ラノベ然としたラブコメ
文字通り、家出中の女子高生を夜中に拾い、 同居することになったサラリーマンの話。 主人公は女子校生に対して、文字通り何もしないし、むしろそういうことに嫌悪感があるタイプで、家事をする以外無条件で寝泊まりさせてやっている。 今までの男たちと異なるその様に女子高生はグッときて、どうやら惚れている様子。 一方主人公は、上司の女性に惚れているが「彼氏がいる」と言われ、フラれてしまう。 が、それは実は嘘で、「時期がダメ」とかワケわからん理由で上記の嘘をついたらしく、実際は主人公に好意を寄せている。 また、会社の後輩ちゃんからも矢印をむけられている。 もう、なんすかねコレ(憤怒) ラノベ系主人公の図式 「手をださない」→「安易に体の関係を求めない=やさしい」 「恋愛だけ鈍感」→「女子たちをやきもきさせる」 きれいにおさまってます。 手を出さなければ優しいんですかね? 優しいというか、都合が良いだけなような気がしますが。 そこは、まぁ、大人として処理するしかないです。(何を?) でもこれがいいんです。 時々、こういう無条件に好かれるハーレム系を読みたくなるんですよね。 なんというか、気楽な気分になれるんです。 色んな人間関係が少しずつわかってきましたが、コミック6巻までは女子高生の家出の理由はまだ明確にでてきておらず、ここらへんが気になりますね。家の都合か、友人関係かな? また、主人公を中心にむいている矢印をどう処理していくのか、 この手のハーレム系の醍醐味はむしろこっちなので、楽しみだったりします。
話題作「娘の友達」を筆頭になにかと注目されつつある十代の少年少女と、異性の大人という組み合わせのフィクション。それぞれ色んな切り口から描かれていて面白いのでまあまあ好きなジャンルです。
この漫画はというと、「これは上手い(深い)なぁ」とか「核心を突いてるなぁ」とか「世相を〜」とかそういうのは特になく、ハーレム要素のある普通の年の差萌えコメくらいの印象ってのが現状での感想ですね。絵は可愛いんだけど、可愛さで話題になれるほどでもないし(ただ、女子高生という属性はさすがに強力だと思いました。笑)
ただ逆を言えば、肩の力を抜いて読むにはちょうどいいのかもしれません。社会の厳しさ難しさ、人の嫌なところわかりあえないところ、そういうリアリズムを描くことばかりが面白さだったり深さではないと思うし、そういう見えない鎖に縛られて真面目くさったストーリーばっかりになっても息苦しいですしね。