峠のごんべ

ドクトルごんべ

峠のごんべ
名無し
1年以上前

田舎の村で唯一の医者である「ごんべ先生」の生活を描いたほのぼとした漫画。日本昔ばなしのような絵柄と、自然の美しさが素晴らしい。人々は素朴でありながら、少し閉塞的な部分もあり、その辺を現実的に描いているかと思えば、突拍子の無い話もあったりするのが、この漫画の魅力かもしれません。田舎のゆったりした時間の流れの中で、ごんべ先生の人柄が活きていると思いました。

素肌の放課後

とにかくメイクが好き!な中学生のコメディ

素肌の放課後
nyae
nyae
1年以上前

これを読んでいた当時、自分も中学生くらいだったと思いますが、他に無いかなり斬新なものだったと記憶してます。なかでも「男子がメイクをする」(この漫画では“人に”する方)、しかも中学生がという点はいま読んでも新鮮です。 内容も、下手なメイクが上手くなるだとか、メイクできれいになる方法だとか、ありきたりなものではなく、ただただメイクが好き!という男女が中学生活を謳歌するというものです。 終始ハイテンションで駆け抜けるので「なんか分からんけど凄いもの読んだな〜」という感想が残ります。

クレヨンしんちゃん

初期みさえも割とかわいい

クレヨンしんちゃん
野愛
野愛
1年以上前

永遠に色褪せることのない名作。 いつ読んでも、いくつになっても笑ってしまう作品。子ども向けと見せかけて下ネタと小ネタだらけで、いややっぱり面白いなあと。 子どものときは「それはガムじゃないのよ」と言われているものがわからなかったなあ…などとノスタルジーに浸ってみたり。 安月給扱いされてるひろしが現代人から見ると、持ち家で子どもいてペットまで買っててうらやましい経済水準だったり。 読むたびに新たな発見がある。 そして切っても切り離せないのがアニメの存在。 クレヨンしんちゃんを読むと登場人物の声がはっきりと聞こえてくる。幼い頃から見ていたからという理由もあるけど、アニメと漫画の声がぴったりフィットしているのが素晴らしい。 野原ひろし役の藤原啓治さんの訃報を知り、読み返してみて改めて気づくクレヨンしんちゃんの偉大さ。 野原家みたいな賑やかで自由で愛に溢れた家族は永遠の憧れです。

えへん、龍之介。

松田奈緒子先生って芥川龍之介が大好きなんですよね

えへん、龍之介。
蒲焼さん太郎
1年以上前

芥川の生涯について調べてみると義兄が鉄道自殺したのと同じ年に自分も服毒自殺をしているので、漫画には描かれていませんがこの後すぐに亡くなっていることになります。そう考えるとラストシーンの深さがより増しますね。直接的に死を描かない演出がかっこいいです。 妻の文ちゃんに書いた甘々なラブレターが有名ですが、幸せな家庭生活ではなかったようです。芥川はどんなおべんちゃらでも言えてしまうような浅はかな人でもありますが、美しければ話に筋はいらないという言葉には痺れました。あとがきで20年前から描きたいと思っていたと語られてましたが、松田先生がそれほど心酔する魅力が分かったような気がします。

恋と病熱

禁じられた世界で惹かれあう兄弟姉妹たち

恋と病熱
名無し
1年以上前

”きょうだい”が禁断の関係になってしまった架空の未来が舞台のファンタジーです。とある時期から人々の自然妊娠が難しくなってしまい一人っ子が当たり前になったことで、兄弟が多いと偏見を持たれるようになってしまった歴史があるというオリジナルの設定で、もし一つの家庭に二人目の子供が生まれたらすぐに養子に出すのですが、離れて育っても似た遺伝子を持つもの同士どうしようもなく惹かれてしまう…という禁断の関係になってしまった兄弟姉妹を描いています。 個人的には人って自分と違うタイプの人を好きになるんじゃないのかな?と思っているのですが、歪んだ世界では純粋な兄弟愛も変わってしまうかもなと感情移入する部分もありました。複雑な設定なのに物語がドロドロしてなくて読みやすくて良かったです。

ストロベリーシェイク

ヘタレ×天然の百合感情はすれ違う?

ストロベリーシェイク
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
約2ヶ月前

人気アイドル・橘樹里亜(16)は同じ事務所の新人・浅川蘭(16)に一目惚れ。悶々と妄想するだけで何も出来ない樹里亜と、樹里亜への想いが徐々に募っていくのに全く気づかない蘭の、仲良しなのにすれ違うヘンテコ恋物語……この物語に、終わりは来るのか? ♡♡♡♡♡ 蘭に恋した樹里亜は日々、蘭の妄想に勤しみ、息を荒くして悶える変態。しかし蘭はそんな樹里亜の下心に全く気付かず、仕事上ではカッコいい先輩に憧れ、尊敬の眼差しを向ける、見事な天然。真っ直ぐに樹里亜を想う蘭に、ヘタレの樹里亜は気持ちを伝える事すらままならない。 基本噛み合わない、突っ込みどころ満載の二人のやりとり。そこに百合百戦錬磨のヘアメイク×アイドルのカップルや、メンバーがみんなレズビアンのバンドZLAYが絡んで百合濃度を高めるものの、奔放な彼女らは突っ込みどころを増やすばかり。百合ボケのカオス状態……。 そのボケを全て拾うのは、樹里亜のマネージャー・冴木。鬼の様に厳しく樹里亜に突っ込んでいくが、樹里亜は止まらないし、蘭は自覚なく育っていくし、突っ込む対象は増えていくし……。 舌打ちし、毒付き、体を張りやがて疲れ、諦めていく冴木……何気にこの人が、一番面白い。 想い合っているのに噛み合わない樹里亜と蘭のやり取りに、「お付き合い前夜」の甘いドキドキを思い出しながら、行く先にある感動的なドラマに期待して読んでいただきたい!絶対泣くから! そしていちいち名言が多い百合ビジュアルバンドZLAY×樹里亜&蘭のコラボレーションは熱い!ライブの空気感まで想像しながら読みたい。

人間兇器

後味が良いとは言わないが、男心を擽る作品です

人間兇器
名無し
1年以上前

梶原一騎氏原作の「人間凶器」は、氏の代表作である「巨人の星」の様な青春熱血劇画では決してなく、作品名が表すそのままに主人公の美影義人が非道の限りを尽くしながら成長して行く物語である。彼が空手を習得した後は、梶原作品らしく徐々に格闘技戦争を絡めたストーリーとなって行くが、彼の非道さは最期まで健在で物語の主幹であり「人間凶器」で有り続ける所が潔いです。

毒母~私のママは世界一~

洗脳と共依存

毒母~私のママは世界一~
名無し
11ヶ月前

近年、メディアなどで取り上げられるようにもなった「毒親」ですが、特に母親の方が毒親化することが多いとのことです。自分で生んだ子供だからということで徹底的にコントロールしようとするのです。漫画の主人公・えみは、まさにそんな毒母にずっとコントロールされ続けて育っています。本人はそのことには気付かず、母親を愛してしまうという歪んだ親子関係が読んでいて辛くなりました。

透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記

心に響きます。

透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記
名無し
1年以上前

テレビドラマにもなっていて気になっている方も多いと思います。ドラマ版とはまた違う魅力があります。婦人科を舞台に毎回色んな話が繰り広げられます。毎回色んな事情で婦人科を訪れる女性が主人公です。出産、中絶、その他の理由で婦人科を訪れますが女性たちの想いや考え方に共感します。沖田×華さんの絵のタッチが気の抜けた感じでメッセージを押し付けてこないところがまた良いと思います。

名探偵コナン

トリックを再確認

名探偵コナン
名無し
1年以上前

小さな頃から親しんできた「名探偵コナン」。 あの頃はトリックに使われていた道具、薬品に対する知識もなく、ただコナン君が犯人を悩みながらも発見する様子にわくわくしながら読んでいただけでした。 しかし大人になってから読み返してみると、トリックに対する理解も及び、新たな発見が! 何度でも楽しめる、最高の作品です。

校舎のうらには天使が埋められている

こわくてサスペンスでちょっとだけ百合

校舎のうらには天使が埋められている
mampuku
mampuku
1年以上前

 第1話から恐ろしいいじめの嵐が吹き荒れ、読み進めるほど(しかもかなりのハイペースで)絶望が深まっていく。この物語に希望はないのかと思われた矢先、2巻でついに真の主人公が現れる。これまでの悪意がどろりと渦巻くホラーから、光本菜々芽という聡明で高潔な少女がクラスの悪意を束ねる"白い悪魔"蜂矢あいと対峙する構図へと変貌をとげるのだ。 (これを読み返して気づいたのですが「校舎の天では悪魔が嗤っている」の作者・蜂矢あいというのは「校舎うら」の彼女の名だったんですね)  ときに大人すら欺き利用し、勇気ある告発者をさらなる悪意で踏みつぶす。いや~~蜂矢あい、悪役として完成度高すぎて小学生とは思えない!wいっそ格好いいとすら思えてしまう。相対する光本菜々芽もイケメンすぎる!そんじょそこらのヒーローよりかっこいい…  間違いなく思うのは、「この先どうなってしまうんや!??」と頁をめくるスピードを速めるにはキャラクターを好きになるのが一番いいということ。とりわけこの「校舎うら」は、冷静に俯瞰しながら作品の粗削りなぶぶんを見とがめつつ読むよりも、思いっきり感情移入して没入しながら読んだほうが絶対に面白い。

名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)

ついに主人公に

名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム)
名無し
1年以上前

言わずもがなな、幅広い世代が知っている「名探偵コナン」の中で大人気な、トリプルフェイスの降谷零の日常を描いている作品です。ファンにとっては、待っていました!なこちらは、本編のように推理物というよりも、その本編の裏にある確かな日常を描いているので、身近さをより感じます。年相応な降谷の面が見られると、なんだかホッとし、嬉しくなります。

初恋ダブルエッジ

歳の差

初恋ダブルエッジ
名無し
1年以上前

過去に暴行され男嫌いになった女子高生謡は、年上のイケメンギター職人に一目惚れ。暴行された経験から男の人が怖い一方で、恋に憧れを抱いてしまうあたりは、自分では気持ちや行動をどうにもできない思春期の甘酸っぱさを感じます。男の人に怖さを感じつつも、恋に猛進する様子から謡のパワーやフレッシュさ、ポジティブさに恋っていいなと思わせてくれる作品。ギター職人戸野田が少しずつ謡に惹かれていき甘くなっていく展開にキュンキュンする。

俺と父さんのどっちがいいか決めてよ、義母さん。

父子義母

俺と父さんのどっちがいいか決めてよ、義母さん。
名無し
1年以上前

父と息子の2人家庭に美人でムチムチの若い義母がやってくる。ここで息子が年頃となればもう誰もが想像するのは、義母との肉体関係。案の定その展開で、ストーリーは読者を待たせることなくどんどん進んでいく。当然絡みのシーンもリアル。これだけでも普通は満足してしまうのだが、ストーリーは早々に次の読者の夢、父と息子と義母との3Pへと進んでいく。たった1巻でこの展開の早さ。最後はどんな結末が待ちうけているのか、胸の高鳴りが抑えきれない。目が離せなくなるエロ・ストーリーマンガであることは間違いない。 

ジョナ散歩

ちっさい小太りなおっさんの妖精が日常に現れ…

ジョナ散歩
名無し
1年以上前

ちっさい小太りなおっさんの妖精、ジョナサンが、いろんな人のところに現れて、ひとつだけ夢を叶えてくれる物語。でも、夢をそのまま叶えてハッピーになるばかりじゃなくて、ちょっと引っ掻き回したり、意外と日常はなにも変わらなかったりして、淡々としていて面白いです。日常に妖精が出てきても、案外、こんなふうに劇的に変わらずに日々は続いていくのかも、と思わされます。 あと、妖精のジョナサンが、とくに良いこと言ったり優しかったりするわけじゃない、ちょっと口の悪い普通のおっさんなのが、サバサバしていて面白いです。

KILLER APE

戦争と死のリアル

KILLER APE
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前

第一話読んだ。 前作「バンデット」の勢いとかキャラの強さ、圧みたいなものの描き方が好きなので、この新連載も楽しみ。 2199年。 AIや機械に頼り戦争にも人間を必要としなくなっていたが、「大断絶」が起き、文明は若干の退行を見せ、再び人の生身が必要になっているという時代。 主人公は「配信者」で有名になることを夢見ているが、復興が目の前に横たわった世間の状態では白い目で見られている。 社会が裕福で許容できる時代じゃないと立場が低そうだ。 そんな彼が兵士になるため、圧倒的にリアルな仮想現実の中で、肌で過去の戦争を体験することになるのだが、その様子がなかなか痺れる。 偶然だろうが、たった一発の銃弾が向かった先に人がいればあっさりと命は摘み取られるのが戦争のリアルだ。 戦争、死の現実感を目の前でまざまざと感じ、ちゃらんぽらんな生き方をしてきた主人公はどうなってしまうのか。 過去の戦場と未来の戦場を横断する感じになっていくのか。 「12モンキーズ」という映画で、未来では囚人が過去の戦争に参加したり、重大な事件を阻止するために過去に送られるというシーンがあって、それをふと思い出した。 映画「マトリックス」然り、圧倒的な現実感を持った仮想現実は現実とほぼ変わりない。 最近でも、VRと自覚したうえで斬首を受けた人が、体調に異変を生じてしまったという話がある。 リアルすぎて痛みを感じられるほどの仮想現実の戦場での死は、精神が死を感じ取って現実の死に直結してしまうのではないかと勝手に変な心配をしてしまった。 大作になりそうな予感がビンビンするので、ぜひ最後まで描き切ってほしい。

HANDS

#1巻応援 “手”を主にした作品。

HANDS
Pom
Pom
1年以上前

結構淡々と描かれてるように思ったけど、話は面白いと思った。 “手”を題材にした話って初めて読みました。 子供の手を握ると、自分の手とは違う手が出てきて自由自在に操れる。 元刑事の鮫島は、旧友に頼まれて指定場所に行ったら知らない子供(ユキ)がいて、何故か逃げる羽目になるし、首相を殺した犯人にされるし、ユキが命狙われるしで事件に巻き込まれていくけど、一体これからどうなるのやらですね。 この”手”が一体何を意味するのか、ユキが何者なのか、裏が多そうなので気になります!

雑な生活

ていねいに紡ぐ、雑な生活 #1巻応援

雑な生活
nyae
nyae
1年以上前

主人公・ゆう子の生活はたしかに雑ではあるんですが、個人的には親しみがわきます。自分が快適に暮らすためにたどり着いた結果だと思えば、雑でも彼女が幸せならそれでいいんじゃない?という気持ちに。 友人の佐々木(雑じゃない)も、ゆう子の雑さに文句を言ったりもするけど、楽しそうに雑な生活を送るゆう子を全否定したりしないし、それなりに尊重しているバランスの良い関係が読んでいてほっこり。 ハロウィンの仮装で、何かしらのキャラになるだろうといってパーカーを雑に重ね着するアイデアは、普通にいいなと思いました。

宇宙家族カールビンソン SC完全版

演じる家族の笑いと儚さが染みます

宇宙家族カールビンソン SC完全版
なかやま
なかやま
1年以上前

あさりよしとお 氏の代表作品 氏の作品を読んだことのない方に、どの作品をオススメするかと考えたら この 宇宙家族カールビンソン を挙げると思います。 80年代から00年代まで続いた作品で、初期の絵柄は THE 80年代っぽいですが、 あさり氏が80年代の絵柄を作ってきた一人だと私は考えています。 基本的には一話完結のストーリー あらすじにあるように、 宇宙船同士の事故を起してしまった宇宙の旅芸人たち 事故相手の宇宙船で生き残った赤ん坊をコロナと名付け、迎えが来ても自分の星での生活に困らないように、残った資料からその星の「家族を演じ」ます。 コロナの星は「地球っポイ星」なので、どことなくズレた日本っぽいやり取りがクスりときます。 かなり濃ゆいメンバーが出てきますが、やはり「おとうさん」が自分は好きで 彼の「過去の話」は今でも強烈に覚えています。 一話一話、ギャクテイストではありますが、全体を通して少し儚さがあります。 壊れてしまいそうな部分をみんなが必死に支えている感じが、とっても染みます。 全11巻との表記がありますが、明確に終わっているわけでは無い作品です

裏の家の魔女先生

グルメ!オカルト!メガネ!てんこ盛り漫画 #1巻応援

裏の家の魔女先生
名無し
1年以上前

ジャケ買いして大当たりでした。表紙と帯を見た感じだとグルメ漫画なのかな?と思ったのですが、オカルトもあったり全員メガネキャラだったり色んな要素があって面白かったです。この作者さんの他の作品も読まなきゃ!と思いました。 今のところの大筋は主人公の家の裏に越してきた小説家のお姉さんが夜食を作ってくれて一緒に食べるというストーリーなのですが、どれも簡単に作れる料理ばかりなのもすごくいいです。おそらく作者自身がいつも作ってるのを描いてるんじゃないかな?ホットサンドって専用の道具がなくてもラップで作れちゃうんですね。真似してみようと思います。オカルト要素がより濃くなっていきそうな2巻が楽しみで仕方ないです! ちなみに巻末に収録されてる短編「思春期♡はじめて占い」はがっつりエロだったので、本編とのギャップにびっくりしました。ファンの方なら慣れてるのかな?この短編も主要キャラの二人がメガネだったのでこだわりの強さに感服しました。

讃岐っ子はっちゃん

香川の子は2歳で箸をマスターするらしい

讃岐っ子はっちゃん
ひさぴよ
ひさぴよ
1年以上前

「香川の子は2歳で箸をマスターする」 (なぜなら) 「うどん文化があるからだ!」 まことしやかな“うどん都市伝説”のようなネタから、讃岐うどんの食文化・知識までを面白おかしく紹介したギャグ漫画です。 案内役のうどん大好きっ子はっちゃんがとても可愛いらしい。 1冊20ページ前後の短さですが、うどんへの愛、こだわりの強さがギュッと詰まってます。 うどん好きの方はぜひ読んでみてください。

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