阿波連さんははかれない

距離感が掴めない阿波連さんとのハイスクールコメディ

阿波連さんははかれない
小松菜290円
1年以上前

『デンキ街の本屋さん』などの水あさとがジャンプ+で連載しているマンガ。ラブコメかと思いきやラブ成分は控えめで阿波連さんとライドウくんの姿が面白かわいいハイスクールギャグの方がしっくりくる。 身長も声も小さい阿波連さんと隣の席になったライドウくんが彼女に声をかけてみたところすごく仲良くなれたんだけど、次の日になったらよそよそしくなっていて…という話の始まり方。 不器用で距離感の加減が出来ない阿波連さんと、物静かでたまに何考えてるかわからない阿波連さんの真意を探りながらどんなことがあっても全力で(楽しみながら?)受け止めるライドウくんのやりとりがとても微笑ましく楽しい。

数学少年少女

『数学少年少女』 ULTRA CLUTCH モーニング2017年36・37号

数学少年少女
名無し
1年以上前

THE GATEで奨励賞を受賞したULTRA CLUTCHの読み切り。 数学オリンピックに出ることが目標の転校生小野田と、数学が好きな女の子麻木マミの数学青春ストーリー。 数学をきっかけに、クラスから浮いている問題児2人が友情を育むところが爽やかで良かった。 高校時代に戻って数学やり直したい。。

劉備徳子は静かに暮らしたい

こんなに可愛い曹操がいるか!

劉備徳子は静かに暮らしたい
mampuku
mampuku
1年以上前

 激しくデジャブを感じる設定ではあるが、少女漫画だけあって肩の力を抜いて読める。メタネタ小ネタが三国志に限らず節操なく満載で、と思えば人工呼吸で初キッスしたり隙あらばお姫様抱っこされたり、少女漫画であることを忘れない謎の安定感。  またご覧の通り劉備(表紙まんなか)がおにゃのこおにゃのこしていて可愛らしく、関羽(左)も彼は彼でイケメン童貞という少女漫画としてそれはどうなんだと突っ込みたくなるジャンルと、みんなキャラが立ってて面白いです。

監獄学園

あごなしゲンさんと同じ作者だとは

監獄学園
クリーミーオニオン
1年以上前

この漫画の作者があごなしゲンさんと同じ作者だと知ったのは読み始めてだいぶ後のことです。画力が上がり過ぎていて驚きました。 内容は男にとっては共感できるんですが、すごい下ネタも多いし、アホらしいんですが、この圧倒的画力によってすごいギャグとして成立していると思います。特に裏生徒会編は名作です。 連載開始時はこんな長期連載になるとは思ってなかったです。いつまで、この作者がギャグ漫画を続けられるか期待して読んでます。ずっとアホなことを考えられるこんな大人になりたいものです。

移ろう時の中で

『移ろう時の中で』比良賀みん也 週刊少年ジャンプ2017年35号

移ろう時の中で
名無し
1年以上前

手塚賞準入選の作品。バンドで成功することを夢見た25歳の男が、挫折して地元に戻って来たら山の神と出会い…というお話。 昔の祭りにもう一度活気を取り戻すため奔走するという爽やかさなファンタジー感あふれる漫画だった。 心理描写が丁寧で、ジャンプでは珍しいタイプの作品。

日ペンの美子ちゃん

『日ペンの美子ちゃん』服部昇大 ヤングジャンプ2017年36・37合併号

日ペンの美子ちゃん
名無し
1年以上前

日ペンのイメージキャラクター美子ちゃんが主人公のマンガ。「魔法の料理かおすキッチン」や「今日のテラフォーマーズはお休みです。」の服部昇大が18年ぶりに美子ちゃんを復活させたことで話題になっていた。 https://twitter.com/nippen_mikochan 今回の読み切りは、日ペンの美子ちゃん誕生当時(78年)や美子ちゃんが少年ジャンプで広告を出していた時のネタなどの、かなりコアなネタを放り込んでいくスタイルで面白かった。

リーマンギャンブラーマウス

ギャンブルのツキを呼び寄せるのは女体盛り!

リーマンギャンブラーマウス
なまこデラックス
1年以上前

初めは、マウスという男が、妻に離婚を迫られ電車で遭遇した痴女につまらない男と罵られた恨みのようなものから違法賭博の世界に足を踏み入れ、限界ギリギリのギャンブルで勝っていく漫画だった。 それが左遷されて帰ってきた中盤あたりから、ギャンブルで負けそうになると、すかさずインドまぐろ子(二十歳の美人)が自分の体に様々な料理を盛り付けて食わせることで、マウスに勝負のツキを呼び寄せる漫画になっていく。 なので、後半になると、勝負の駆け引きよりも「今回はどんな女体盛りなのかな」っていう楽しみの方が勝っている。が、しかし、意外と人情的な話もちらほらあり、最終的なインドまぐろ子とマウスの行く末などはなかなか感動的なものもあり漫画としても面白かった。

逆光の頃

映画化するってんで読んでみたらめちゃ面白かった

逆光の頃
芥川塵太郎
1年以上前

サ道の人だってことで名前は知っていたんだけどあんまり漫画をちゃんと読んだことがなかった。 映画化すると聞いてこれを機に読んでみようと思ったらめちゃくちゃ面白かった。 主人公の中学生の思春期っぽいグラグラした感じとか、ちょっとした焦りとかがリリカルに表現されててこれでデビューっていうのはすごいな あと、京都に行きたくなったというか住みたくなった

熊西美術部らふすけ先輩

「かぁぁ…」と云うなら耳まで真っ赤になるべきである

熊西美術部らふすけ先輩
mampuku
mampuku
1年以上前

 いろんな個性豊かなヒロインを、フェティシズムにフォーカスして描く漫画、最近流行りですがそんな中でもこの「らふすけ先輩」はそうしたテーマ性に対して非常にストイックな作品だなと感じます。(なにしろ絵画のモデルという設定からして)  そのぶん発展性に乏しい感じがするのが惜しいところ。1巻後半ででてくる部長はヒロインの初々しさを見事に引き立てているとは思うんですが、部長自身の魅力が今後の展開でもっと見られるといいなと。  あと、これまた最近ギャル流行ってますね。星つぶとかはじギャルとか…でもらふすけ先輩が一番可愛いと個人的には思う。髪がプリンなのも良いですね。「そういう髪色のキャラ」という逃げ道をなくして染めてるキャラ(元ヤン)ってのを表してるんだと思いますが、ヤンチャ時代のまっ金髪な先輩もいずれ見たいです。色んな格好してほしい

ダンス・ダンス・ダンスール

テーマは男のバレエ

ダンス・ダンス・ダンスール
やむちゃ
やむちゃ
1年以上前

スピリッツ連載中!人気少女漫画家ジョージ朝倉さんの漫画です。 この作者がとても好きで、まさか男性誌で連載するとは思っていませんでしたが、活躍の場が広がるのはファンとしては嬉しい限りです。 さて、内容はスポーツものですが、バレエ(男性)というのは特殊ですよねぇ。美しさや芸術性、表現力、もちろんその根底には徹底した身体づくりと技の鍛錬が必要なわけで、しかも男性となると…一般のスポーツとは一線を画すものがありますね。本当に一握りの、選ばれた人達だけの競技だと私は思っています。だからこそ謎な部分も多いので、へぇ~と感心しながら読みました。 もちろん学校では「男でバレエ」と、浮くこともあるでしょうが、主人公潤平が飄々としているのが救いですね。対照的に友達の兵太君に影があるのが怖いですが、そういう影の部分を描くのがうまい方なのでこちらも今後の展開が楽しみです。

キスアンドクライ(読切)

『キスアンドクライ』池田祐希 週刊マガジン 2017年24号

キスアンドクライ(読切)
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

タイトルからわかる通りフィギュアスケートの漫画。 16歳でありとあらゆるタイトルを取ったフィギュアスケーターが事故?で1年間意識不明&起きたら記憶喪失になっていた…っていう話。 話の終わり方が、「え?ここで終わっちゃうの?」っていいう終わり方で、連載を見据えているんだと思うし、ぜひ連載になってほしい。 スケートの描き方も上手だし、話の作りも面白いし、いやー続いてほしい

ヤサシイワタシ

悲痛な青春が好きな人に。

ヤサシイワタシ
名無し
1年以上前

自分はこんな複雑な青春を過ごしてはいないが、それでも「この登場人物はあの先輩に似てるな」とか、「こういうやついたよな」とか、思い当たる節はある。 狭くて動かし難い人間関係と、自分の何でもなさに息が詰まる感じがめちゃくちゃリアルで、読んでて辛い。 後半はかなり抽象的な会話が続くし、絶妙に核心には触れない感じがモヤモヤするのだけど、作者が大島弓子や岡崎京子の系譜に置かれる理由が分かる名作。

好奇心は女子高生を殺す

JK二人組によるドタバタSF青春活劇

好奇心は女子高生を殺す
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

女子高生のノーテンキなみかんとクールなあかね子が主人公が変な事件に巻き込まれる話。笑えるようなテンションで話が進んでいくけど、宇宙人が地球を侵略しに来たり、幽霊に殺されかけたりして、毎回大変な事件に巻き込まれている。 シリアスな展開も多くて、バカなみかんがテストで満点を取った話はゾッとしつつも感動した。シリアスな話でも深刻にはならないいいバランスで好きだった。

宇井真白物語

『宇井真白物語』吉沢緑時 漫画アクション2017年 No.16

宇井真白物語
名前はまだない
1年以上前

「HKT48 栄光のラビリンス,」という携帯カードゲームとのコラボ企画。宇井真白さんがコラボイベントで勝ち抜いて漫画アクションでグラビア&漫画化されたようです。 吉沢緑時先生が宇井真白さんに取材をして、HKTに2期生に応募した経緯を漫画化しています。インタビューしている最中に登場したであろう子供っぽいセクシーさがちょくちょく出てきて面白かったです。 アイドルはあまり知らないのですが、彼女の人となりがなんとなくわかったのもよかったです。

すてきな休日

『すてきな休日』ゴトウユキコ 漫画アクション2017年 No.16

すてきな休日
地獄の田中
地獄の田中
1年以上前

漫画アクションの創刊50周年記念読み切り。朝から晩まで仕事漬けで家族との時間をあまり持てていないお父さんが娘を動物園に連れていく話。 娘のふくみに「お父さん」と呼んでもらえないモヤモヤ、動物が嫌いなのに動物園にふくみを連れて行かないといけないイライラ、ふくみとどう接していいかわからない不安などが、お父さんの中で渦巻いている様子が等身大でいい。 最後、「お父さん」と呼んでもらえない問題は喧嘩の末進展するのだが、あまりにも唐突な展開に驚きながらも、ふくみのたどたどしさが可愛かった。 動物が出てくるけど「ウシハル」的なエロさもダークさもないのでとても読みやすかった。

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