ごめんねヒーロー

ヒーローとヒーロー

ごめんねヒーロー
Nano
Nano
10ヶ月前

2ページ目とタイトルでどういう話かなんとなく分かりつつも、泣きそうになってしまった…ヒーローもの好きだなぁ…。ヒーローと怪獣、お互いに夢や守りたいものがある、そのために戦わなければならない。しんどすぎる。 声援が聞こえて、ミチノキと怪獣の過去が見えて、違うこと考えてるけど同じ仕事をしている…っていう流れがもう素晴らしすぎて泣ける。ラストページもめっちゃくちゃ好き。ミチノキくん推せる。がんばれ。

埼食主義の女

埼玉指数カンストのグルメマンガ #1巻応援

埼食主義の女
兎来栄寿
兎来栄寿
10ヶ月前

『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』が大ヒット上映中で2週目で興行収入11億円を超え、話題となってい今日このごろ。 前作もとても楽しんだのですが、どうせ映画館で観るなら埼玉の映画館で観れば良かったという後悔を抱いていたので今回は初日にさいたま新都心まで行って観てきました。すると本編前のCMから埼玉ローカルてんこ盛りで、しかも周囲の埼玉県民がそれに対してボルテージ爆上げしている様子も体感できて大満足でした。 再び埼玉旋風が吹き荒れている今、タイミングよく発売となったことで併読をお薦めしたい作品がこちらです。 蕨市在住の美人が、半ば仕事で埼玉県内を駆け巡りながら半ば自分の食欲を満たすために奔走していく物語です。 この作品、何が良いって主人公が女性ながらそこらの男性よりもたくさん食べる健啖家なことです。美味しいものへのリスペクトがしっかりありつつ、実に美味しそうに綺麗に平らげていく姿がとても気持ち良いです。その中で、 ″しば漬け茶漬けは日本人の魂 昆布茶漬けは日本人の命 梅茶漬けは日本人そのもの″ ″東松山のやきとりはやきとりと言いつつ実は豚そんな裏切りも女心をゾクっとさせる″ ″う…うまい! しっとりやわらかなパンで焼きそばが…辛モツが…他の具材が手に手を取ってマイムマイムを踊ってる!″ などなど、『孤独のグルメ』もかくやというワードセンスが光ります。 また「ほぼ東京の私」と書いて「県南の私」と読んだり、 ″どういうこと!? 7万5千の蕨市民を敵に回したわね″ といったセリフなどから滲み出る県南民のプライドがたまりません。ニッチな県民性からしか取れない栄養があります。 わらじかつ、五家宝、大宮ナポリタン、味噌漬けまんじゅう、川幅鴨汁うどん、なまず料理、雪白体菜などなど、さまざまな埼玉名物を知ることができます。 また、渋沢栄一記念館や大高鳥山などさまざまな観光名所も出てきて、埼玉県民でないとあまり詳しくは知らないであろう埼玉県内の地図にも読むだけで詳しくなっていきます。 田山うどん、東武動物パーク、はにゅう水族館、ふっかちゃん(シルエットのみ)など、ところどころ固有名詞に配慮は感じますが、わかる方にはきっと全部伝わることでしょう。 グルメが中心ではありますが、男にモテる主人公の着拒芸も見どころです。 この解像度で、全国のいろいろな都道府県のグルメマンガを読みたいなぁと思ってしまいます。

生きとし生ける

門司港の空と海と人を照らすもの #1巻応援

生きとし生ける
兎来栄寿
兎来栄寿
7ヶ月前

戦時中から今に繋がる人間模様と、小説家の業が交錯する物語です。 40歳の売れっ子小説家・古賀照人が、祖父のルーツを辿って北九州・門司港を訪れ、実家の居酒屋を手伝いながらアイドル稼業を行う望と運命的な出逢いを果たしていきます。 照人は、祖父が「書かずにはいられなかったもの」を求めて過去を手繰っていきます。人間誰しも自分のルーツがあるもので、それを巡る部分は普遍的な感慨を与えられます。映画化もされ売れている小説家でありながら、祖父の文章から感じるただならぬものの正体を知るために門司港まで来る執着。そして、ある人物からは「傲慢」とも称される小説家としての性質。穏やかな性格の内に燻るものに興趣をそそられます。 戦争については実体験を語れる人もどんどん鬼籍に入ってしまっており、話を聞ける内に聞ける人から聞いておくべきだと強く感じます。教科書に書かれている歴史的な事実は事実として、当時を実際に生きた人の所感はまた違ったもの。本州初めての空襲として知られる門司への空襲ですが、それを6歳のときに体験しているシゲさんが高射砲や曳光弾の光が空を照らすのを見て「きれい」と思った素朴な感情などは、不謹慎で不適切だとして教科書には載らない類のものです。しかし、それは確かにそこにあったものでもあります。そうしたものをいろいろな形で残しておくこともまた意義あることです。 生と死をより身近に感じられた戦時中から連綿と続く人間関係が織りなす数奇な物語、その中で鮮烈に生じたさまざまな感情に惹きつけられます。 戦争を戦っている最中には、まさか曾孫がアイドルになるなどとは想像もできなかったでしょうけど、少なくとも子々孫々の繁栄と平和は祈っていたことでしょう。そして、結果的には日本は今世界の中でも有数の平和な暮らしを享受できています。その礎を築き上げてくれた先人のことを想い、改めて感謝を捧げたくもなりました。 歴史ある門司港がたびたび美しい筆致で描かれるのも趣深さがあります。人間ではなく門司港の海と空にフィーチャーした、淡い色彩の表紙も文学作品との中間のような印象を与えられ素敵です。私はこういう色合いの空が大好きなので、実際に現地で見てみたいと思いました。ついでに、瓦そばも食べたいです。 生きる上で忘れてはならないものを、思い起こさせてくれる作品です。

魁!!男塾

民明書房 よ永遠に

魁!!男塾
名無し
10ヶ月前

学校である必要があるのか?と思うほど破天荒な荒くれ学生を集めた男塾。 当然学生は勉学などせずに、何故か次々と現れる謎の格闘集団と戦いを繰り広げる。 倒せば魅力的なキャラは仲間になり、次に更に強大な敵が現れるというバトル漫画の王道だった。 バトルにアクセントをつけたのは、新たな敵の格闘術の解説に引用される民明書房! 昔、1年上の不良に伝説を見ていた世代のオッサンなら誰でも知っているはず。 胡散臭い解説とアナグラム満載の当て字の流派名や起源をいかにも史実のように大真面目に記載しているのが最高だった。 ネットが無かった時代に盗用とか捏造とかを遥かに超えた偉大な架空書房よ永遠に!

京都と猫と、まだ見ぬ色と

「京都と猫と、まだ見ぬ色と」感想

京都と猫と、まだ見ぬ色と
ニーナ
ニーナ
10ヶ月前

あまり味わったことがない、不思議な読後感だった。…とりあえず読むと必ず京都に行きたくなる、とだけは言っておく(笑)。 京都の伝統色にまつわる7つのストーリーが描かれているのだが、色彩豊かで眺めているだけでも楽しいし、マンガを読む…というより、絵本や詩集をめくる感覚に近い気がする。わりと想像力も掻き立てられるので、人によって様々な解釈が出来そうなところも面白いと思った。

ファントムバスターズ

ゴーストバスターズ・リスペクト

ファントムバスターズ
ゆゆゆ
ゆゆゆ
8ヶ月前

コレシキが実はおばあちゃん子のクォーターとか、モガリの突飛さが弾けてるとか、読み切りで高まった期待に答えてくれる連載版! 第一巻では読み切り『ファントムバスターズ/読切版』で活躍した四人が集合完了。 そして、なにか騒動が始まりそうなところで終わってしまった。読み足りない。 モガリが悪霊を喰う様子が、大変よく喰っていて、視える人は大変そうだなあと思ってしまった。 そして第一巻帯にある作者コメントに笑ってしまった。 青春青春しているけど、ものすごく幽霊だけど、そんなこともあるよね☆

ファントムバスターズ/読切版

他のストーリーも読んでみたい!という気持ちになる

ファントムバスターズ/読切版
ゆゆゆ
ゆゆゆ
10ヶ月前

イタズラ好きそうな男子高校生4人が、仲良く真面目に悪霊退治。 霊感0の広報経理係と、視える人と、話せる人と、除霊する人。 ふざけているように見えた冒頭の除霊。 読み直したら、最初の除霊のときもちゃんと、除霊する人を視える人と話せる人が触れてるし、除霊する人は除霊している。 チャラいので除霊にはさっぱり見えず、悪どそうに見えるけども。 仰々しくやらないと技術料は不満をもたれやすい、と似ているのかもしれない。 よし、連載版の一巻を買って読むぞ!という気持ちになれる読み切り。 連載ではどんな展開が待っているんだろう。 おもしろいなあ。

男前ヤクザが狙ったノンケを飼うと、こうなる。【完全版】

男前ヤクザの執着と溺愛と家族愛

男前ヤクザが狙ったノンケを飼うと、こうなる。【完全版】
るる
るる
約2ヶ月前

2巻まで既読。 この作品はずっと単話のままだったのが ようやくこうしてまとまってくれて嬉しい☺️ 薄幸な宇野くんはピンチを高校の同級生、 岩倉くんから助けられてのロックオン。 岩倉くんは高校時代、宇野くんに 片思いしていたから今度こそ絶対に逃がさない、 的にとにかく過保護、執着、溺愛のコンプで 宇野くんの心をゲット。 この作品の良いところはたくさんあるけど、 まずは岩倉くん、カッコいいのに宇野くんが絡むと見境なくなってとたんに残念になる😂 助演男優賞と言いたいのは佐竹。 家業がヤクザだからたまにきな臭いテーマが 出てきたりするけど佐竹がマイルドにしてしまうし 良いキャラしてる😆 私は密かに相沢さんのファン。 ヤクザというのを除けばインテリで大人でカッコいいわー😍 2巻は宇野くんの危機で終わった。 3巻既読。 宇野くんしょっちゅう狙われる。 岩倉くんの又従兄弟の樹は薬のせいもあって 宇野くんが邪魔になったらとことん邪魔で冷静になれずに犯罪犯してまで宇野くんを襲った。 しつこかったから終了。 岩倉くんどころか宇野くん可愛がってる岩倉祖父からもガッツリ潰された。正直ザマー。 後半は岩倉父と初対面でやり取りにもらい泣き。 宇野くんの素直さ、健気さにみんながヤラれてるw 最初は息子を見合いさせようとしていた父までも宇野くんに落ちた。 宇野くんの存在で岩倉父息子の間の氷も溶けた。 祖父、父息子の岩倉家の宇野くん取り合いが微笑ましい。 4巻既読。 岩倉母と初対面。豪快で気持ちが良い人。 そして相変わらず岩倉家で宇野くん争奪戦が繰り広がっているのが微笑ましくて大好き。 岩倉家の養子になって大阪に移住。 相沢さんが一緒じゃないのが寂しい😔 ただ岩倉祖父が宇野くんロスで大阪まで相沢さん引き連れて戻ってくる。 相沢さんとアイコンタクトで嬉しそうな宇野くんめちゃくちゃ可愛かった🥰 ヤ◯ザなんだけど、相変わらず非現実的にフワフワ穏やかで読んでて楽しい。 5巻既読。 今巻は深刻な問題は起きずほぼ平和。 半分くらい野球試合の話。 が、相手が「バックにヤクザがいるんだぜ」と脅して悪事を働くチンピラだった。 岩倉一族が軽く🤣反撃して正当に生きていくように(誰もいなければ受け入れる姿勢で)諭す方向なのがファンタジーでとても良かった。 (現実には無い気がするよw) そして宇野くんの天然フワフワオーラは岩倉家内に留まらず関わる強面をみんな落としにいく😅

魔女のスープ

魔女はスープで人類を滅ぼしたい!

魔女のスープ
名無し
10ヶ月前

朽ちてしまいそうな魔界樹を、毒入りスープで人類を滅ぼし地球に植え替えようとします。そのために人間に扮してとある学校に忍び込む魔女のエルド。しかしエルド作のスープは人間に大不評でさっそく壁にぶち当たっていたところ、同じクラスの不良少年が作ってくれたオニオンスープの美味しさに感動。オニオンスープを作る場面は完全にグルメ漫画だったけど、人類滅亡計画はどうなるのか…!!??

鬼に食わせばきび団子

ちょっと古めかしい

鬼に食わせばきび団子
名無し
10ヶ月前

絵柄の雰囲気もあり、10〜15年くらい前の空気感があるギャグ。バイトにやってきた少年、何を言っても前向きに受け取って笑ってる狂気性があるのは良かったけど、ところどころで普通の人の顔をするところがちょっと中途半端かなと感じた。少年の狂人ぶりがもっと徹底してる方が自分は好み。

走り出す花びら

何もできない自分も変えられていくはず

走り出す花びら
Nano
Nano
10ヶ月前

Twitterで流れてきて、絵可愛い~なんて読んでみたらめっっちゃよかった…! 留学といった話は学生時代に自分の周りでも聞いたことはあるけど、実際に留学する人たちはこんなに大変なんだと驚きました。外国で知り合いや親戚といったツテがあったり、知らない国でも臆さない性格の人からすればとても些細なことかもしれないんだけども。日本語学校の自己紹介でも、顔を真っ赤にしてしまう主人公からすればどれも重大なんだなあと読んでて伝わってきました。 知らない国でひとりきり、なんて絶対不安だし怖いけれど、そんな中でも走り出した主人公がとってもかっこいい。留学だけに関わらず、どんなに知らない分からない事でも頑張ってみたくなる、よい作品でした。

もっとみる