ネタバレ
名無し

自転車嫌い、というか自転車乗りの人嫌い、という面倒くさい性格の主人公が自転車生活に染まっていく物語。
自転車素人には面白がりながら自転車のことが分かっていく作品だが、
自転車に詳しい人から見ると、また別の見方になるらしい。
すみません、私は自転車素人なのでそのあたりは良くわかりませんが。

読みたい

自転車などメカニックの絵は上手いと思う。
それに登場人物の細かい表情なんかも。
等々力の表情が結構、場面場面で多様で面白かったりする(笑)。

かつて「サイクル野郎」を読んだ身としては
この漫画を読んで、自転車の世界も変わったなあ、
と思った。
そりゃまあ40年たつから当たり前だが。
なので最期のほうでサイクル野郎っぽい自転車が
登場して、懐かしく面白かった。

けして自動車とかを否定はしていないんだよね。
等々力以外は。等々力も物流面は自動車肯定だし。
老松さんの「車一台とチャリ一台、あとはエロ本があれば充分なんだよ」は極端だが。

輪のオヤジさんの
「自転車ってのは移動手段としては一番軽んじられてるから
 (中略)
 でも実際ちょっといい自転車に乗ってみると
 それが(注・まちがいだと)わかる。
 そこには積極的に移動手段として選ぶ理由がある。」
ってのもいい言葉だと思った。
それと
「私にナルシストで汗臭くてはっきりしなくて
 ガキっぽくてマゾでサドで妄信的で強引な
 自転車の乗り方を教えてください」
には笑った。
根に持ってたのかよ、とか、否定はしないのかよ、と。

 

輪のあのオヤジさんとオッカサンが
どこでどうであったのか興味がアル(笑)。
それと、オヤジさんはレスラーっていう設定でも
良かったと思うんだが、なぜにレフリーなのかってのも。

>>「たかが自転車で、なんでそんなに高いのよ」
ってのがロードバイクのイメージってことなのかな。

イメージでありハードルでもある。

当初は、主人公のノリの免許取得禁止期間が
終了したあたりで終わりになる漫画かと思っていた。
そこまで行かなかったが、
無理に話を伸ばした感じも、
打ち切りで急に終わったと言う感じもないし
ちょうど良い長さ、終わり方だったかなと思う。

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