疲れた時に読みたくなる作品。
すごく良かった! パンで地球と宇宙を結びつけるなんて、面白い発想で。 最初にまみ太がクロワッサンを食べるシーン。あ、この話好きかもって感じた。 最後にはまみ太と、紺太、そして二人の周りにいる人達の生活が、これからもずっと平和に続きますようにと願わずにはいられない心温まるお話でした。 そして、鳥野先生のほかの作品も是非読んでみたい!
最近、弟ができました。パンが好きな『宇宙人』の弟です。舞台は山の上のパン屋さん。若き店主・紺太(こんた)は、宇宙船の事故で遭難し、食料を探していた宇宙人・まみ太に出会った。先の見えない状況にもケロッとクールなまみ太に、紺太はいてもたってもいられず「迎えがくるまでウチにいろ」と告げた。そんなわけでパン屋さんには、“弟くん”がやってきた――。見かけは小4、頭脳は大人の宇宙人“弟”と、さみしんぼのパン職人“兄”とのほっこり兄弟ごっこダイアリー
優しくあったかくて、読み終わる瞬間には少しさみしくなりました。あったかくて甘いもの食べないと…。
山の上でパン屋を営む紺太と、不時着した宇宙人まみ太が兄弟として暮らすお話。
さみしいという感情はよくわからないけれど、紺太のパンを気に入り順応していくまみ太に心あたたまります。
美味しいと触覚がポンって出ちゃうのがめちゃくちゃかわいい…!
お互いの孤独を分け合うように寄り添う2人が本当の兄弟に見えて、ずっと一緒にいてほしいなあと切なくなりました。
辛いことさみしいことは忘れてしまえばいいと思ってしまうけれど、その中にも大切な思い出がたくさんあるんですよね。
紺太のパン食べてみたいなあ。優しい味がするんだろうなあ。