もともと気になっていた遠藤達哉作品ではあったのですが、SPY×FAMILYの「このマンガがすごい」インタビューを読み、この「石に薄紅、鉄に星は」が原型となっていると知り、ソッコーで積読を消化しました。
いや、もうメッチャ面白い…!すごい。
本ッ当に漫画が上手い!
WEBで冒頭4ページが読めるのでまずはそちらを読んで下さい。
表紙&描き下ろしグッズプレゼント企画も!To LOVEる-とらぶる-特集記事や巻頭カラー TVアニメ ネクスト・シーズン 企画進行中『血界戦線 Back 2 Back』など気鋭の新人読切を多数掲載!
・しょっぱなに登場する魔法生物がかわいい
(王道少年漫画の資質を感じる
・ガスの19世紀の兵士っぽい武装がいい
(ファンタジーに説得力がでる)
・遠藤達哉らしい隠せない闇
(ミ゛ーシャを生んだ理由・サラッと指がもげて戻らない)
このへんの要素に、さすが遠藤先生だな〜とテンションがあがりました…!
この作品は、SPY×FAMILYの原型というだけあって、「戦う男、訳ありの強い女性、事情を抱えた幼女」の3人が登場したり、幼女の振る舞いが愛らしかったりと共通項が多いです。
SPY×FAMILYは「暗いの禁止」を合言葉に制作されているそうで、翻ってこちらはギャグシーンの合間に見える「ダークでシリアスな良さ」がたまらない…!!
そして物語の終盤、ガスがミ゛ーシャの目を見て語りかけ強く抱きしめ、頭にキスを落とすシーンはもう、そんなん…そんなん…!😭愛しさで胸がギュウギュウに締め付けられて苦しいくらいでした…。
そして物語のオチも、少しだけビターで切ないハッピーエンドとで、やはりSPYより対象年齢が上(ヤングアダルト向け)な感じがしました。
読んで損はないどころかホント、めっちゃいいので、ToLOVEるが表紙の「ジャンプSQ.CROWN 2017SPRING」をポチって下さい…!!
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XPGLXCK/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_DYD-DbKFVD41X
【あらすじ】
主人公のガスは魔物学者の父の下に生まれた戦士。幼い頃から生物に囲まれて育ったため毒や麻痺が効かず、「鉄血のガス」と呼ばれ活躍している。
父を亡くして間もないある日のこと。森の中でメドゥーサの少女と出会い、石化が効かないガスは彼女に気に入られてしまう。
彼女のねぐらに行くと、そこには母親が記した育児日記が残されていて、そのメドゥーサが捨てられたことを知る。
研究にしか興味がない父の関心を得ることなく死別したガスは、好奇心から彼女を王都へ連れ帰ることにする。
【ボツ案イラスト】
メデューサの娘は鉄の血を持つ男に出会った──(ジャンプSQ.CROWN 2017SPRING)