正に当家一族の事だと受け止めました。岩手の訛りや血族故の厳しい掟に縛られ生きる人々の生活が私には実体験であった。父が嫁や子供たちにした蛮行は今となってはAAのなせる技と理解は出来るが、幼少に受けたDVは未だにフラッシュバックとなる。
父親の孤独死から始まる親子の重厚な人間ドラマ
生活保護を受けながら岩手で一人暮らしをしている父親が、ある日死んだという連絡が入り、埼玉から岩手の父が暮らしていた家へ向かうと、孤独死の痕跡がリアルに残る。主人公・義明は妻と生まれたばかりの娘と3人でギリギリの生活を送っていたため、仕送り等せずほぼ放置してしまっていたことを後悔します。そんな主人公はこれから亡くなった父とどう向き合っていくのか。あらすじに「超重量人間臨終絵巻」とあるようにずっしりとしたストーリーのようです。