ポップカルチャーって鮮度も大事だよなって一面
日常と呼ぶには濃すぎる気も
Twitter凍結騒動で絶賛(また)ブレイク中のやしろあずき先生、初の単行本。Twitterやってる人なら目にしたことのある4コマもあるはず。 ブラック労働ネタ、ネトゲのオフ会ネタ、母親ネタが中心だが、ネトゲやったことなくいてもなんとなく解ってしまう面白さ(ネカマとか痛いハンドルネームは昔チャットとかやってた頃を思い出すw)
ザ・賭けゴルフの世界
ギャンブル狂の父親・巌の生き様が最高だった。 見た目といい、破天荒さといい、昭和のスターである勝新太郎を思わせる風貌。親父が登場するだけで、漫画の面白さが倍くらい上がってた気がする。ゴルフはド素人でも、勝負師の勘を頼りにキャディーとして娘をサポートする姿が熱い。飛美も粋で度胸のある娘なので、この親子のゴルフは見ていて気持ちいいものがある。 他は碌な奴が出てこない。 あらすじに書かれていないけども、貧乏とギャンブル狂親父のせいで、金にまみれた連中と違法な賭けゴルフをやり続ける展開だからね。 坂田信弘が付いてないから、風の大地みたいな爽やかさはないぞ!
さくらの唄を読んで
学生時代の自分を思い出しました。どうにもならないことに悩んだっていいし、どうにもならないことだらけだ
海のみえる風景
前作『ちーちゃんはちょっと足りない』に続いて、舞台は海のみえる街、神戸のようです。というより、『ちーちゃん』の舞台が神戸だということを今作に連れられて読み返してみてはじめて知りました。それもそのはずで、『ちーちゃん』には海がそこにありながら描かれていない、真っ白い空白な画面があるばかりなのです。かろうじて海の存在がわかるのは、ナツとちーちゃんが丘の上から海を眺めるとき、ナツがささやか幸せを嚙みしめるシーンと、後半におなじく丘の上でナツがちーちゃんとの思い出をふりかえるシーンの二ヶ所のみ、そこでも海は淡路島のあることだけが示されてただ真っ白く画面にあるだけなのです。そのいっぽうで『ちーちゃん』には、うらぶられた地方都市の風景が丹念すぎるほどに描かれている。これはいったいどういうことか。おそらく『ちーちゃん』における風景は、ナツの目から見える神戸の街なのです。 そして今作『月曜日の友達』はどうかと言うと、海がしっかり描かれていて舞台が神戸だとすぐにわかる。そればかりではなく、潮風によって劣化した建物のほころびまでしっかり描かれている。それが『ちーちゃん』ではどうだったかというと、ただただ薄汚くてうら寂しい、どこにでもありそうな街の風景の一部にすぎませんでした。今作における風景は、水谷の目からみえる風景とみて、まず間違いないと思います。水谷は、この街の風景から、あるいは月野くんの目から、色んなことを感じ、尚且つそれらを美しいと思う。光に照らされれば当然のようにできる影にしても、水谷の目にはちょっと特別な美しいものに思われる。水しぶきが舞えば光が反射してキラキラするのがみえてしまう。そう、見えてしまう。水谷の目には色んな美しいものがみえる。同じ街でも、見る人が違えばこんなに違ったふうにみえるのです。 でも、実際には違うひとが見ているわけではないんですね。ナツにしても水谷にしても、やっぱり彼女たちは作者の分身であるわけです。同じひとがみていても、風景というものはこんなにも違ってみえる。ちなみに作者の阿部共実さんは神戸の出身らしいです。もしかすると、子供の頃はナツのようにつまらない街にしかみえなかった神戸が、大人になって美しい風景として見られるようになったのではないか、そんな想像をしてしまいます。
元気が出る歴史物マンガ
子供の「信」が仲間と共に経験を積みながら、将軍になるために成長してゆく姿がすばらしい!
終わりに向かって始まった感じ
異常なまでに息子を可愛がる母と、「うちの母親って変なのかな?」と思いつつも拒否できない息子の組み合わせっていう、どう考えても良いことが起こりそうにない雰囲気。 コマが大きくて心理描写のナレーションもほとんどなく、ひたすら情景を重ねていく。過去の作品だとクライマックス周辺で使われていたような表現で始まっていて、絶叫マシン的な緊張感がある。
謎から始まる読みやすい
4巻完結と読み易く、すぐ読めます。 なぜ集められたの・・・なんの目的なのか、そして、あなたは、4人の集められた女のうち誰推しにするのか
三部けい最新作のクライムサスペンス
※ネタバレを含むクチコミです。
寛容でありたい
心が洗われるという言葉がぴったりくる作品。温かい異文化(異種族)交流のお話。 「亜人ちゃん」と同時期にアニメやってましたが、どちらも素晴らしかった。小林さんや高橋先生は「こうありたい」と思わせてくれる素敵な大人像でした。
アニメ化決定
アニメ化が決まったようで口コミ投稿。 人類がほとんど死滅?した世界を旅する少女たちのお話。 主人公2人以外の人間がほとんど登場しないが何故そんなことになっているのかについてはほぼ触れず世界を旅し、人類の遺産と向き合う。 荒廃の規模が違うが読んでいると『ヨコハマ買い出し紀行』を思い出してどこか懐かしい気持ちになる。 戦争やテロのニュースが続く昨今だが、人類が殺し合い行き着く先はこんな世界なのではと少し考えてしまう。
ザナニワ金融道を読んで
貸金業の漫画なのに過払金を取り上げているのはユニークだと思いました。
プロとしての良心を疑う
ディテールの描写に凝り過ぎるわりに中身は面白くない。それなのに2号続けて、まったく同じ内容を読まされるとはひどすぎる。お金を返してほしい。この作者が「鼻下長紳士録」の続きが描けなくなって、苦し紛れにやったのでは? FEEL YOUNGも新しく、いい漫画を描く人が育ってきているのだから、こういう「大御所」の手抜き仕事に依存するのはやめればいいのにと思う。
他人の脳に干渉してしまう認知拡張症候群によるヒューマンSF、goodアフタ新連載
※ネタバレを含むクチコミです。
元天才と最弱コンビのテニス漫画
※ネタバレを含むクチコミです。
初期メンバーの方が好きだった
良かった点 好きなエピソード ・伊橋が谷沢に剥き物勝負で負けて心を入れ替える ・横川のねじ梅 ・川島の鯛のかぶと煮 総評 前半の板前と料亭が軸の話は好きだが後半になるにつれ、常連客との馴れ合いが多くなりその辺はあんまり好きじゃなかった。 川島と横川のエピソードは何回読んでもいい。
怪物はでてこない
楳図かずお作品の中でもリアリティがあってぞくっとする話だなと思います。少しやんちゃな娘と過保護で心配性なお母さん……? 母と娘は女同士ですから、敵対するとそりゃあ怖いです。父息子よりも的確にそのつど不快感を伝えますし、それをお互い根にもって蓄積させていきますからね。爆発する頃にはもう取返しのつかないレベルに憎悪を募らせているなんてこともあるのです。あと表立っては仲良しだけれど、お互いにとんでもない気遣いの上で成り立っている関係もありますよね。 まぁそういうデリケートな話ではないんですけどね、洗礼は。 楳図さんのタッチは狂人を描くためにあるのでは?と思えるほど『ぎゃあ~~!』という台詞や表情が活きています。しかもただ怖いだけでなく、読者への問いかけがあることで母と娘について、狂気について考えざるを得ないという…。やっぱりすごい作家です。
ニヤケ顔不可避
これは萌えますね。二人とも可愛すぎる。そして底抜けにアホ。お互い照れまくりながらも大真面目にやってるのが、なんだか想像してたより斬新だった。期待以上 もっと「ヲタ恋」みたいに冴えないオタクをイタい感じに美化したラブコメかと思ってたが(あれはあれで好きだけどもw)こっちはもっとシリアスギャグ調で、愛すべき馬鹿共って感じで親しみやすい。 あと表紙のタイツやシャツの皺に並々ならぬ熱い魂を感じるが、白黒の中身も一貫して魂がこもっていた。少女漫画のような話でありながら端々に青年漫画らしい濃い部分もある。
風俗界のおいしんぼ
ご飯を食べる時間って特別な時間!一日で数回しかできない時間。そして、風俗の時間も一週間、一ヶ月それ以上かもしれない特別な時間。そんな人にとってのとっておきの癒しの時間を覗ける。そして、参考にさせてくれる素晴らしい漫画です! 男なら、ふたりえっちを読んだ後これも読むべし!
カラスヤサトシはなんでもやるな
良かった点 いつもどおりの最近のカラスヤサトシのマンガだった。 総評 終わり方が急すぎて、落丁かなと思って2回確認したけどちゃんと終わってるようだった 片岡聰/烏屋さと志/初期のカラスヤサトシのノリの好き
ダンス部のマンガの中で1番楽しそう
最近は競技ダンスやバレーのマンガも増えてましたが、背筋をピン!とほど楽しそうなダンスのマンガはそうないんじゃないですかね。 ジャンプ漫画としては珍しく、主人公カップルである土屋(つっちー)と亘理(わたりん)は、天才や強者ポジションにはなく、その役割は先輩方や他校の人々が担っています。そのため、つっちーたちは頑張って先輩たちに追いつこうと努力するわけですが、初心者ならではの「楽しむ心」が節々から出ています。 あくまでも、「競技ダンスって楽しいよね」「上手になったらもっと楽しいよね」という等身大なメッセンジャーとしてあり続けたつっちーとわたりんの姿には、和むものがありつつ、励まされるものもあります。
獣医漫画 手に取って懐かしくてしびれました
いぬのことをいぬと呼び、絶対音感を持つため、子犬の命を助け、獣医を目指した動物の命に命をかける男!!! 懐かしくてついてにとってしましました こころあたたまるはなしや、少しセクシーな話も・・・ 気楽に読めて、動物園にいくのも楽しくなるような漫画
自分でも真似できそうなのがいい
以前ドラマでやっていたのは知っていましたが、最近小説が原作なんだと知りました。 就活中の大学生のアパートにヤクザが居候して飯を作るんですが、基本家ご飯なのでどれも自分で真似できそうなメニューばかりなのがいいです。ちょっとした手間ですごくおいしそうに見えてきます。あと、柳刃さんがヤクザなのに言うセリフが芯を得ているのでグッときます。 漫画のツイッターで実際に柳刃さんのメニューを再現しているので、これを見るとさらに真似したくなります。 今週のヤンマガの怪我に効くメニューを柳刃さんが作る話も良い話でした。
柏原兵三「長い道」原作の疎開マンガ
田舎に疎開してきた進一と、疎開先のガキ大将タケシの奇妙な友情物語。奇妙というのは、タケシという少年の人間性に寄るところが大きい。というのも、彼が頼り甲斐のある兄貴分的な一面と、気に入らないやつは先導していじめる二面性を持つから。 例えば、進一が町で年上の不良たちに絡まれたときも、進一の身を案じたタケシは彼の元へ駆けつける…というまさに親友というエピソードもある。一方で、些細なことで進一を除け者にしたり、子分たちに貢物をさせたりする暴君としてのエピソードも多い。進一がタケシに友情を感じていいものか、それとも理不尽な権力者として抗うべきなのか、中盤以降はずっと葛藤している。 読んでいる私としても、タケシの二面性はリアルすぎてとても怖かった。だが、あの関係性を決めきれないグラグラ感は真をついていると思う。ラストシーンがまたなんともいえない終わり方で、最後まで心地いいモヤモヤ感を残してくれる。藤子不二雄A先生の名作。
近年屈指の癒し漫画じゃないでしょうか。 日常のなかの非日常、ほんのりとファンタジーが入り込んでくる世界観は「ARIA」を、のんびりとした田舎の空気感は「ばらかもん」を思い出しますが、キャラの芝居がナチュラル寄りで比較的オタク臭さが薄いところはそれらよりも「よつばと」に近い雰囲気ですね。(これも時代が変われば感じ方も変わるのでしょうが・・・だからこそ今読むことに意味がある作品、ジャンルだと思います。) 会話のないコマの多さや、温かみのある手描きの背景も良いです。人をダメにするクッションみたいな漫画だなとw