あらすじ大切なものを宝石に変える謎の宝石商と、彼を取り巻くたくさんの愛と物語、第2巻。宝石商がパリで出逢ったのは、一人の孤独で逞しい少女、ジャンヌだった。少女と二人『手にした者を不幸にする宝石』ホープダイヤモンドを探す長い旅が始まった。共に目にする、たくさんの愛の物語。少女の成長と共に、宝石商の心にも変化が現れる。
この作品は「この世のものとは思えないほど美しい宝石を売っているが金銭は受け取らない」という不思議な宝石商を営む男と、彼が出会う様々な登場人物が織りなす物語です。 この宝石商の持つ石櫃には特別な力が宿っていて、石櫃に入れたものが”持ち主にとってどれだけ価値があるか”を反映して入れたものを宝石に変えることができるというのです。 この作品ではそんな石櫃を持つ宝石商と出会い、さまざまな理由から自身の”大切なもの”を宝石と変える人々のドラマが描かれていきます。 オムニバス形式で展開するこの作品は、土地も時代も飛び越えた多種多様な舞台が登場し、作中で登場する”宝石”にも引けを取らないほど美しい絵で物語が描かれています。 また、物語によっては史実に沿っているような展開を見せるものもありハッとするような仕掛けもたくさん仕込まれている、そんな作品です。 1巻まで読了