要々舎のA DAY IN THE LIFE で高妍さんを知り、この上下巻は予約注文しました。
期待を上回る作品で、とても上質なひとコマひとコマにうっとりしました。
心を動かす素敵な音楽や文化、人に出逢って、それらに触れているときの感情の機微がとても繊細に描かれていて、あぁ…好き!ってなりました。
作中の本棚に出てくる、自分も好きな作家さんの作品やアルバムを見つけては嬉しくなり、プレイリスト作ってみたりして音楽を味わいつつ読みました。
台詞のないコマからも、人物の表情やしぐさが豊かなので想像がふくらんで、その隙間に思いを馳せることができるし、今後も読み続けていきたいです。
すき。
NO SMOKING観直してみます。
ヘロデという無頼が女を抱いては人助けをし最終的には大帝国を築くけどあっけなく信じていた人に殺されるという話。
女は姦通罪を犯すと両手をミイラにされるとか、状態さ湿地では弧を描く棒を十字に組んでその上に立つといいとか、イランの弓はスゲー強いとか。
本当かどうかはわからないそれっぽい知識が面白かった。
親しくしていた隣国の王と女王にあっさり殺されるのがエモくて最高。
現代的な価値観では主人公の方が正しいけど、それでの展開を踏まえると2人の主張は完全に筋が通ってるからしょうがないよな…となる。
あとすごいどうでもいいことだけど、横山光輝先生が描くガイコツがすんごいかわいくてキュンとしました。かわいい。