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芥川の生涯について調べてみると義兄が鉄道自殺したのと同じ年に自分も服毒自殺をしているので、漫画には描かれていませんがこの後すぐに亡くなっていることになります。そう考えるとラストシーンの深さがより増しますね。直接的に死を描かない演出がかっこいいです。
妻の文ちゃんに書いた甘々なラブレターが有名ですが、幸せな家庭生活ではなかったようです。芥川はどんなおべんちゃらでも言えてしまうような浅はかな人でもありますが、美しければ話に筋はいらないという言葉には痺れました。あとがきで20年前から描きたいと思っていたと語られてましたが、松田先生がそれほど心酔する魅力が分かったような気がします。