ロスト・ラッド・ロンドン
BD風の絵柄…だけでなく、時間と空間を切り取った漫画表現も素晴らしい。クライムサスペンスとしてのハラハラする展開に加え、ユーモアやセリフのリフレインなどの演出も作品としての満足感を高めている。 ひとりで生きていたアルとエリスがお互いの支えになっていく、人生の中ですれ違った瞬間がその後の生き方に影響を及ぼしていく、という関係性。 エリスが医者から言われた「弱さは恥ではない」という言葉をそのままアルに受け売りするシーンにエリスのキャラが現れていて好き。
「人生なんて、たったひとつの出来事で変わっちまうもんだ」ロンドン市長が地下鉄で何者かに殺害された。偶然同じ電車に乗り合わせた、平凡な大学生のアル。殺人事件の捜査にあたった、ワケあり刑事のエリス。事件がふたりを引き寄せ、そして数奇な運命が廻り始めるーー。ロンドン市長殺害事件を巡る、新感覚クライム・サスペンス、開幕。「手を貸せ。真犯人を見つけるんだよ」●コミックビーム 公式ツイッター●@COMIC_BEAM
12月12日より始まった月刊コミックビームの新連載!マンバの新連載・読切情報トピックを見て、タイトルとサムネイル画像の色使いに惹かれて読んだのですが…もうこれ最高すぎでは???「こんなんほぼ海外マンガじゃん!!!」と大声で叫びたくなる絵のお洒落さ…!!まずビームの表紙がやばい最高…!
主線がないカラー絵、独特のデフォルメ、吹き出しの尻尾が繋がってるところ、絵から漂う西洋の香りにもうベタ惚れです。しかもストーリーもめっちゃ硬派!しかも舞台がロンドン!好きになるところしかない…!!
(『Lost Lad London』シマ・シンヤ 1話)
1話で好きなのがこの「電車とプラットフォームの隙間にご注意下さい」というアナウンスシーン…!!
ロンドンの地下鉄といえば「Mind the gap」の放送と注意書きが有名ですが、それがさらりと環境音で表現されててめちゃくちゃ感動しました…!!
作品名「Lost Lad London」の「消えた青年」とは死んだ市長のことなのか、それとも別の人物のことなのか…。そして作中たびたび現れた紙飛行機の暗示が気になります…!早くも第2話が楽しみです。
……っていうか、シマ・シンヤ先生 is 誰???ネットに情報が全然ない…マジで何者なんだ。
【公式サイト&試し読み】
Lost Lad London | ビームコミックス | 月刊コミックビーム https://comicbeam.com/product/Lost%20Lad%20London/
(追記)何者なんだ…とか言いつつ、絵柄にめちゃくちゃ見覚えがあったんですよ。Twitterで見たことある、ディズニーとかスター・ウォーズの主線がない海外っぽいイラストを描くアーティスト。しばらく見てなかったので、あの人だれだっけと自分のアカウントを探すも見つからず。
が、作品名で検索してたらご本人のアカウント見つけました。ビンゴだった!!!!!(歓喜)やっぱりか…!