アストリア・アクティベート Astoria Activate

三十路オタホイホイな近未来SF美少女アクション

アストリア・アクティベート Astoria Activate
mampuku
mampuku
1年以上前

近未来風のボディスーツにTSで百合、属性からして強い漫画が始まりました。 http://storia.takeshobo.co.jp/manga/astoria/  「この美術部には問題がある!」と似たような、完成された美しさみたいなものを感じます。アニメ、というよりは、ゲームのグラフィックみたい。 https://manba.co.jp/topics/14298  第2話のキスシーンなんてエロ漫画顔負けの濃厚さでしたが、調べたら作者さんはBLを主戦場にしていらっしゃるようです。意外半分、納得半分…w  それでいて萌えとエロ特化かというとそうでもなくて、バトルもちゃんとしてるし未来っぽいガジェットもデザインがシンプルなのがアニメ的。キャラのデザインだけが一昔前のギャルゲーっぽくてあと少し少女漫画っぽくもありそれが逆にすごくそそるというか。  バーチャル空間での戦闘となると、古くは「電光超人グリッドマン」や「コレクター・ユイ」などから始まり、「ゼーガペイン」などロボアニメから「ソードアートオンライン」などの異世界転移系へ、時代に合わせて進化してきました。これらを幼少期から観て育ち'00年代のギャルゲーやロボアニメに親しんだ世代のオタクには結構クリティカルに刺さるんじゃないでしょうか?  矢吹健太朗先生がコミカライズ連載中の「ダーリン・イン・ザ・フランキス」も同じ「キス」がテーマの作品ですが、あれが好きな人にも是非これをオススメしたいですね。

くるくるくるりん

新人賞らしいぶっ飛び

くるくるくるりん
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前

第1回スペリオール次世代マンガ大賞入選作品。 漫画が大好きな「くるりん」はどこにでもいる青春真っ只中の女子高生で、学校に行けばいつもの気が合う友達3人と話し、いつもちょっかいかけてくる幼馴染の男子がいて、イケメンなクラスメイトに恋をしているが、彼にラブレターを渡してからすべてが変わってしまった…。 ポップでキュートな絵柄でこういう話の作りで、どこまで振りでどこから裏切ってくるんだろうと期待していたら予想の斜め上をいかれて気持ち良かったです。 前半と後半で全く違う味わいで楽しいです。 ある変化が待ち受けているんですが、めくった瞬間に戦慄して、何度も前のページと見比べました。 世界が一変するとはまさにこのこと。 早く他の作品のアイデアを見たくなります。 楽しみ。

囚人リク

決して折れない強い生き様を強烈に描いてます

囚人リク
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前

ついに完結。 東京に隕石直撃後に建てられたの壁の中のスラムで働く警官のおじさんにリクは世話になっていたが、ある日警視総監である鬼道院により無残に殺されてしまい、目撃したリクが罪をなすりつけられ13歳にして冤罪で脱出不可能と言われる極楽島の監獄へと送られてしまう。 おじさんの無念を晴らし鬼道院の顔に一発入れるために脱獄を決意するリクだった。 全38巻なのでどんどんと大きな話になっていくんですが、あくまで焦点はリクの個人的な問題、「鬼道院の顔に一発入れる」を最終的な目標にしているので決してブレません。 とんでもなくアツいマンガです。 脱獄を決意したあとに絶対に不可能と思われた極楽島からの脱出を、丁寧に丁寧にしらみつぶしに可能性を探っていく様子もワクワクしますし、リクの決意の強さ、覚悟、アツさに感化されていく仲間の描き方もどれも大好きです。 たまに大ゴマで田中のおっちゃんの謎のポージングが挟まれることがあるんですが、それも個人的には漫画的表現の楽しみになっていました。 漫画的表現で言えば、リクや鬼道院の表情の強さが漫画的強さになっているなと思います。 そこに彼らが息づいて生きている泥臭さ、リアルさがあります。 ラストは意外と言ってしまえば意外とあっさりめに描かれています。 そうでしょう、そんなもんなんでしょうきっと。 そこに誰のどんな想いが込められ、幾人もの生き様があり、背負ってきた物語があるかに関わらず物事は起こり得るのです。 個人的には事態の収束はもう少しねっとりしたものを見たい気持ちはありましたが、おそらく描きたかったであろう部分がそこでは無く、それに至るまでの過程だったんだろうと思えば腑に落ちます。 瀬口忍先生、リク、お疲れ様でした。

マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合

なんやかや長々書いたがぶっちゃけ表紙の女の子が可愛いから買った

マヌケなFPSプレイヤーが異世界へ落ちた場合
mampuku
mampuku
1年以上前

 近所のツタヤで推されてたので手に取ってみた。ゲーム中に異世界へ飛ばされる話。流行りか。FPSの装備(銃とか)でファンタジー異世界に紛れ込んでしまい、魔力がないので他の冒険者たちにバカにされるが銃があるので結局無双できてしまう。女の子にちやほやもされる。  この手の作品に対して設定のオリジナリティのなさを残念がることは、現実の馬が空を飛べないことを嘆くぐらい意味のないことで、見るべき見どころは他にある。  作画の人が意外とベテランで、奥行きを感じる多彩な構図、昔のガンガンみたいなクールな空気感、キャラクターの息遣いが感じられるような仕草や日常芝居が素晴らしい。話の方も、モンハンよろしく斃した敵をナイフでさばいて魔石や毛皮などを文字通り剥ぎ取って見せる美少女ヒロインに主人公が面食らったりなどコミカルな描写で世界観を教えてくれるので、淡々とゲームのチュートリアルみたいな説明されるよりよほど楽しく読めた。  続きが気になって仕方がないというタイプの漫画ではないが、気持ちよく入り浸れるのでそういう意味で続きが読みたくなる。

丹沢すだちが此処にイル!

イルでドープな別冊マガジン新連載

丹沢すだちが此処にイル!
mampuku
mampuku
1年以上前

 「レペゼン・コミュ障」という個性的な自己紹介を引っ提げて、美少女×ラップというありそうでなさそうな漫画が始まりました。「川柳少女」のラップ版みたいな感じですね。イルでドープな萌え漫画です。  授業中にいきなりプチャヘンザ!とか言い出す隣の席のメガネ男子・十文字大輔くんもノリが良くて面白い。

ダンジョン飯

料理人も唸る

ダンジョン飯
フルカワ
1年以上前

料理の知識もさることながら、架空の食材の細かな設定にも驚かされる。ちゃんと理屈に合っているので納得させられてしまう。 そしてダンジョンの設定もRPG好きならあるあるネタの宝庫で楽しめる。なにより復活ありとシビア過ぎないので自由度の高い物語が作れていて、飽きがこないのがいい。 6巻ではシリアス展開になっていたけど、その緊張と緩和のバランスもよく今後も期待大!

城物語

マジで面白くなりそうなところで終わってしまってる

城物語
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

タイトル通りの中世ドイツの城を舞台とした物語。 城の構造などの知識の部分も面白いですが、主軸である中世の領主/騎士の関係、カリスマ性の足りない城主である主人公が周りの騎士を説得し関係を気づいていく部分も納得感があり面白い。 雑誌やWebとかで続編をかいてほしいぜ

シャーマンキング

偉大な失敗作

シャーマンキング
影絵が趣味
影絵が趣味
1年以上前

葉王の圧倒的な巫力を前にして連載を中断せざるを得なかった『シャーマンキング』ですが、これは武井宏之というひとりの作家が、他でもないじぶん自身の目で世界そのものを見て捉え、その見えたものを忠実に再現しようと努めた結果ではないのでしょうか。 武井宏之の目から見える世界のさまは、物語という出来合いの作り物にはとてもおさまるものではなかった、そのことを、その物語というものの限界を、他でもない物語自体に自白させたことに、この偉大な失敗作の偉大さが滲みでているとおもうのです。

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