おじさん×おじさんの温泉版『耳をすませば』にコメントする
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たか
たか
11ヶ月前
 二十代をトップ営業マン&ホストという消耗する世界で生きてきた主人公の宇大(28歳)は、自らの人生に疑問を感じていた。そんな時とあるクチコミを頼りに訪れた大自然の秘湯に価値観をガラリと変えられてしまう。  それから2年。あのクチコミを投稿したレビュワー『癒やしん坊』を先生と私淑しその足跡を辿る旅を続けていた。毎年先生が訪れるという温泉で、一緒になった客がチェックアウトしたあと宿のゲストブックを見てみると、なんとそこにはさっきまでなかった癒やしん坊先生のコメントがあって…!  1話がほぼほぼ、おじさん×おじさんの『耳をすませば』で最高でした!!😂 宇大にとって癒やしん坊先生は師匠。2年間焦がれ続けた師匠にようやく会え、弟子となること認めてもらい、お風呂まで一緒に頂けた!……と思ったらヒラリと躱される展開に痺れました。  癒やしん坊先生もどんな方かと思えばまだアラフォーとお若く、スナフキンっぽいというかカカシ先生っぽいというか…偏屈ではないけどマイペースで一筋縄ではいかない風格があって好きです。  まだ1話ですがどハマリしてしまいましたし、なんならドラマ化する未来まで見えました!早く続きが読みたい!!
 二十代をトップ営業マン&ホストという消耗する世界で生きてきた主人公の宇大(28歳)は、自らの...
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

ゆげたつらん
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