鬼滅ブームに思うにコメントする

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mampuku
mampuku
1年以上前
「『鬼滅の刃』は難しいテーマを背負わず純粋な娯楽としての少年漫画だから万人にウケている」と何かのウェブ記事で読みました。確かにそうだと思います。面白いし、感動や勇気を与えてくれる、娯楽の本分を全うした作品だと思います。ですが敢えて厳しい言い方をすれば「消費されて終わり」なんですよね。 今際の国のアリスという作品は、ある意味カウンターのような、またある意味では一歩先を見据えたような、そんな漫画でした。少年漫画のサイズと値段で販売され、尚かつ一見して「デスゲームもの」という消費型の娯楽の最たるジャンルの皮を被っているので、いざ読んでみるとその想像を遥かに超える懐の深さに面食らうかと思います。手に汗握る心理戦やアクション、出会いと別れを経て成長していく主人公。心理学に精神医学、経済学、人文科学。死生観、命の価値。余りに予測不能な曇天返し。 「凄いものを読んだでしまったぞ」といてもたってもいられなくなるw 思考停止した娯楽を貪る社会への痛烈な問いかけのようでもあり、全てを肯定しているかのようでもあり。読むと世界のことをもっと知りたくなる、そんな本です。

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mampuku
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1年以上前
「『鬼滅の刃』は難しいテーマを背負わず純粋な娯楽としての少年漫画だから万人にウケている」と何かのウェブ記事で読みました。確かにそうだと思います。面白いし、感動や勇気を与えてくれる、娯楽の本分を全うした作品だと思います。ですが敢えて厳しい言い方をすれば「消費されて終わり」なんですよね。 今際の国のアリスという作品は、ある意味カウンターのような、またある意味では一歩先を見据えたような、そんな漫画でした。少年漫画のサイズと値段で販売され、尚かつ一見して「デスゲームもの」という消費型の娯楽の最たるジャンルの皮を被っているので、いざ読んでみるとその想像を遥かに超える懐の深さに面食らうかと思います。手に汗握る心理戦やアクション、出会いと別れを経て成長していく主人公。心理学に精神医学、経済学、人文科学。死生観、命の価値。余りに予測不能な曇天返し。 「凄いものを読んだでしまったぞ」といてもたってもいられなくなるw 思考停止した娯楽を貪る社会への痛烈な問いかけのようでもあり、全てを肯定しているかのようでもあり。読むと世界のことをもっと知りたくなる、そんな本です。
魔入りました!入間くん外伝
外伝 一巻 カルエゴ編
魔入りました!入間くん外伝
ゆゆゆ
ゆゆゆ
ストーリー設定は、あの悪魔(人)たらしの入間くんがまだいない世界(もしかすると、産まれてすらいない?)、そして見慣れた大人の面々もまだ初々しいというか若さというか、まだ幼さを感じる年齢の時代。 学校も荒れています。よくあの秩序だった今の学校へ変わったなと驚くばかりです。 登場する、若かりし頃のオペラさんは無茶苦茶というかめちゃくちゃ度合いがフルスロットルで、とてもおもしろいです。大人げない無茶ぶりと思っていましたが、落ち着かれていたんですね。 バラム先生は本編でもあったように、絵本を読む、夢見る子として描かれています。かわらず怪力ですが。そして、しれっと出てくるバラム先生のご両親。他のご家庭と同じく、似ています。 主人公のカルエゴ先生は、真面目というか厳格というか、その性格ゆえに昔から苦労していたことが伝わってきます。 まさか自分が召喚されてエギーちゃんになると、想像だにしないでしょう。 大人になっても「仲が良い」三人組の学生時代。 本編では読むことができない、作者本人によるサイドストーリーは、とてもおもしろかったです。 読み直したら、あとがきに「外伝は基本カルエゴの物語なのですが、他にもお話したい悪魔たちは沢山います」と書かれていて、カルエゴ編続刊も、別の方の外伝も楽しみだなと思いました。 続刊を気長に待っています。
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