2002〜2003頃の複数の出版社で描いてた短編を集めた一冊。十種類近い雑誌の特色に合わせた作風になっていて、それぞれの違いが楽しめた。
例えばエロティクスFの短編では小田扉作品では貴重な(?)下ネタも見られる。
正直、小田扉ファン以外におすすめ出来る本かというと微妙だが、ファンならずとも、読んで損はないと言える良い短編があると思う。
その一つが「私のおじさん含み笑い」で、家出した少女が親戚の叔父の家に泊まるだけの話なのだが、今まで感じたことのない感情になれる非常に不思議なストーリーながらグッとくる話である。
もう一つ飛び抜けてよかったのでは「平介の思い出」。こちらもストーリーこそ素晴らしかったが、ページ数が短すぎ、あっさり終わってしまったのが勿体なかった。これらの短編を読むだけでも、小田扉という漫画家がいかにストーリーテラーとして優れているかを体感できる。
野木さんの小野課長が配属替え…?どうする、野木さん!「野木さんのひと工夫」、家出して一人、おじさんの家に泊まったのり子の運命は…?「私のおじさん含み笑い」、パソコン猫とねえちゃんの生活「エレクトロねえちゃん」他収録。訳もわからず、病みつきになる。「プリンス・オブ・含み笑い」小田扉が贈る、脱力&哀切&ギャグ乱れ打ちの傑作短編集!!
野木さんの小野課長が配属替え…?どうする、野木さん!「野木さんのひと工夫」、家出して一人、おじさんの家に泊まったのり子の運命は…?「私のおじさん含み笑い」、パソコン猫とねえちゃんの生活「エレクトロねえちゃん」他収録。訳もわからず、病みつきになる。「プリンス・オブ・含み笑い」小田扉が贈る、脱力&哀切&ギャグ乱れ打ちの傑作短編集!!