あらすじ

愛妻が急逝して半年。家事のほとんどを任せきりだった白鳥学(45歳)は“フツー”の日常生活を送るのにも悪戦苦闘中。「この先、自分は一人で生きていけるのか?」そんな漠然とした不安を抱えていた学に、まったく予期せぬ事態が起きてしまいます!“残された人の人生”を考えるドタバタ“没イチ”ライフ、開幕です!
没イチ 1巻
愛妻が急逝して半年。家事のほとんどを任せきりだった白鳥学(45歳)は“フツー”の日常生活を送るのにも悪戦苦闘中。「この先、自分は一人で生きていけるのか?」そんな漠然とした不安を抱えていた学に、まったく予期せぬ事態が起きてしまいます!“残された人の人生”を考えるドタバタ“没イチ”ライフ、開幕です!
没イチ 2巻
白鳥学(45歳)は、同じ『没イチ』の百瀬美子(ルビ:ももせよしこ)に誘われてシェアハウスに入居。個性豊かな同居人達との触れ合いが、愛妻の死後、感情が麻痺していた学を少しずつ変えていく。40代で配偶者を亡くした“残された人”のシェアハウスストーリー第2巻。
没イチ 3巻
亡き妻・愛(ルビ:めぐみ)が長野の実家を飛び出して上京してきた20年前のことを知ろうと、白鳥学(45歳)は動き出した。数少ない手がかりをもとに真実に辿り着いた時、学の胸に“ある想い”が去来するーー。40代で配偶者を亡くした没イチ男性のシェアハウスストーリー、完結巻です。
少女暴走伝説 Fair

少女暴走伝説 Fair

この漫画がなければ『赤灯えれじい』は描けなかったーー。きらたかし、幻の初期作品が上下巻完全版で同時発売!! きらたかし、幻の初期作品が上下巻完全版で同時発売!雑誌「ティーンズロード」(ミリオン出版)に連載されていたこの物語は、実在したレディースチームを取材し、彼女たちが駆け抜けた色濃い青春の日々をセミドキュメンタリーにした作品だ!上・下巻合わせて単行本未発表15話分+描き下ろしエピローグも完全収録!共感度満点の大阪純情ラブコメディ『赤灯えれじい』はここから生まれた!
赤灯えれじい

赤灯えれじい

むっちゃ胸がアツくなる……大ヒット御礼・大阪純情ラブコメディ!!柳川サトシ19歳、地味でヘタレでフリーター。ガードマンのバイト中に、年上で金髪でケンカっ早いヤンキー娘・チーコに一目ぼれ☆こうなったら、ドツきドツかれ(ゲロ吐いてでも!)彼女につり合うカッチョい男に……なれるんやろか……?ためらう恋と、ぬくもりいっぱい。闇夜の赤灯(せきとう)に導かれて――ヘタレ男の青春が、はじまる!!
ケッチン

ケッチン

大ヒットラブコメ『赤灯えれじい』の作者が贈るバイク青春グラフィティ!!――頭はそこそこ、気弱で寡黙。ハマっているもの……特になし。そんな15歳・ユウの友達は、幼なじみのシュウとマコ。いつも一緒にいたけれど、中学卒業をきっかけに、みんな進路がバラバラに。新たな出会いや経験を通して、平凡だった毎日が動き出す!!
凸凹 DEKOBOKO

凸凹 DEKOBOKO

三原勇希、中学1年生女子。関西在住で子供の頃から趣味のオフロードバイクに乗ってます。父の転勤で関東に引っ越すことが決まった彼女は地元で最後のレースに臨む。幼馴染でライバルでもある伊藤清志に淡い恋心を抱き戸惑う彼女は「このレースであいつに勝ったら好きって言おう」と秘かに決意するが。「赤灯えれじい」「ケッチン」で丁寧な人物描写と恋愛模様を描いたきらたかしが送る青春バイク&恋愛ストーリー!
単車野郎

単車野郎

『赤灯えれじい』の作者きらたかしの原点がここに!! 喜びも怒りも哀しみも、そして当然、楽しみも。単車と共にわかちあってきた、きらたかしの青春バイクグラフィティ! 単車好きはもちろん、きらたかしファンも大満足間違いなしのエッセーコミック。一度読み出したら、もう止まらない!! ほか、ダートエンデューロに参戦したカップルを爽快感満載で描いた単行本未収録作品『バンジー・ライダー』も完全収録!!
赤灯えれじい 東京物語

赤灯えれじい 東京物語

サトシとチーコの後日談を描いたシリーズ読み切り『赤灯えれじい 東京物語』が、ついに単行本化! さらに、描き下ろしエピローグも特別収録! その他の収録作品は、チーコのやんちゃな中学時代を描いた短編『いもうと』、サトシの高校時代の甘酸っぱい青春を描いた短編『八月に熱くなれ』、連載のきっかけとなったちばてつや賞大賞受賞作『赤灯えれじい』の3作品。共感度満点の純情ラブコメディが、また読める!
ハイポジ

ハイポジ

妻に離婚を切り出され、会社もリストラされたお先真っ暗の俺は46歳。どこでこんな人生になっちゃったのかな―― と思うや否や、16歳の自分の中に。時は1986年――。セピア色だった思い出がカラフルに輝きだした――。『赤灯えれじい』『ケッチン』『凸凹 DEKOBOKO』を放ってきた青春マンガの名手が贈る新たな物語、始動!!
没イチ
大切な人の死の哀しみ方がリアル
没イチ きらたかし 小谷みどり
六文銭
六文銭
配偶者と離別した場合はバツイチだが、 死別した場合を「没イチ」と称し、それがタイトル名になった本作。 妻が眠りながら急死し、突然、独り身になってしまった主人公。 葬式だとか親族挨拶だとか日常業務とかで、あれよあれよと忙しく過ぎる日々に、妻の死に対する感情が薄れていってしまう。 哀しみ方を忘れ、そこに違和感を感じながら日々を過ごしていると、 ひょんなことで友人に誘われた婚活パーティーである女性と出会う。 彼女もまた配偶者と死別していた。 同じ境遇に同調した2人は、彼女の誘いで、45歳ながら若者にまじってシェアハウスをするという流れ。 本作が魅力的なのは、大事な人が死別した後、残された当事者の感情の変化を丁寧に描いていて、非常に共感がもてるんです。 すごくよくわかるんです。 年月をともに重ねた人の死は、簡単に整理することはできないし、 涙でごまかせるもんでもないと思うんです。 だけど、ふとした瞬間、ホントに何気ない瞬間に、 喪失感を感じて涙が溢れる。 こういった描写が描かれていて、おそらく経験に基づくものなんだろうなとリアリティを感じさせます。 主人公が、シェアハウスで多くの人と過ごすことで、少しでも哀しみが癒え、次の一歩を踏めることを応援したくなります。 ただ、3巻(2021年11月時点で2巻)で終わるみたいなので、とても残念です。 じっくり丁寧にすすめている作品だっただけに、願わくばキレイに終わってほしいなと思います。