ナガノ氏のすごいところは、そのバランス感覚だと思う。

ちいかわ」で言うなら、
万人受けするかわいいキャラクターと、
少し毒のある世界観の両立。

「自分ツッコミくま」LINEスタンプで言うなら、
気軽な使いやすさと、
我を出しすぎないちょうどいい面白さ。

需要と表現の間を完璧にとらえる客観性。
そのバランス感覚がこそが氏の突出した部分である。

そしてそんなバランス感覚は本書「MOGUMOGU食べ歩きくま」でも、
遺憾なく発揮されている。

本文で語られることはあくまで作者視点の体験である。
エッセイである以上、主人公は作者自身であり、
そこで描かれる思想はストーリー漫画よりも直接的に読者に伝わり、
大なり小なり読者の思想との相違がある。
それがエッセイ漫画のクセであり味であるはずなのだが、

本作ではそういった作者の「クセ」にさえ共感してしまう。
高級店で食事をした時に隣の人を見てマナーを真似したり、
コース料理をアトラクションの楽しさに例えたり。

誰もが感じたことがあっても言葉にはしていなかった
「ちょうどいいあるある」が作中の節々でビシビシと投げられる。

それらはあくまで淡々と、しかし感情豊かに。
この落ち着いたテンポの良さに、読んでいて安らぎを感じる。
違和感なく自然に読めるのに、
「気持ちのいい引っ掛かり」は「作品のクセ」と理解した上で、
小気味よく用意されている。

究極の自己プロデュース力を持った作家、それがナガノ。
我々は常に彼の手のひらで転がされているのである。

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宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
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大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

山田くんと佐藤さん

まじめなカスとかわいいガールズ

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アフリカ象とインド象
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松苗あけみの良さってキャラの良さだと思う。 今作の話自体は学校のアイドル的なクールイケメン男子1人を女の子2人が取り合う、 少女漫画としてはよくありそうな展開である。 だけどそこに関わるキャラの性格。。。 これが他の作品にはなかなか無い絶妙なラインを攻めていて味を醸している。 本作のメインキャラであり、 ヒロイン2人の恋心を一身に受ける山田くん。 こいつがカスである。 プレゼントを焼却炉に投げ込み、他人に無関心、デートは途中で帰る。 興味がない女子にも思わせぶりな態度をとるが、 興味がないから冷たい態度をとって女子を泣かす。 深いこと考えてそうで浅い男。 それが山田。 でもそんな浮世離れした、 飄々とした雰囲気がなぜかたまらなく魅力的に見え、 乙女心に火をつけるのだ。 雨の中猫に餌をやる男子♡ みたいなギャップ萌えがテンプレ化していた時代、 こういう純粋なカスを主人公に据えたことは、 作者の当時の少女漫画界に対する反抗でもあったのではないだろうか。 メガネかけてるイケメンの元祖でもあるらしい。 あとヒロインも他の女の子もかわいいし普通に話が面白い。永久保存です。

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ちいかわ お友だちとのつき合いかた

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ちいかわたちといっしょに、小学生から身につけておきたい、「お友だちづき合いに大切なこと」を学びます。自分自身のことについても知りながら、お友だちのことを大切にできる心を育みます。「お友だちを作るにはどうすればいい?」「もっとなかよくなるには?」「もやもやした気持ちのとき、どうしよう?」そんな悩みに応える、考え方のヒントを紹介します。シチュエーション別のQ&A方式となっているので、自分に近い行動タイプや気持ちに沿ったアドバイスがわかります。言葉の伝えかたや気持ちの整理のしかたなど、大人になっても役に立つ考え方のヒントが盛りだくさんです。

ちいかわ 慣用句&故事成語

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大人気キャラクター「ちいかわ」の「慣用句&故事成語」解説本が登場しました!! 2つ以上の言葉を組み合わせた、特定の意味を表す「慣用句」。遠い昔にあった事柄をもとにしてできた「故事成語」。本書には、知っておきたい150の言葉を収録。「ちいかわ」のストーリーと、可愛らしい画で、やさしく解説しています。受験勉強はもちろん、語彙力アップにも使える一冊です。「慣用句」⇒ 足が棒になる/肩を落とす/手に負えない/猫も杓子も/鼻であしらう など 「故事成語」⇒ 蛍雪の功/五十歩百歩/推敲/蛇足/矛盾 など

ちいかわ クロスワード

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『ちいかわ』初のクロスワードパズルが登場! 小学生から大人まで、クイズとパズルで2倍楽しい一冊です。初級編、中級編、上級編と3段階に分かれていて、初級編ではキャラクターたちの「名前」を答える問題も! ほか、漢字、算数、英単語、地理・歴史、連想するワードなど、さまざまな問題を収録。解いてつなげて…..! すべての問題を解いてキーワードをつなげると、“あのシーンのあの言葉”が導き出される……! あなたもちいかわたちと一緒に、全問クリアを目指してチャレンジしてみましょう!

ちいかわ とっておきのナゾトキ

ちいかわ とっておきのナゾトキ

イラストレーター・ナガノが描くTwitter発のキャラクターコミック「ちいかわ」。いつも一生懸命なちいかわと友達のハチワレ、うさぎなどの 個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、楽しくて、切なくて、ちょっとハードな日々の物語が描かれています。そんなちいかわたちの世界に入り込みながら、楽しく問題を解くことができるナゾトキの本です。今回は、ちいかわがいつも大切にしているポシェットがなくなってしまうお話です。謎解きを進めながらポシェットの行方を追う、ちいかわとハチワレ。果たして無事にポシェットは見つかるのでしょうか。あなたもちいかわやハチワレと一緒に、次々と現れる謎を解き明かしてみませんか。

ちいかわ おとなの心理テスト

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SNSで大人気の『ちいかわ』が大人のための心理テストになりました! その名も『ちいかわ おとなの心理テスト』です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの深層心理や周りの人との人間関係が丸わかりになる本です。あなたが心の奥にかくしてる秘密って? ふだん言わないようにしてる本音って? 恋愛や金運、健康、仕事、人間関係など、多岐にわたるテーマを心理テストでチェックしてみてください。あなたは「ちいかわ」のどのキャラクタータイプなのかもわかっちゃいます。

ナガノのくまの本

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※この本の内容は、2019年12月に発売された「自分ツッコミくまの本1 もぐらコロッケのうた」と同一です。『ちいかわ』のナガノによる、大人気Twitter連載が待望の復活! うたを歌うのが大好きな、もぐらコロッケたちに事件が起こる!? おなじみの「ナガノのくま」はもちろん、パグさんや大型犬、マレーグマにチュパカブラといったナガノワールドの住人たちが大集合! さらに、この本でしか読めない描きおろしエピソードやイラストも満載で、まさに全ナガノファン必携の一冊に仕上がっています。くまやもぐらコロッケといつも一緒にいたいあなたに!

ちいかわ四字熟語

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イラストレーター・ナガノが描くTwitter発のキャラクターコミック「ちいかわ」。いつも一生懸命なちいかわと友達のハチワレ、うさぎなどの 個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、楽しくて、切なくて、ちょっとハードな日々の物語が描かれています。そんなちいかわたちの世界に入り込みながら、楽しく四字熟語を覚えられる本です。ちいかわ作品のなかからコマを選び、そのシーンにぴったりの四字熟語を紹介します。ちいかわが大好きな人なら、あのシーンをこう表現するのか!と納得したり、これからたくさんの言葉を覚える子供には、四字熟語の意味がすんなり理解し語彙が増えること間違いなし! 紹介する四字熟語は112個!子供から大人まで楽しく読める一冊です。キャラクターのかわいい絵とぴったりの四字熟語が112個。四字熟語でちいかわたちの行動や性格を説明しちゃいます。

ちいかわ英会話 なんかいつの間にかしゃべれちゃうやつ

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本書は、「ちいかわ」に登場するキャラクターたちの「気持ち」や「言葉」について「英語で何と言うか?」を考えることで、使える英語を身につけることができる本です。・「英会話フレーズ集を使っても、なかなか覚えられない…」 ・「参考書に載っている例文を勉強したけど、いざとなると使えない…」 そんな経験はありませんか? じつは、せっかく参考書で勉強しても、文字や文を追いかけているだけでは、記憶に残りにくく、学習の効率も悪くなってしまいます。使える英語を効率的に学ぶ秘訣は、・「ストーリーやシチュエーションとリンクさせて覚えること」 そして、・「このフレーズを言ってみたい! という気持ちをもつこと」 です。この本には、みなさんの感情を揺さぶるような、ちいかわたちの魅力的なセリフが詰まっています。もちろん本書で取り上げているのは、日常生活でも使えて応用も利くフレーズばかりです。本書の流れに沿って、ちいかわたちの「気持ち」や「言葉」を、「英語でどう言うか?」を考えてみてください。この本を楽しく読み、音声を聞いて、声に出して話すことを繰り返していけば、いつの間にか英語でしゃべれるフレーズが増えているはずです。

ちいかわ パズル なんかずるいけどスッキリするやつ

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イラストレーター・ナガノが描くTwitter発のキャラクターコミック「ちいかわ」。いつも一生懸命なちいかわと友達のハチワレ、うさぎなどの 個性豊かなキャラクターたちが繰り広げる、楽しくて、切なくて、ちょっとハードな日々の物語が描かれています。そんなちいかわたちの世界に入り込みながら、楽しく問題を解くことができるパズル本です。パズル制作は人気の『すこしずるいパズル』の著者たつなみ氏。かなりひねった問題も多く、答えを出すのに苦労しますが、正解がわかった時にはスッキリすること間違いなしです。

くまのむちゃうま日記

くまのむちゃうま日記

ちょっとした外食に、お手軽おうちごはん。おいしいものがあるだけで、こんなに楽しい毎日だ! 生きてると、つらいときもあるけれど、「うまい」の三文字で幸せになれる。お片づけや洗い物はちょっぴり面倒だし、隙あらば「買った方が早インパラ」が襲来する、波乱万丈!?なくまのむちゃうまデイリーライフ、どうぞお楽しみください!

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