してくれたのですが… 恐らく本作はその前に構想を練られており、プロレスラーの父の背中を追う少年が、父の仇を討つためにプロレスをベースに総格でのし上がっていくというストーリー。 とはいえ、これが先見の明があったと言えるほど現実ではプロレスが総格を圧倒したわけではなく、桜庭を筆頭にほんの一握りのプロレスラーが軽く爪痕を残しただけでした。 ただ、本作はプロレスファンの心の支えにもなっていたはず。 私は最近読んだばかりですが、当時まさにプロレスファンから総格ファンに心変わりをしていた自分の過去と重ね合わせて楽しむことが出来ました。 漫画的なとんでも展開はもちろんあるんですが、根っことしては「本当に強いのはプロレスなんだ」という中邑の言葉を描くような物語。 当時を知らなくても第三次プロレスブームの現在(既に下火な気もしてますが)、改めて読むと面白いです。

遠い日の陽

過去から見えるもの

遠い日の陽
野愛
野愛
10ヶ月前

高野雀先生がXで紹介されていたので何気なく読んでみた。あっという間に引き込まれて、読み終えた後も余韻から抜け出せない。 主人公の男子高校生・潤平が、フリマアプリで幼い男の子の写真を購入する場面から物語がはじまる。 小児性愛者?何か事件が起こる?と勘繰ってしまうけれど、そういうわけではない。 見ず知らずの少年(今は大人で潤平よりも年上だが)を眺めながら、自分の過去・現在・未来に思いを巡らす潤平。 幸せな子ども時代の記憶と、鬱屈とした今。自分もいつか路頭に迷い、幼い頃の写真を売って生活するのだろうか…。 幼い頃の写真を売る男と、幼い頃に思いを馳せる少年の今がふとしたきっかけで重なり、少しずつ物語の先が見えてくる。 ずっしりと重い余韻が残る作品ではあるけれど、希望の物語でもある。 前を向くきっかけはどこに転がっているかわからない。後ろばかり見ていたから出会えるものもある。 何気なく読み始めてしまったけど、腰を据えてじっくり読んでほしい作品。

どちらかの家庭が崩壊する漫画

どちらの家族が幸せか? #1巻応援

どちらかの家庭が崩壊する漫画
兎来栄寿
兎来栄寿
4ヶ月前

薬師寺家と毒山家。幼い子が生まれて間もないふたつの家族の話が、同時並行的に描かれていく物語です。 一流企業に勤めるエリートでイケメンの旦那・シュウがいる薬師寺家に対して、ギャンブルに明け暮れろくに仕事もしてないスジモノのような外見の旦那・ゴンがいる毒山家。 そんな対照的な両家ですが、妻の薬師寺ユイと毒山海(マリン)はお互いにこれまでいなかった初めてのママ友となり交流を深めていきます。 ただ、最初の3ページと8〜9ページを見た時ではかなり両家への印象が変わっていきます。 更に、この物語のキーパーソンとなるのが姑。シュウの母親の聡子はシングルマザーであったこともあり、親子共に絆が強くユイや子供に対しても過干渉してきます。子育て中に事前連絡なしに何度も家に突然来られるのは、妻の立場だときついですよね。 一方で、ゴンの母親である虎乃はスナックを経営しておりざっくばらんな性格で海とも非常に気質が合っています。パチスロで買った現生を直接渡してくるなど生々しさはありますが、豪気で優しく温かい性格を見せます。 一見、完璧な家庭に見える薬師寺家の内部の綻び。逆にメチャクチャに見えながら互いを思い遣る心に溢れている毒山家。幸せとは何か、本当に大事なものは何かということを考えさせられます。 シュウの母親はいわゆる毒姑ではありますが、番外編では彼女もまた酷い夫と姑によって苦しんだ経験があることが仄めかされ、最悪の負の連鎖を感じさせます。自分が受けた痛みを違う形で他人に与えるのではなく、痛みを知っているからこそ労わる心を持って負の連鎖を断ち切り子供たちが笑顔で暮らせる世界にしていきたいところです。 育児、モラハラ、詐欺、不倫などに加えてSNSで縦読みを使ったにおわせ投稿など「今」感のある要素もふんだんに取り入れられており、実写ドラマ化などもされていきそうです。 なお、 「もっと善意の押し付けがユイを追い詰める感じにした方がリアルでいい」 というアドバイスをした横山了一さんの奥様は本作の陰のMVPだと思います。

青野くんに触りたいから死にたい

ホラーとラブするから、ホラーラブ??

青野くんに触りたいから死にたい
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

ちょいちょい顔を出してきては、徐々に広がってくるホラー要素。 ちょっぴりエッチな要素もあったり、どこかで聞いたことあるようなこの世界のものでない存在との接し方の話があったり。 でも物語の根本は、優里ちゃんの気持ちである「青野くんに触りたいから死にたい」なんだろう。 タイトルになるくらいだもの。 本作をすでに読んだことがある気がしたのだけど、全然違っていた。 もしかしたら、無意識に『死神坊ちゃんと黒メイド』と重ねていたのかもしれない。  青野くんが坊っちゃん的なあれで、ピュアラブ!な展開と思っていたら、そこに突如現れる黒青野くん。 すでに死んでいるからピュアラブでなく、ホラーラブか。 平和な展開から、じわじわと迫ってくるこわさ。 平和なのにこわい。 黒青野くんがいなければ怖くないのかと考えたけど、そういうわけでもなさそう。 第三者の肉体でも、中身が青野くんなら受け入れてしまう優里ちゃんも、なんだかおかしい。 これは何がどうなればハッピーエンドになるんだろう。 ホラーだから、ハッピーはないんだろうか。

君とじゃなきゃ恋もできない【特典マンガ付き】

歳の差幼馴染、卒業待ち

君とじゃなきゃ恋もできない【特典マンガ付き】
るる
るる
3ヶ月前

⚠️版権引き上げだそうです。 王道!そして最高😍😍😍 歳下の岬は何年も幼馴染の那智に片思い。 いや、那智も大学時代に岬から離れていても ずっと思っていたから両片思いだね。 再会したら岬は卒業まであと1年、その学校に那智が赴任してきて先生と生徒。 より一層禁断になってしまった。 でも2人とも両思いのまま岬卒業まで待ったの尊い😍 岬の友達も勘付いていながらスルーして最後お祝いしてくれて良い子たちだなぁ。

志賀は見た目で損してる

志賀は見た目で損してるの感想 #推しを3行で推す

志賀は見た目で損してる
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
10ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 主人公の顔どっか見たことあるなと思ったら、田口雅之の「バトル・ロワイアル」嘉門米美っぽさがあるのか「殺し合いをっ・・・して・・・もらいまーす」の顔を思い出した ・特に好きなところは? 主人公の志賀が職務質問慣れすぎているところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なんとなく画像を見て読み始めたが面白かったのでおすすめです。

真実やそうじゃないことなんだって

このくらいハッキリしてなくても良いのかも

真実やそうじゃないことなんだって
名無し
10ヶ月前

結局、藍田くんは弥希とお姉さんどっちが好きだったんだろう!?という謎が残ったんですが、そんなことはっきりさせなくたって藍田くんと弥希の関係性は恋でも友情でも良いのかも、という気持ちになりました。藍田くんは嘘をつかれてしまったことで、本当のことを話してと言ったけど、短歌では「真実やそうじゃないことなんだっていいから君と話がしたい」とあるし。

おまえとはできないことをしたくなる

ありありありあり

おまえとはできないことをしたくなる
名無し
10ヶ月前

男の子ふたり、女の子ふたり出てきたので、どういう関係なんだ…と気になったけどまさかの〜!いやでも結局切ないというか、現実は残酷だよな…今までの読み切りはもれなくハッピーエンドだったけど、この漫画は設定もあり一筋縄ではいかない感じ。ある意味いちばん続きが気になる。

もっとみる