松苗あけみの良さってキャラの良さだと思う。

今作の話自体は学校のアイドル的なクールイケメン男子1人を女の子2人が取り合う、
少女漫画としてはよくありそうな展開である。
だけどそこに関わるキャラの性格。。。
これが他の作品にはなかなか無い絶妙なラインを攻めていて味を醸している。

本作のメインキャラであり、
ヒロイン2人の恋心を一身に受ける山田くん。

こいつがカスである。
プレゼントを焼却炉に投げ込み、他人に無関心、デートは途中で帰る。
興味がない女子にも思わせぶりな態度をとるが、
興味がないから冷たい態度をとって女子を泣かす。
深いこと考えてそうで浅い男。
それが山田。

でもそんな浮世離れした、
飄々とした雰囲気がなぜかたまらなく魅力的に見え、
乙女心に火をつけるのだ。

雨の中猫に餌をやる男子♡
みたいなギャップ萌えがテンプレ化していた時代、
こういう純粋なカスを主人公に据えたことは、
作者の当時の少女漫画界に対する反抗でもあったのではないだろうか。

メガネかけてるイケメンの元祖でもあるらしい。

あとヒロインも他の女の子もかわいいし普通に話が面白い。永久保存です。

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MOGUMOGU食べ歩きくま

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アフリカ象とインド象
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ナガノ氏のすごいところは、そのバランス感覚だと思う。 「ちいかわ」で言うなら、 万人受けするかわいいキャラクターと、 少し毒のある世界観の両立。 「自分ツッコミくま」LINEスタンプで言うなら、 気軽な使いやすさと、 我を出しすぎないちょうどいい面白さ。 需要と表現の間を完璧にとらえる客観性。 そのバランス感覚がこそが氏の突出した部分である。 そしてそんなバランス感覚は本書「MOGUMOGU食べ歩きくま」でも、 遺憾なく発揮されている。 本文で語られることはあくまで作者視点の体験である。 エッセイである以上、主人公は作者自身であり、 そこで描かれる思想はストーリー漫画よりも直接的に読者に伝わり、 大なり小なり読者の思想との相違がある。 それがエッセイ漫画のクセであり味であるはずなのだが、 本作ではそういった作者の「クセ」にさえ共感してしまう。 高級店で食事をした時に隣の人を見てマナーを真似したり、 コース料理をアトラクションの楽しさに例えたり。 誰もが感じたことがあっても言葉にはしていなかった 「ちょうどいいあるある」が作中の節々でビシビシと投げられる。 それらはあくまで淡々と、しかし感情豊かに。 この落ち着いたテンポの良さに、読んでいて安らぎを感じる。 違和感なく自然に読めるのに、 「気持ちのいい引っ掛かり」は「作品のクセ」と理解した上で、 小気味よく用意されている。 究極の自己プロデュース力を持った作家、それがナガノ。 我々は常に彼の手のひらで転がされているのである。

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松苗あけみの少女まんが道・結

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自身の半生をつづった前作『松苗あけみの少女まんが道』の続編が登場! 前作では描き切れなかった主に30~40代の出来事を中心に、包み隠さず描いた今作。バブル期に購入した約1億5千万円の自宅のローン返済や、専属契約を辞め締め切りに追われつづけたフリー時代、数々の美しいイラストの作画テクニック、そして現在まで、自身の漫画家人生を大公開! さらには美麗なカラーイラストも解説付きで多数収録。デビュー時の未公開イラストもあり、読み応えたっぷりの永久保存版です!

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【大合本版…『結婚よそうよ』1巻~3巻までの全巻を収録した大ボリュームシリーズ】《作品内容》三葉と幸太は高校時代からの先輩と後輩の間柄であり、ただいま同棲中! …と言っても結婚を前提にお付き合いしているわけじゃなく、幸太が三葉の住むコーポへ転がり込んできて、そのままなんとなく一緒に暮らしているだけ。お互いさほど結婚願望もなく、いつでも刹那的に楽しく生きていたい主義なのだ。そんな気の合う2人だが、いつかは自分にとって理想的な相手を見つけたいとは思っている。しかし、幸せをつかむのはいつでも2人の周りの友人、知人たちばかり。結婚式に呼ばれては余興に精を出す、そんな役回りが定着しつつある悲しき2人であった…。はたして2人に幸せな《結婚》の2文字は訪れるのだろうか? くされ縁の三葉と幸太の、お気楽同棲生活を描いたラブコメディ、大合本版:全巻収録! ※単巻、他合本シリーズとの重複購入にご注意ください※

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