かわいい子たちがゆるいけどリアルなキャンプを楽しんでいるにコメントする
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ゆるキャン△

ゆるキャン△

ゆるキャン△ あfろ
名無し

この作品はテレビアニメやドラマにもなって好評ですが、人気が高いのもよくわかります。まず、キャンプをテーマにしている設定がユニーク。そして、キャンプに夢中になる主人公が年頃の女の子たち、というのもユニーク。これまでアウトドアというと、一般的には男性の趣味という先入観がありますよね。今、流行りのソロキャンプなどは特にです。でも、この作品の中では、高校生の女の子たちがキャンプの面白さに目覚め、ひとりでもグループでも臆することなく、春夏秋冬、いつでもキャンプに出かけてしまう。漫画とは言え、そんな彼女たちの勇気やフットワークの軽さも羨ましく、爽快感すら感じます。また、キャンプ場での出来事やハプニングばかりでなく、キャンプへ行く前のワクワク感や、キャンプを通じて出逢った友情なども描かれていて、ストーリー性も豊かです。現実には、女子高校生だけのキャンプ、女性のソロキャンプは危険性も伴い、その実行は難しいと思いますが、この漫画を読むことでキャンプ場の空気感を楽しむこともできるので、キャンプに興味のある人はもちろん、決まり切った日常に少々飽きて、非日常的なひと時を味わいたい人もぜひ読んでみて欲しいです。

この世界の片隅に

漫画と映画を久しぶりに見返した!

この世界の片隅に
かしこ
かしこ

2025年のお正月にNHK広島放送で映画「この世界の片隅に」が放送されたのは、今年で原爆投下から80年が経つからだそうです。この機会に私も久しぶりに漫画と映画をどちらも見返してみました。 やはり漫画と映画の一番の違いはリンさんの描き方ですよね。漫画では夫である周作さんとリンさんの関係について触れられていますが、映画ではありません。とくに時限爆弾によって晴美さんと右手を失ったすずさんが初めて周作さんと再会した時に、漫画ではリンさんの安否を気にしますが、映画ではそれがないので、いきなり「広島に帰りたい」という言葉を言い出したような印象になっていました。映画は子供のまま縁もゆかりもない土地にお嫁に来たすずさんが大人になる話に重点を置いているような気がします。それに比べると戦時下無月経症なので子供が出来ないとはっきり描いてある漫画はもっとリアルな女性の話ですよね。だから漫画の方が幼なじみの海兵さんと2人きりにさせた周作さんに対して、あんなに腹を立てたすずさんの気持ちがすんなり理解することが出来ました。個人的には男性達に対してだけではなく、当時の価値観で大事とされていた後継ぎを残せない自分に対しての悔しさもあるのかもしれないと思いました。けれどもあえて女性のリアルな部分を描きすぎない選択をしたのは、原作である漫画を十分に理解してるからこそなのは映画を見れば明らかです。 久しぶりに漫画と映画を見返してどちらも戦争が普通の人の生活も脅かすことを伝えているのはもちろん、すべてを一瞬で無いものにしてしまう核兵器の恐ろしさは動きのある映画だから強く感じた喪失がありました。そして漫画には「間違っていたら教えて下さい 今のうちに」と巻末に記載されていることに初めて気づきました。戦争を知らない私達が80年前の出来事を想像するのは難しいですが、だからこそ「この世界の片隅に」という物語があります。どんなに素晴らしい漫画でもより多くの人に長く読み続けてもらうのは大変なので映像化ほどの後押しはないです。これからも漫画と映画どちらも折に触れて見返したいと思います。

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