オノ・ナツメ風必殺仕置人
殺陣(たて)とかはないんだけど。 オノ・ナツメ作品で日本が舞台なのも珍しく、そのためか出てくるキャラクターの魅力がぐんと近く感じられる。 必殺仕事人ではなく仕置人の方なのは梅が仕置人の鉄になんとなく風貌が近いからっていうだけだけど、この裏稼業グループは仕置人のそれに似ている気もする。 ルパン3世っぽいとこもあるかな。主人公の政がそれっぽさが全くないのでオリジナリティは抜群。 ノイタミナでアニメ化もされていて一時期話題にもなったけど、この作品はそれだけ一般的でもある。でもオノ・ナツメらしさは満載なので是非読んでほしい。
肩ひじ張ったところがなく、つやっぽいところがいい。
人の心を揺さぶる物言いで気弱な浪人の政之助を口説き落とす。
弥一の死んだ魚のような目でドロリと見られたら背筋がヒヤッとしますね。
オノさんのヨーロッパ的な作品が多いですが、和風なものもいいですね。線の感じがとってもあっています。
悪行を生業にすることで苦しむ政之助、弥一は信用に値する人物か・・