来陽と青梅
一端の子
「発言とは リスクと可能性が共存している なんらかの変化をもたらす行為である」。 女を好きになった(なってしまった)女たちの、"言葉にして伝えること"について描くオムニバス。 歪んだ愛情や執着もあれば、女を好きになる瞬間のお話もあり、百合の幅が広い。特に第3話の「無題」が好き。
1冊で1晩の出来事とか斬新💦
3巻まで既読。 読んでみたら本当に1晩が1冊になってた。 そこに上手く過去の回想が入り込む感じで。 何年も両片思いしてた2人が濃い一晩を過ごしたら尚更忘れられないよね、って話。 そして驚くほどほぼ致してる😂 ほとんど二晩の出来事なのに時間は経っているから3巻では同棲。 (ただ会社内ではちょっとマズいと思うのです。) 4巻既読。 またしても社員旅行の一晩で丸1冊😂 今回は取引先エリートのユジンが登場。 鳴海がスカウト、しかもイケメンで田那辺が嫉妬。 しかもそのユジンが2人の会社に入ってきた。 うーん、次巻つまらなそうだな。
クロネコが人間になったら
可愛い! こんな可愛い話にケモミミ、ハピエンとか最高過ぎた😻 クロネコのコテツはペットショップ店員の岡崎さんに片想いしてたら人間になれちゃったけど、耳と尻尾は残った状態。 中途半端なままだから告白もできずにいたけど、元々猫好きの岡崎さんだから真実を知っても受け入れてくれた。 それどころかモフモフと可愛がってくれる。 幸せそうなコテツもコテツにドキドキしちゃう岡崎さんも本当に可愛くて読了感も良き。(語彙力😓)
ゾンビだらけの世界でやりたいことをやる
ブラック企業で死んだような生活をしていた主人公。 ある日謎の感染によってゾンビだらけの世界になってしまい、そこで絶望するどころか、会社にいかなくてよくなった解放感で、これまでできなかったことをやっていこうという話。 荒廃した世界の中で、なんとも前向きな話。 ただ、自分もいつ死ぬかわからない状況になったら、将来とか老後とか考えずに今何をしたいかを優先するんだろうなと思うと納得できる。 ゾンビに襲われる描写もあるが、そういったパニックホラー的な話よりも、それ以上に「生きること」にフォーカスしている感じが良い。 主人公のブラック企業から解放だけでなく、友人のケンチョは本当はお笑い芸人になりたかったとか、 ヒロイン・三日月閑も、厳しい父親の教えから、やりたいことよりもやるべきことを優先されて生きてきたことからの解放も描かれたり、登場人物何かしら縛られていた環境や過去から脱却は、読んでいて気持ちが良い。 人間何かしら不自由だったり、制約があるなかで生きてますからね。 こんな世界にならないと、やりたいことを思いっきりできないのは弱冠悲しいが、だからそ登場人物たちが生き生きしている様がイイ。 読んでいて元気になる作品です。 アニメや実写化などメディア展開も華々しい作品なので、そちらもチェックしたくなりました。
どうして田舎で平穏に暮らさせてくれないの
聖女を害した罪で処刑となり、処刑前に相思相愛と思っていた王太子様に胸を刺されて死んだはずが、子供時代に戻っていた主人公。 生々しい記憶から、王太子とも聖女とも関わりのない生活を故郷の田舎でしようと思っていたのに、なぜかそうはうまくいかないようで。 二度目の人生、王太子の態度が悪すぎる。 聖女はなんだかやっぱり嫌な人。かわいらしいんだけど。 大どんでん返しで、ザマァで、ハッピーエンドになるんだろうなとわかっていても、不遇さがいたたまれない。 原作のほうも読んでみて、狂気の愛だなあと思ってしまった。
下町日和
※ネタバレを含むクチコミです。
題材はゲスいが謎にエモい
およそ、男が集まって酒飲みながら話すようなシモい内容なんだけど、どこかエモいから不思議な作品。 やれたかも ということで 実際やっていない(やれなかった) という点が、ピュアに感じる点なのかもしれない。 大人の関係にならず、少年時代の初恋に近しい印象をうける。 また、ただのエピソードの紹介だけでなく、「やれた」か「やれたとは言えない」の評価をしてくれるのも面白い。 3人の審査員で、「やれた」と全肯定する人もいれば、「やれたとは言えない」を出して全否定する女性もいる。 そして、この女性が的確すぎて現実に戻されるのも一興です。 なにはともわれ、 やれなくても、その妄想だけで楽しめるのが男なんすよね。 その妄想がつまった1冊です。 まったくもって追体験できるようなものが、私の過去にはありませんが。
囚われの戦士と王子の亡命
アランの母親が違うのにも関わらず兄弟3人仲良かったのに、アラン母が息子を王にしようと画策したせいでアランは地下牢に収容されていたマタラの戦士サロウに頼んで一緒に亡命する。 マタラの土地に異分子は入れないからアランはサロウの婚約者として行動するけど、その内2人の間に友情以上の気持ちが芽生える。 アランはマタラのみんなに素性を話せたのかな。 アランの事情を知ってるからより一層ランベールは異教徒への対応を緩くしようとしてくれてるのかな。
羽を捥がれた天使が地上に降りてきた
靴職人ターナーが公園で拾ったイケメンは元天使のベニーだった。 人間界での常識や生活をターナーが教えていく中で2人の気持ちに変化が。 ベニーが長期旅行から無事に戻ってきたのに今度は天使としての記憶を消すためにミカエルが来て、ターナーとは関係が面倒なルシファーまでやってきた。 この辺りから誰が本当は誰で、みたいなのが理解できなくなった。 ベニーとミカエルは本当に兄弟なの? ルシファーはベニーのこと「自分自身」て言ってたけどどういうこと? 全く理解できなくて話の本筋に感情を持っていけなかった。
読み進めるほどはまっていくと思う。
トラックにはねられたと思ったら、拡声器が3人の目の前に。 毎日3人握手すれば、生きられる。簡単そうで初めて会ったばかりの人達。それは難しい。0時間際になると、拡声器が目の前に近付いてくるし、恐ろしや。 しかし控えめに言っても、読み応えあるし面白かった。 人付き合い苦手な子、社交的(に見える?)子、高校生の男の子。現実ではあり得ない出来事なのに読むほど引き込まれる〜どんな結末になるの〜 今のところ毎日握手出来てるけど、ここから話がもっと複雑化してくるとしたら、、人生、山あり谷あり。 どうなっていくのでしょう。
通り過ぎてはいるけど
こんなことを言ったら主人公にぶん殴られそうだけど、非常に女の子だなあと思いました。 女の子であることを面倒くさく思ったり諦めたりうざったく思いながらも、自分の中にそういう部分があると気づいている感じ。自分の中にあるものも外にあるものもうざくて邪魔くさくて全部刺しちゃう感じ。自意識。 かわいらしくもあり恥ずかしくもあり痛々しくもあり、身に覚えがあるようなないような気持ちになります。 通り過ぎてしまった人もしくは理解できない人じゃないと、この作品をサラッと読み流すことはできないかもしれません。 通り過ぎてしまったつもりだけど、まだちょっとウワーってなる感じがあります。自意識。
八咫烏一族が織りなす異世界ファンタジー
※ネタバレを含むクチコミです。
俳優パパと子役上がりの脚本家
評判聞いてて楽しみに、でもあまり情報なく読み始めたけど、育児BLではないかな。 もう思春期でちゃんと自分の気持ちも言える年齢。 そんな海香が密かに認めているのが子役上がりの売れてない脚本家の司之介。 歩く性的コンテンツとも呼ばれている海香の父、香のことが子供の頃から一途に好きで色々あって同居もしている。 香も「司之介が夢見ている香」を演じるほどに好きだったわけだけど、自分が知っている香が「本当の香」ではなかったことに司之介はモヤってしまう。 そんな2人が両思いになって仕事に邁進しつつキチンと気持ちを伝え合うまで。 海香のサポート(愚痴聞き役w)や香父、元奥さんまで登場するけど、意地悪なクラッシャーがいないので読んでて楽しかった。
ゲームの最強魔王転生もの
ゲームの最強魔王に転生したが、この先の展開を変えるために魔王を辞め、悠々自適な冒険者生活したり勇者助けたり、国救ったりと!はちゃめちゃ最強転生もの 最強無双をしつつ、この世の常識不足な力量ではちゃめちゃに進んでいく物語は飽きずに楽しめました やっぱり最強無双系って難しいこと考えないで読めるからどれも楽しい作品多くて良いですね
ラスボスがヒーローを鍛える真の理由とは? #1巻応援
『グリーングリーン』、『私立アキハバラ学園』、『CARNIVAL』、『グリザイアの果実』などのフロントウィング作品や『神様家族』、『南青山少女ブックセンター』などでも知られる桑島由一さんが原作、『オヤマ!菊之助』の瀬口たかひろさんが作画を担当する作品です。 昨シーズンは『16bitセンセーション』が放映されさまざまな郷愁に駆られていましたが、昨日は『同級生2』のリメイク発売が発表され『夜勤病棟』リメイクが発売。『ヘブンバーンズレッド』は『Angel Beat's』との第二弾コラボで盛り上がっており、往年の界隈の熱が現代にも感じられることに目を細めます。 田中ロミオさんや丸戸史明さんなど強い作家性を持った方々もマンガ原作という形でも活躍する昨今、桑島由一さんも参戦してきたのは熱いです。 1ヶ月前に天からの啓示を受けて、悪と戦う正義のヒーローとなった3人の少女たち 「シールド」の渚楓花(ふうか)。 「スピード」のジュリ。 「パワー」の奏音(かのん)。 そして、彼女たちを統べるアルペジオ。 しかし、悪の組織"髑髏団"のボス・ダークスカルの圧倒的な力に完敗した後、名前や衣装にダメ出しされ説教を受けてしまいプロデュースされることとなります。 ダークスカルがなぜ、敵である彼女たちに手を掛けて強く鍛え上げるのか? その裏には確固たる使命と目的があり、さらにその部分にもさまざまな裏がありそうで、類似する要素を持つ他の作品群との差異化が図れています。この辺りはやはり別の畑で長年経験を積んできた方々特有のセンスと地力を感じさせてくれるとことで、大きな見どころとなっています。冒頭にとんでもないカットバックがありますが、それが夢オチ的なものでないとするならそこに至る関係性の変遷などの過程、その前後も楽しみです。 また、細かい掛け合いにも味があります。 「神話からの引用はもうお腹いっぱいなんですぅうぅう!」 「七つの大罪もだ」 「タロットカードとチェスからの引用もな」 「不思議の国のアリスもです!」 というメタい会話など、好きです。 なお、キャラで言うと私は当然奏音ちゃん推し。世界の半分を敵に回すことを覚悟で言うと、奏音ちゃんには常にメガネを外して髪を下ろし黒髪ロング状態でいて欲しいです。ひとりだけ効果音にやたら「むち♡」「むちちっ…」と付けられる彼女の体の描き方は、瀬口たかひろさんの精髄を感じます。一方で、彼女たちの能力を発動する際などの気合の入った作画は迫力満点です。 巻末で「続巻は怒涛の展開」と言及されており、今後のストーリーがとても楽しみです。
個人的には後半失速した感
単話がまとまるまでずっと待っていた作品。 ようやく読めた😊 まー勇生が可愛いこと! そしてはる先輩がカッコいいのにあほ可愛い😂 これは両思いになるまでがピークかな。 なぜなら雨宮の存在が不快だから。 アレがいない方がもっと楽しかったよ。
不思議なゆうなぎ
ひとコマひとコマが可愛い。 「不思議な日々がなくてもあなたと一緒なら」という帰結はありきたりながら一番良い。
アントロポセンの犬泥棒
相変わらずの面白さ。漫画表現の多彩さに磨きがかかる。 判型と装丁の変態さは物理で持つことを強要してくる。 「犬泥棒」、「美しいひと」が好き。
日本の民話
本宮流のむかし話を書いてほしい。
ずっと怖え〜
講談社の方でいろいろ描いていた方ですね。この度スペリオールに降臨されました。もう衝撃作としか表現しようがない。設定はもう奇想天外というかそんなことあるかい、なんだけど、そういうものか〜と受け入れようと思えばできてしまいそうな恐ろしさもある。完成形になってしまえばいいけど、過程が何よりも嫌ですね笑
クイーンフェニックスの感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 定期的に読み返しているがいつも全く内容を覚えていないので新鮮な気持ちで読んでしまうな。週刊少女コミックで連載していたというが人が死にまくるね。ちょっとマイルドな「ウイグル無頼」と思えるぐらい死んでいた。 ・特に好きなところは? 名前は出ていないと思うがバステトに反抗して村を出ようとした際に生き残った奴。こいつが主人公と言ってもいいくらいだ。復讐の鬼だ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 週刊少女コミックで連載していたからカテゴリとしては少女マンガになると思うがそれ以上に横山光輝のマンガとしか思えない内容だった。
終わってる女の乾いた毎日
こういう女性が主人公だと、いらねーアドバイスしてくるような人が出てきがちですが、そういうキャラをわざわざ書いてないところが良い。主人公は大学生?なのかな。なんでバレーしてるのかとかもよくわかんなかったけど、どこか親近感を持ってしまう自分もいました。自分の顔面ぶん殴って鼻血出してるところ笑った。
ブラッディ・アイ-晒されてシネ-の感想 #推しを3行で推す
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 「トレース 科捜研法医研究員の追想」が面白かったので読んだがこっちの方が内容としては好きかもしれん。適度なゲスさと高潔さが両立しているし読みやすい。 ・特に好きなところは? 3巻。今までの伏線が回収されつつ最後にもう一回面白くなるからね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最近読んだサスペンスマンガで面白いの何?って聞かれたら「ブラッディ・アイ-晒されてシネ-」というね
友達だと思っていた子からのアウティング描写が辛く、読んでいてもメンタルをやられてしまうので気分が安定している時に読むべき。デビュー作で「自分から言葉にして伝えること」を描いていたのに対して、今作では他人からのアウティングを正面から描いている。 同性愛者当人である淳と同性愛者に人生を壊されてしまった心とのダブル主人公でやりたかったのかな…?と思うが、描き切れていない感じも。 現役大学生作家としてデビューした深山はな先生、まだ別の作品も読んでみたかったが、これを最後に筆を折ってしまったようで残念。