ザシス
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せめて遥人が椅子から姿を消したりせず、たとえば山内が脈をはかってその死をしっかり確認して、その上で「結局、母親の単独犯だったのだね」でいけば、山内の涙も含めて第13話はそんなにおかしくはならなかったのだけど(そして、ラストの靴にもゾワっとできたと思うのだけど)、遥人が椅子から姿を消したのを山内が確認してしまって、しかもドアから出ていったことに気付いた様子まで描いてしまったから、山内の涙も不自然だし、ラストの靴も読者からしたら「そりゃあ、遥人は生きてるんでしょうね」になっちゃって、ちっとも怖くない。

第13話、わりとめちゃくちゃよね。

ゾンビ的な存在としての肉体のある遥人(動ける存在)をついさっきまで目の前にしていた山内が、かつて姉に書かせたいじめのメモの出現を「きっと遥人が俺に…」と心霊的な解釈をするのも、不自然。

椅子に座ってる遥人が要らなかったんだよなぁ。あくまで母親の単独犯にしておいて、ラストのコマであのウィングチップの靴ではなく、仮面の男の尖った靴を描けば、「え? やっぱり真犯人が他に?」になるし、仮にそれで終わってもそこまで不満はなかった。なまじ遥人を登場させたことで、あちこちおかしくなった。

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ザシスの意味とは

ザシス 森田まさのり
六文銭
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「ろくでなしBLUES」から「べしゃり暮らし」まで、一通り読んでいる作家さんだけに本作も当然手に取りました。 1話読んで、サスペンスであること、その世界観にひきこまれ これは完結してからイッキに読もう と思い、完結を楽しみにしてましたが(変な話ではありますが)まさか3巻でおわってしまうとは。 一気読みした最初の感想としては、ギャク色の強い作風の作家さんなのに、この手のストーリーもイケるのかと唸った。 誰が犯人なのかはもちろん、主要な登場人物の誰もが、実は後ろ暗い過去をもっているびっくり展開は、良い意味で緊張感があって、最後どう転ぶのか気になり読んでてあっという間だった。 ミステリでありがちな、くどい説明とかもなく、絵だけで魅せてくるのも読みやすかったし、不気味なタイトルが結局何なのか気になりながら最後につながるのも良かった。 総じて、面白かったという月並の感想なんだけど、3巻でキレイにまとまっている作品だと思います。 この手の作品で、個人的に重要だと思っている、読者に結論を委ねる部分もしっかりあって、そういう意味でも読後感は良かったてす。 3巻完結なので、イッキに読んでザシスの意味を噛み締めて欲しい。
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