いんへるの

ホラーというかモヤッとゾワッとさせられる短編集

いんへるの
さいろく
さいろく
6ヶ月前

カラスヤサトシ先生は心理的な瑕疵を読者に残す。 単にトラウマというのとちょっと違って、報われない・救われない・気持ちが晴れない・振り返ると恐ろしいようなそんな描写が多く、理解の仕方は読み手に委ねられる気がする。 本作はすべて10ページないぐらいの短い短編で構成されているが、本当にスッキリしないモヤッとした気分や、最後まで来てゾッとさせられるようなそういう作品が多い。 これを描けるのは凄い。

アヤシデ 怪神手

兄弟モノ?事件モノ?怪人モノ?いや、これは一体なんだろう

アヤシデ 怪神手
さいろく
さいろく
6ヶ月前

1巻を読んだ時点では、構成が結構しっかりしてそうな物語(短いかもしれないけど)に見える! 序盤の不思議なイジメ問題からの惨殺→●●●!? みたいなそういう事件モノっぽい印象が、そもそもの世界設定の「怪神」と呼ばれる現象の謎や神の概念など、色々と絡み合って、どうなるんだ?ってなっていくのが面白い。 巻末からの展開次第だけど駒はまだまだあるし伏線が早くも多数。 絵はまだまだなんだけど(失礼)これは面白くなるかもしれない、期待大です。

ガイシューイッショク!

男の妄想を具現化したような漫画

ガイシューイッショク!
名無し
4ヶ月前

世の男性が一度は妄想したのではないのでしょうか? 主人公の男性サラリーマンがひょんなことから巨乳女子と同棲し始め、エッチなバトルを繰り広げる日常エロティック漫画です。 読んでるうちに独特な世界観に引き込まれ、もっと過激な展開を!と焦らされる、 でもその焦らされが気持ちよく続きが気になってしまう唯一無二の漫画。 ぜひ仕事の合間の息抜きに、ふと読んでみてはいかがでしょうか

ライチ☆光クラブ

サブカル系漫画の名作

ライチ☆光クラブ
宮っしぃ
宮っしぃ
6ヶ月前

普段サブカル系の漫画って読まないんですが、これは何故か惹かれる物があって読んでみました 工場が立ち並ぶ街で男子中学生たちは秘密基地で特別な機械を作っている 美しい少女を攫ったり、罰として腹を裂いたりなどなど、エロとグロの中でもしっかりと狂気が描かれているのがかなり心に刺さる漫画 少年から成長していく葛藤や、性の見方、狂気と猟奇的な要素など、独特な雰囲気と描かれ方をしていて、読んでいて引き込まれます サブカル系って手が出しにくいなって思ってましたが、これは最後までのめり込んで楽しめる名作でした たしかにこれは原作の舞台も見てみたいですね

アラフォー男の異世界通販生活

さすがama○on、異世界でも無敵

アラフォー男の異世界通販生活
宮っしぃ
宮っしぃ
6ヶ月前

異世界転移した主人公に備わっていたのはネット通販サイトが使えるスキルで、もちろん通販は何でも売ってるまるでam○zon お金があれば重機からログハウスから何でも揃うチート能力で、異世界で現代道具や食料を駆使して商人として能力を発揮する 異世界美少女と出会ったり、冒険したり、貴族と仲良くなったりなどなど、のんびりスローライフの中でも色々と盛り上がる要素も 話が進むごとに画力も上がっていき、読んでいて楽しい良作異世界物でした

株式豚野郎、異世界で杖になる。【単行本】

『電波教師』作者が描く異世界×株式投資 #1巻応援

株式豚野郎、異世界で杖になる。【単行本】
兎来栄寿
兎来栄寿
6ヶ月前

日経平均株価がATHを迎え一時は4万円を超えた今日この頃。ビットコインも1千万円を超えて話題になっておりますが、さくらインターネットの急落などもあり投資はあくまで自己責任で、大事なお金には手を出さないようにしましょう。 というわけでこちらは『電波教師』や『異世界シェフと最強暴食姫』でお馴染みの東毅さんの新作、異世界転生×株式投資の物語です。 天才投資家の大蔵雑華(おおくらさいか)24歳が、会社で億単位の損失を出して自殺を図った妹の命を救うために女神が課した「1年で2兆円稼ぐ」というミッションを果たすべく、異世界に杖の姿で転生するというストーリーです。 冒険者は皆ギルドで自らの株を発行してそれを活動資金としており、クエストの成否や将来性などに応じて変動する株価や戦利品の配当などが投資家の利益となるという世界設定にまず面白さがあります。 何で女神が人間界の貨幣を欲しがるのか、本気で2兆円稼がせたいならもう少し初期所持金を優遇してあげるべきではとか、言語・通貨・株のシステムなどは異世界でありながら日本仕様であるなど設定的には大雑把なところもありますが、一方でこの異世界においては魔物よりも飢饉や疫病で死ぬ人の数の方がずっと多いという設定もなされています。 その際に出るもうひとりのヒロイン・ソルスの母親である勇者ルーチェが呟く 「私の剣は、病も貧困も斬ることができない」 といったセリフなどは流石の味わいです。随所で東さんの良さが出ており、鍛冶屋のシーンなども好きです。 ソルスが5年で1000億を溶かしたというところから見ても世界にある富の総量はかなりのものであるように考えられますが、それでも飢餓や貧困が蔓延しているとなると極一部に富が集中しているであろうことが予想されます。そんな海千山千の世界で、雑華がどのように現実の投資テクニックを用いて無双し稼いでいくのかが見どころです。 PER、PBR、ROE、スキャルピングなど基本的な株式用語を楽しみながら学べるのは良いと思います。一方で、S級冒険者の名前が「ミズホクリミナル」であるなどの小ネタには笑います。 しかし、作者コメントによると何やら東さんの近況が穏やかでないようで心配になってしまいます。

ぜんぶきみの性

あやふやな性別

ぜんぶきみの性
ゆゆゆ
ゆゆゆ
6ヶ月前

性転換症候群(TSS)という、ときめくと性転換してしまう謎の症状。 生まれたときからTSSだったので、恋愛がわからないという凪沙が恋を知る漫画なのだけど。 タイトルの2つの意味そのままで、とても素敵だった。 ひょんなことから凪沙に出会い、彼女のことが好きになった了。 運命のいたずらか、その後、了は後天的にTSSとなり、再び凪沙と出会う。 男版、女版問わず、凪沙にときめくたびに、ぴろんぴろん性転換する了。すごくかわいい。 作中に登場する性別があやふやな人たちは、彼らだけでないところがまた魅力的。 女性が好きな女性、男性になりたい女性、女装を楽しむ人、いろんな人たちが出てくるので、外見とは一体なんだろうと考えてしまう。 もちろん外野は異性愛の人が多いものの、高校という場所柄か男同士の了と凪沙が仲良くしているのを見てもええ上がる女子生徒もおり… TSS用の寮があることからも、自由な校風が伝わってくる。 思わず一気読みをしてしまった。 『ぜんぶきみの性』、男の娘も出てくるけどそれだけじゃないおもしろさと、少年誌ならではの歯止めがかかったちょっぴりエッチな展開と。 おもしろいですよ。

北国ゆらゆら紀行

ゆる〜く北海道を旅するマンガ

北国ゆらゆら紀行
nyae
nyae
7ヶ月前

『ねこと私とドイッチュラント』でお馴染みながらりょうこさんのゲッサン新連載…うれしい……。 物語は、北海道在住で無職になって間もない主人公が、唐突に友人に「小樽に行こう」と誘われるところから始まります。ながらりょうこさん特有の、柔らかい画風ながらも綿密な風景描写がこれでもかと楽しめます。個人的に好きで何回か行ったことのある北海道が舞台なところも嬉しいポイントです。

免許取るならオートマでいいよ

ジェットコースターみたいな車漫画(?) #読切応援

免許取るならオートマでいいよ
Nano
Nano
6ヶ月前

免許持ってないし車のことも分かんないけど最高に面白かった!!展開が二転三転して情緒がジェットコースターになりました。好きです。 「クラッチ有り、退屈無しのドライブ開始!」の煽りめちゃくちゃ最高ですね!?まさにこの通り。マチアルちゃんが仲良しでまたこれも大変良い。スタンガンをカチカチするとこが可愛くて好きです。オチももう~~~~大好きですね。てえてえ。菱田すみ先生の次回作も期待したい。

松子、32歳処女。

女性専用風俗で自分を見つめ直すはなし

松子、32歳処女。
名無し
6ヶ月前

最後のオチ、なんだ〜とは思ったけど映画を観たか観てないかはあんまり関係なくて、あきらさんだったから松子はもう一度前を向けたんだなと思う。仕事だからと言ってしまえばそれまでだけど、仕事だとしてもあの場でああいう言葉をかけられる人はそう多くないはず。あきらさんに出会えてよかった。

OLと人魚

これもまたいい短編集だ…

OLと人魚
さいろく
さいろく
7ヶ月前

人魚・吸血鬼・ハーピー・鬼…解説に書いてあるとおり現代日本で伝記に出てくるような「化け物」が登場。 それぞれ現代日本の女性との物語。本人がソレのケースもある。 なんというか、不思議でふわっとしているけど、どれもシンプルに"尊い"とか"怖い"とか"哀れ"とかっていう直球気味な後味を残す、いい短編集だった。 読んでいる途中、残酷な話もある中で、この話は頼むからイイ話にしてくれ…と思いながら読み進んでいく体験。 安堵できればいいけど、そうじゃなかったらどうしよう、そんな風に思える作品ってやっぱイイ。 あと絵も雰囲気あって好きです。これまたシンプルにわかりやすくて良い。

海外 縁にまかせて歩くだけ。

少し前にSNSでよく見かけていた海外ネタのひとじゃん

海外 縁にまかせて歩くだけ。
さいろく
さいろく
7ヶ月前

そう気づいたのは読み出してちょっとしてからだった。 外国に行き、恐らくその国の中でも変わったひとたちと接点が生まれて、キュンと萌えるシーン。 この顔のひとか!と気づいてからは一気に読みましたが、SNSで見かけていたのは本作より前のだったっぽい。 ただ、本作ではもう手慣れたということでしょう、マンガ的にも読みやすくなっていて、絵も構図も初期のと比べると段違いに良いエッセイ漫画(ニーズを理解しているなという感じがする)でした。 このままのノリでずっと読ませてくれるといいなぁ

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