恋に仕事に人生に、大正文豪も忙しいのだ!!――“僕たちはただ百年残る言葉を探しているのだそのために今生きているのだ”文壇のスーパースター、芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ)。緻密に入念に作品を彫琢する一方で、女の罠にコロリとはまってしまう偏屈でハンサムな愛すべき男の素顔とは……?数多のマンガ読みが偏愛する奇才・松田奈緒子がデビューまえから温めてきた待望作!
70年代に少女たちの間で空前の「はいからさん」ブームを巻き起こしたラブコメの名作が、装いも新たに登場!! 時は大正、花村紅緒、17歳。明るく元気いっぱいのハイカラ娘。恋も結婚も自分で選びたいと夢見ていたある日、伊集院忍という許嫁の陸軍少尉が現れる! 自分のじゃじゃ馬ぶりをいつも面白がる笑い上戸の彼が気に入らない紅緒は、この結婚を破談にしようとして!? 2017年に劇場版新作アニメも公開予定!
舞台は二十五の年を重ねた大正時代――。弟の自殺未遂がきっかけで、本に宿る光“アウラ”が視えるようになった少女・ツグミ。困惑する彼女の前に現れたのは、帝国図書情報資産管理局…通称「フクロウ」と呼ばれる組織に所属する尾崎隼人と鴻上滉だった…。TVアニメ化も果たしたオトメイト原作の恋愛アドベンチャーゲーム本編を元にしたコミカライズ、ここに開幕!
大正時代、人間も猫を見習って自由を謳歌し始めた! 堅物な教師、人見知りな少女、その二人の世話を焼く黒猫のハートフルコメディ。コミックス『おじさんと猫と少女』未収録作品集
大正11年、新人編集の千恵島みのりは無名の作家・宮沢賢治に仕事依頼するべく花巻へ向かう。そこで出会ったのは、奇想天外な人間と異形たちで!? 「雪渡り」「注文の多い料理店」東北に根付く異形の精霊の舞「鹿踊り」など花巻を舞台に、賢治の見た世界に触れる骨太ファンタジー!
芥川の生涯について調べてみると義兄が鉄道自殺したのと同じ年に自分も服毒自殺をしているので、漫画には描かれていませんがこの後すぐに亡くなっていることになります。そう考えるとラストシーンの深さがより増しますね。直接的に死を描かない演出がかっこいいです。 妻の文ちゃんに書いた甘々なラブレターが有名ですが、幸せな家庭生活ではなかったようです。芥川はどんなおべんちゃらでも言えてしまうような浅はかな人でもありますが、美しければ話に筋はいらないという言葉には痺れました。あとがきで20年前から描きたいと思っていたと語られてましたが、松田先生がそれほど心酔する魅力が分かったような気がします。