FGOに影響力受けすぎた一昔前のソシャゲ感(絵はSSR級)
『終末のワルキューレ』のバトルヒロイン版としか言いようがない漫画。可愛い女の子がいっぱい出てくるので自分はこっちのほうがすき。 読んだことない人向けに説明すると、バトルはナレーションが能書きを述べてより強そうな技をぶっ放したほうが勝ちの、カードゲームやソシャゲ、漫画だとバキに近い感じです。原作が『賭ケグルイ』の河本ほむら先生だからといって高度な心理戦を期待するとがっかりしますが、キャラモノとしては間違いなく面白いです。 先程ソシャゲに喩えたように、誰でも名前は聞いたことのある歴史上の人物(ジャンヌ・ダルクやマリー・アントワネットなど)をそのままモデルにした美少女キャラが盛りだくさんとなっており、ある程度誰でも知ってそうな程度の史実ネタを引用しながらバトルを展開させていきます。 たとえば1巻では、自慢の怪力で大太刀を振り回す巴御前を相手に苦戦する敵が、巴は近接タイプだろうと読み距離をとって飛び道具で嬲り殺しにしようと試みたところ、どっこい武士のメインウエポンは実は弓なのである!とドヤ顔で巨大弓で返り討ちにする……などこのように大味で簡単に先が読めてしまう展開の連続ではあるのですが、言い換えれば読んでいて疲れずスナック感覚で美少女バトルを読みたいという欲求を満たしてくれる娯楽作品でもあるということになります。 ときおり試合中に腹に穴が空いたり四肢が吹っ飛んだりしますが、シグルイとか天上天下とかと比べるとキャラクターたちが痛がるそぶりをあまり見せないため、それほどしんどさは無いです(その点はどちらかといえば『一騎当千』のほうが近いかも)
終末のワルキューレといろいろ被りますが、同じ雑誌だしいいいのかな。終末のワルキューレが人間vs神なのに対し、こちらは歴史的に名を残した最強の女達が魔女(魔法と魔装を手に入れる)となって、生き残りをかけて殺し合う、という話。ちゃんとトーナメント表に従って試合?が進んでいきます。
それぞれが強い「欲」を持ったまま死んだ人たちで、32人のうちたったひとり生き残ったものだけがその欲を叶えることができます。知らない名前もあるので歴史の勉強にもなる。
>歴史的に名を残した最強の女達が魔女(魔法と魔装を手に入れる)となって、生き残りをかけて殺し合う
このクチコミ見て絶対面白いやつじゃんと思って読んだらマジで最高だった
可愛さと格好良さが絶妙