村の因習に巻き込まれるサスペンス
再開発に失敗した離島に赴任した若い医師が村の因習に巻き込まれるサスペンスです。「武富健治実話作品集 狐筋の一族」を読んでから、武富健治先生は容赦なく恐ろしい絵を描かれる人という信頼があります。村の因習モノってだけでも確実に面白いのに、タイトルに「残虐」が付くなんて最高にヤバいです。全2巻とは思えない内容の濃さなので、期待値を上げて読んでもガッカリしないことを保証します。ぜひネタバレをしないで読んで欲しいので詳細は避けますが、どんな残虐なシーンよりもクライマックスのキスシーンが頭から離れません。読んだ人にはこの気持ちを分かってもらえるはず…。