朝起きると同じベッドで寝ていた39歳の妻が死んでいた男がたった半年で婚活を始める話。

ある朝、妻が目を覚まさないので救急を呼ぶと「もう亡くなっているので警察の管轄」と言われ事情聴取を受け、妻の遺体は検死のためにケースに入れられ運ばれてしまう。
1人残された夫は妻の実家に電話をかけ、自分の職場と妻の職場に電話をかけ、警察に棺がいる言われたので葬儀屋に電話をかけ……。

妻が死んだ実感がないままにひたすら死の報告を何件もするところが生々しかった。そのあと当たり前みたいに「ワックスが切れてる」って妻に呼びかけちゃうところも。

1話を読んだ後に著者のインタビューを読んで、自分も配偶者を亡くした人に対して悲しみを押し付けていたかも…と気付かされ、1話の印象が少し変わりました。

ものすごく面白かったので2話も楽しみです!

すくなくとも1話の時点では主人公が感情的になる描写が殆どないのが印象的。原因不明の突然死って、あんな感じになるんだろうか…

没イチって単語初めて知った

寡婦・未亡人・男ヤモメ…って言い方はかなり古いし、こういう性別問わなくて使いやすい新しい言葉があるのは便利だな

自分的にはシェアハウスとか絶対無理だけど、料理上手い人が居たらちょっとアリかもなって思ってしまった

奥さんの遺品はとりあえず自分の実家に預けておくのか。

そんなに急いで引越ししなくてもよさそうだけど、どうしても環境を変えたいのかな。

シェアハウスに住むって現実逃避じゃない?と思ってたけど、自分と同じ境遇の人、全く違う人生観の人、色んな人がいるからこそ、主人公にとってはちょうどいい感じに自分と向き合えるのかも。あんまり落ち込んでるよりも奥さんも安心かもしれないね…。

亡くなった奥さんの実家に行くの憂鬱だよね…と思ったけど意外と楽しそうだった。奥さん元ギャルだったんだね。百瀬さんにちょっと似てた。

本人が隠したかったんだから無理に知ろうとしなくていいんじゃないの〜?と思いつつ、やっぱり気になる。渋谷でギャルは分かるけど蕎麦屋はなんでだ??

没イチ

大切な人の死の哀しみ方がリアル

没イチ きらたかし 小谷みどり
六文銭
六文銭
配偶者と離別した場合はバツイチだが、 死別した場合を「没イチ」と称し、それがタイトル名になった本作。 妻が眠りながら急死し、突然、独り身になってしまった主人公。 葬式だとか親族挨拶だとか日常業務とかで、あれよあれよと忙しく過ぎる日々に、妻の死に対する感情が薄れていってしまう。 哀しみ方を忘れ、そこに違和感を感じながら日々を過ごしていると、 ひょんなことで友人に誘われた婚活パーティーである女性と出会う。 彼女もまた配偶者と死別していた。 同じ境遇に同調した2人は、彼女の誘いで、45歳ながら若者にまじってシェアハウスをするという流れ。 本作が魅力的なのは、大事な人が死別した後、残された当事者の感情の変化を丁寧に描いていて、非常に共感がもてるんです。 すごくよくわかるんです。 年月をともに重ねた人の死は、簡単に整理することはできないし、 涙でごまかせるもんでもないと思うんです。 だけど、ふとした瞬間、ホントに何気ない瞬間に、 喪失感を感じて涙が溢れる。 こういった描写が描かれていて、おそらく経験に基づくものなんだろうなとリアリティを感じさせます。 主人公が、シェアハウスで多くの人と過ごすことで、少しでも哀しみが癒え、次の一歩を踏めることを応援したくなります。 ただ、3巻(2021年11月時点で2巻)で終わるみたいなので、とても残念です。 じっくり丁寧にすすめている作品だっただけに、願わくばキレイに終わってほしいなと思います。
少女暴走伝説 Fair

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この漫画がなければ『赤灯えれじい』は描けなかったーー。きらたかし、幻の初期作品が上下巻完全版で同時発売!! きらたかし、幻の初期作品が上下巻完全版で同時発売!雑誌「ティーンズロード」(ミリオン出版)に連載されていたこの物語は、実在したレディースチームを取材し、彼女たちが駆け抜けた色濃い青春の日々をセミドキュメンタリーにした作品だ!上・下巻合わせて単行本未発表15話分+描き下ろしエピローグも完全収録!共感度満点の大阪純情ラブコメディ『赤灯えれじい』はここから生まれた!
赤灯えれじい

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むっちゃ胸がアツくなる……大ヒット御礼・大阪純情ラブコメディ!!柳川サトシ19歳、地味でヘタレでフリーター。ガードマンのバイト中に、年上で金髪でケンカっ早いヤンキー娘・チーコに一目ぼれ☆こうなったら、ドツきドツかれ(ゲロ吐いてでも!)彼女につり合うカッチョい男に……なれるんやろか……?ためらう恋と、ぬくもりいっぱい。闇夜の赤灯(せきとう)に導かれて――ヘタレ男の青春が、はじまる!!
ケッチン

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大ヒットラブコメ『赤灯えれじい』の作者が贈るバイク青春グラフィティ!!――頭はそこそこ、気弱で寡黙。ハマっているもの……特になし。そんな15歳・ユウの友達は、幼なじみのシュウとマコ。いつも一緒にいたけれど、中学卒業をきっかけに、みんな進路がバラバラに。新たな出会いや経験を通して、平凡だった毎日が動き出す!!
凸凹 DEKOBOKO

凸凹 DEKOBOKO

三原勇希、中学1年生女子。関西在住で子供の頃から趣味のオフロードバイクに乗ってます。父の転勤で関東に引っ越すことが決まった彼女は地元で最後のレースに臨む。幼馴染でライバルでもある伊藤清志に淡い恋心を抱き戸惑う彼女は「このレースであいつに勝ったら好きって言おう」と秘かに決意するが。「赤灯えれじい」「ケッチン」で丁寧な人物描写と恋愛模様を描いたきらたかしが送る青春バイク&恋愛ストーリー!
単車野郎

単車野郎

『赤灯えれじい』の作者きらたかしの原点がここに!! 喜びも怒りも哀しみも、そして当然、楽しみも。単車と共にわかちあってきた、きらたかしの青春バイクグラフィティ! 単車好きはもちろん、きらたかしファンも大満足間違いなしのエッセーコミック。一度読み出したら、もう止まらない!! ほか、ダートエンデューロに参戦したカップルを爽快感満載で描いた単行本未収録作品『バンジー・ライダー』も完全収録!!
赤灯えれじい 東京物語

赤灯えれじい 東京物語

サトシとチーコの後日談を描いたシリーズ読み切り『赤灯えれじい 東京物語』が、ついに単行本化! さらに、描き下ろしエピローグも特別収録! その他の収録作品は、チーコのやんちゃな中学時代を描いた短編『いもうと』、サトシの高校時代の甘酸っぱい青春を描いた短編『八月に熱くなれ』、連載のきっかけとなったちばてつや賞大賞受賞作『赤灯えれじい』の3作品。共感度満点の純情ラブコメディが、また読める!
ハイポジ

ハイポジ

妻に離婚を切り出され、会社もリストラされたお先真っ暗の俺は46歳。どこでこんな人生になっちゃったのかな―― と思うや否や、16歳の自分の中に。時は1986年――。セピア色だった思い出がカラフルに輝きだした――。『赤灯えれじい』『ケッチン』『凸凹 DEKOBOKO』を放ってきた青春マンガの名手が贈る新たな物語、始動!!
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