ピタとポロ

メルヘンファンタジー×殺し合い…!

ピタとポロ
名無し
8ヶ月前

可愛くてほのぼのな世界観かと思いきや、いきなり殺し合いをしなければならないバイオレンス展開に。しかし読んでみるとギャップの面白さを狙ったというよりも、あくまでも主人公ふたりのピュアで平和な気持ちが、突然押し付けられた理不尽なルールを打ち壊してく、というようなもの。 これはストーリーには関係ないけど、あのでかい生き物の顔がどうしてもカレー沢薫先生の絵に見えて仕方なかった。

ハルスケル

変態しかいない異能学園ギャグマンガ

ハルスケル
六文銭
六文銭
約1ヶ月前

性的興奮を覚えると透明になる教師が主人公。 字面でおうと「やべー奴」っぽいが、実際は超がつくほどの真面目で、この能力を活かして学園内に起こるトラブルを解決していく展開。 「生徒の春を守る」 という、謎のミッションを掲げている正義漢。 このクソ真面目な顔と動機をしておきながら、透明になるためには当然、全裸になる必要があり、生まれたままの姿で学園内を徘徊する姿。 また童貞という特性もあって、ちょっとした刺激で興奮する滑稽さ。 ここにめっちゃハマりました。 生徒同士がいちゃこらする展開では、陰ながら全裸で見守り、随所に尻とか局部がでて、読み手が生徒の会話に集中させないのも、いとをかしです。 同じような能力をもつ人間(生徒とかで)も現れてきて、学園内の事件を解決する面もありますが、基本ギャグ路線なので、バカというよりはおバカな漫画が好きな人にはおすすめです。

みょーちゃん先生はかく語りき

ポルノ原理主義

みょーちゃん先生はかく語りき
江戸川
江戸川
8ヶ月前

ネタバレ含まないように内容には触れず。 タイトルは、ニーチェの名著「ツァラトゥストラはかく語りき」から取ったのは明らかだが、内容は一切関係ない。 気持ちいいくらいポルノ(商品)として作っている作品。 たくさんの美少女たち(年齢は違うが、造形は全て幼さが残る女性たち。エイジズムを感じさせる)が、性にまつわる話しや実践を行う。読者は傍観者であり、覗き見している感覚にさせる。劣情の煽り方がうまい。 ニーチェの言うところの「深淵」はない。深堀りするのが野暮なほど、ポルノに徹している。 こういうお粗末でシンプルな作品は、気持ちいいので嫌いではないが、哲学的に考察することが趣味なので、あえて違う角度から。 ポルノに徹するこの作品、ある意味、漫画家たちの高尚なものを作りたいという有りがちな心情へのアンチテーゼに思える。 なぜニーチェの言葉を引用したのか。 「神は死んだ」という有名な言葉があるが、作者は「高尚なものの存在価値は死んだ」と、言いたいのではないか。 ある意味、正解である。 漫画を通して、何かを伝え、誰かを救ったり世界を少しでも良くできるか? 非常に難しいだろう。 それならば、一日の疲れを癒やすようなサプリメントのような役割に徹する。そちらのほうが役に立つのではないか、と。 間違っていないような気がする。 しかし僕は、宮崎駿や高畑勲などの「漫画やアニメという媒体は、思想の伝達のツールとして有能」という理由からの、ある種のアンガージュマンに感動する。 日本はもう下降する一方だ。景気のいい時代のように、考えないままでいるわけにはいかない。「パンとサーカス」を与えている場合ではないのだ。 商業主義、拝金主義に迎合せず、使命感を持って、血も滲むような努力をしながら、「微かな可能性」にかけて制作する作家たちを応援したい。 ニヒリズムに陥って居直る作家たちよりも。

DEATH NOTE モノクロ版

厨二心を大いにくすぐられます

DEATH NOTE モノクロ版
あいざっく
あいざっく
8ヶ月前

前作のヒカルの碁とは、絵柄もストーリーもガラッと変わっていて、(まぁ原作者は違う訳ですが) その振り幅に驚きつつも魅了されました。 ノート1冊で人の命を操れるなんて、当時の自分にとって衝撃的で、バチバチの頭脳戦もすごく面白くて、常に「次はどんな展開が繰り広げられるんだ?!」とワクワクしながら読んでいました。 主人公の月や、好敵手のLに主にスポットが当たっていると思いますが、他のキャラもとっても魅力的で、1番好きなのはミサミサです。 見た目も性格も可愛いすぎる、、、 あと、何気にリュークの性格好きです。 最後の展開とかも、リュークの性格かあったからこそ成り立った結末だよなと思ったり。 余談ですが、先日のデスノート展も行ってきました!! 色々語りすぎてしまいましたが、 ストーリーも、小畑健先生のイラストも最高で、 ずっと大好きな作品です。

ポケットモンスタースペシャル

ポケモンの漫画で1番好きです

ポケットモンスタースペシャル
あいざっく
あいざっく
8ヶ月前

昔からポケモンが好きで、漫画も色々読んでいましたが、その中でもこの作品が1番ゲームの世界観に近かった印象で、ゲームでのドキドキ感と同じドキドキ感で読めるところが好きでした。 これを読むと、自分の世界にもポケモンがいたら良いのにな、、、という気持ちがより強まると思います。 赤緑世代からやってる人は勿論懐かしくて面白さ倍増だと思うのですが、 やっていなくても十二分に楽しめる作品だと思いますので、 ぜひぜひ皆さんに読んでいただきたいです。

J⇔M ジェイエム

『ヒナまつり』著者の新作は女子小学生と入れ替わった殺し屋の話

J⇔M ジェイエム
六文銭
六文銭
8ヶ月前

『女子高生除霊師アカネ!』が別紙で連載していたので、てっきり移籍したかと思ってましたが、引き続きハルタでも新作が出てきたので作家ファンとしては歓喜しております。 おっさんと少女という構図は『ヒナまつり』同様だが、本作は殺し屋と家庭にトラブルを抱えた女子小学生。 それが、ある日、階段が落ちた衝撃で人格が入れ替わってしまい、女子小学生殺し屋が爆誕してしまう。 同時に、外面は強面の殺し屋だが、中身は女子小学生もできあがる。 といったように、外見と中身のギャップがすごく、全体的に絵面がシュールなのが特徴で、『ヒナまつり』同様、この作家独特の絶妙なクスリとした笑いを誘ってくれます。 (この作家さんでしか、摂取できない栄養がある気がする。) とりわけ、女子小学生のほうが、いわゆる毒親環境なので、中身が殺し屋になったことで、母親との関係をどう変化させていくのか?が気になる。 今後が楽しみな作品です。

極上!!めちゃモテ委員長

小学生女子のオシャレのバイブルかも?

極上!!めちゃモテ委員長
あいざっく
あいざっく
8ヶ月前

ちゃおで連載当時呼んでいたのですが、美容について結構細かく書いてあるので、自分含め周りの子も影響を受けていた記憶があります。 色々事件とかトラブルが起こるのですが、それらを美容知識・テクニックで解決していくのが若い女の子からしたら、身近なテーマに感じるし、希望を持てるというか、前向きになれる作品の1つだったのかなと思います。 アニメも見ていたのですが、オープニングが今も耳に残ってます笑

キュン!したらちっちゃくなります

ちっちゃくなるシリーズ

キュン!したらちっちゃくなります
るる
るる
3ヶ月前

前作「溺愛御曹司はツンケン部下に熱烈求愛中」とは接点がない全く別の話だけど片方が小さくなるパターン。 これがまためちゃくちゃ可愛い!!! ストーリーもとても良い! 貴族のルイは何でも持っていて何でもできるパーフェクトに見えて、それは幼少期の孤独が元で本人が努力したもの。 家柄と容姿目当てで近づいてくる人ばかりが周りにいたから、そういう下心がないさくらくんの存在は特別だったんだな。 さくらくんは彼で子供の頃からの研究者気質のせいで周りから遠巻きにされて孤独だった。 口では何だかんだ言いながらも、嫌わず甲斐甲斐しく世話してくれるルイは運命の人。 お互いがお互いの存在で孤独を埋めたようでお似合い。 なによりミニチュア・ルイが可愛すぎる😍

じゃりン子チエ【新訂版】

なぜ今じゃりン子チエを読むのか

じゃりン子チエ【新訂版】
ゆゆゆ
ゆゆゆ
8ヶ月前

令和になって、若者の間で人気が再燃しているらしい。 作者さんの子供時代の背景が含まれた漫画と考えると、「ちびまる子ちゃん」と似たような感じだろうか。 言葉が悪くても、子どもが働いて親を養っていても、よくみたら周りの大人で全うに働いている人が少なくても、身内に対する優しさが感じられる。 ちなみに私がじゃりン子チエを知ったきっかけは、ある日突然、父親が買ってきたゲーム。 なんじゃこりゃと尋ねたら、父親がこういう名前の漫画があるんだと説明してくれたと思う。 チエちゃん視点のゲームだったが、何をしたら良いかわからなくて、堂々めぐりを繰り返した。 小学校低学年には難しく、ほぼ進まなかった。 でもあのホルモン焼き屋の内装と外装、みんなチエちゃんに優しかったことと、小鉄は覚えている。 「じゃりン子チエ」についてはゲームくらいしか知識がないまま今にいたり、なんとなく読んでみたらおもしろかった。 関西弁と人情物というと「大阪ハムレット」も良かったけど、より元祖というべきこちらもとても良い。

ゴールデンカムイ

次の旅行は北海道にしよう

ゴールデンカムイ
alank
alank
8ヶ月前

映画化記念(?)にヤンジャンアプリで無料化されていたので一気読みしました。 北海道の自然、アイヌの文化、明治維新前後の時代背景。迫力満点です。鶴見中尉がトンボみたいになってたり、鯉登お父さんがフレディマーキュリーみたいになってたり、所々に散りばめられている作者の遊び心も最高。 でも一番残ったのは、信じる心のあり方について。鶴見中尉の部下から信頼の得方、杉元とアシリパの相棒としての信頼、カムイの存在を信じるアイヌ。信じる心は強さにつながるのだな、と。 暴力やエログロ描写はそれなりにありますが、面白いです。おすすめです。アシリパかわいい。

溶けないでよ蛇ノ目くん

のっぽでコワモテで、「溶けちゃう」蛇ノ目くん

溶けないでよ蛇ノ目くん
nyae
nyae
8ヶ月前

トーチ漫画賞の大賞受賞作の読切を改題して連載化したものらしいです。 カラーの扉絵?からイメージしていたよりも絵柄がペンでガリガリアナログ描きって感じの渋さです。内容としては(今のところは)なぜか身体が溶けちゃう体質の蛇ノ目くんと、バイト先の年下先輩の花邑くんとの微笑ましい交流です。BLっぽさも無きにしもあらず。 蛇ノ目くんの体質の秘密は後々明かされる…のかな? 溶けると水みたいになるから、氷なのかなと思ってるけどいわゆる雪女みたいな感じでもない。不思議な蛇ノ目くんには独特な魅力があります。

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