子供と接する人全員読んだほうがいい
マンバでお勧めされているのを見かけて読みました。 作品には、明確にADHDや自閉スペクトラム症の診断が出る子が登場していますが、診断出ないまでもそうした特性を大なり小なりもっていて、それが原因で学校に行けないいわるゆ不登校の子が増えていると聞きます。うちの子もそうです。 親の発する何気ない一言が、こどもを追い詰めている可能性を痛感させられ、胸が痛くなりました。親に限った話ではなく、学校の先生、習い事で関わる大人、親戚や近所の大人まで、こどもと接する人はみな、こどもの心情に寄り添う優しさを持ち合わせる必要があると感じました。 こどもの心という大いなる未知の領域があるということに理解が進むといいなと思います。その意味で、解説記事や文献もいいですが、知識としてだけでなく表情含めて具体的にイメージがもてるこうした作品は広く読まれるべきと思います。 ぜひ読んでもらいたいです。
発達障害と大人(研修医)になってから言われた主人公。
発達障害が凸凹といわれるように、他の能力が高くても他より低いものがあったら生きづらくなってしまうという話に、なるほどなと思った。
発達障害と診断をするようになったから発達障害の人が増えているように思えるけど、そうじゃないんだよね。
昔からいた。
クラスにときどきいたもの。
座り続けられないとか、どうしても覚えられないとか、忘れ物が続くとか、運動が著しく不得意とか。
当時は先生に怒られたりなんなりしていたけど、今は違う対応をされているのかな。
本編は、漫画だからすべて病院へ行けば解決して終わり!とか、出てくる病院の人たちは聖人のよう!というわけでもないのが、とてもリアル。
手を伸ばせる範囲はみんな限りがある。
病気なら治し方があるかもしれないけど、病気でなければ治せない。対応していくしかない。
世の中には色んな人がいるということを知るには、良い漫画だと思う。