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この作品は「この世のものとは思えないほど美しい宝石を売っているが金銭は受け取らない」という不思議な宝石商を営む男と、彼が出会う様々な登場人物が織りなす物語です。
この宝石商の持つ石櫃には特別な力が宿っていて、石櫃に入れたものが”持ち主にとってどれだけ価値があるか”を反映して入れたものを宝石に変えることができるというのです。
この作品ではそんな石櫃を持つ宝石商と出会い、さまざまな理由から自身の”大切なもの”を宝石と変える人々のドラマが描かれていきます。
オムニバス形式で展開するこの作品は、土地も時代も飛び越えた多種多様な舞台が登場し、作中で登場する”宝石”にも引けを取らないほど美しい絵で物語が描かれています。
また、物語によっては史実に沿っているような展開を見せるものもありハッとするような仕掛けもたくさん仕込まれている、そんな作品です。
1巻まで読了
大切なものを宝石に変える謎の宝石商と、彼を取り巻くたくさんの愛と物語。多種多様な舞台と時代と史人で繰り広げられる、宝石譚の数々をご堪能あれ。