ドイツに失踪中のフランス人作家・テオは、児童養護施設からしょっちゅう逃げ出し、その度に警察も動くほどの騒動を起こしている少女・リノアに出会う。彼女が持つ不思議な力や、テオが逃げている理由、テオのそばにいる猫のような人間のような生き物・ピートの存在など、謎が多い。さらにリノアの父の死に関わる疑惑など、いろんな要素が複雑に絡まっていそうなストーリーです。
萩埜まこと短編集 どこかの星のふたり
『熱帯魚は雪に焦がれる』の萩埜まことがコミック誌「青騎士」で発表した5つの短編作品を収録。遥か未来、遥か宇宙を旅する一体のアンドロイド。彼の目的は「ゴースト」を探すこと。かつて地球と呼ばれた惑星で高度な文明を築いていたとある生命体の「ゴースト」を。――『どこかの星のふたり』そのほか以下4篇を収録。『窓辺のリノア』『波よりもおだやかで、雲よりも速く』『髪結いの娘』『神様ごっこ』落ちぶれた小説家、自転車通学する高校生、新人美容師、寺の小坊主、少年の姿をしたアンドロイド。彼らに訪れた小さな出会いとは――。
熱帯魚は雪に焦がれる
都会の高校から、海辺の田舎町にある七浜高校へ転校してきた小夏は、周囲にうまくなじめずにいた。そんなとき、七浜高校水族館部のひとり部員である小雪と出会う。お互いが抱える寂しさに惹かれ合ったふたりは――?電子特別版には、作者萩埜まことがTwitterで更新中の描き下ろしイラストやコミックを10ページ追加収録!