「かわいい」にコンプレックスがあった女子が「かわいい」をつくる!
かわいいものが大好きな柔道少女・ユメは、好きな男の子に可愛いものは似合わないと言われてから自分の気持ちに蓋をしてきたけど、クルルというキャラクターへの強い愛でファンシー会社に就職。そこで今まで蓋をしてきた思いを一気に開放する!という話。ユメちゃんはガタイもデカくないし顔もめちゃくちゃかわいいんだけど、服装は男性的なものを見に付けているのでちょっとチグハグ感があったから、これから好きな服を着て、好きを開放していったらどうなるのか楽しみ。
柄の悪い庭師の青年・テッドは、お金持ちのマダムの家でアルルーナと呼ばれる観賞用の人型植物・プリンセスの世話をしている。本来、観賞用の人型植物は安全なはずだが、原種に近いらしいプリンセスはヒトを吸血しようとし、テッドに阻止されている。
ある日、マダムのアプローチに靡かないテッドは解雇を言い渡され、それを知ったプリンセスは…。
「いいかプリンセス かわいい人型観葉植物」
「二度とハサミなんか投げさすんじゃねぇぞ」
って、テッドの口こそ悪いけど心からプリンセスを心配してる様子がたまらない…!!
少女の姿をした存在を慈しむ話ということで、観用少女を思い出しました。あっちも大好き。
最後の逃避行落ちはロマンですね。すごく良かったです。