好きなキャラばっかり
名前の通り「モブ」な主人公が、実は強くて、凄い能力の持ち主で、、、というところまではあるあるの設定かもしれませんが、 キレたら皆が歯が立たない程強かったり、超能力に頼ろうとせずに己を磨いて主人公が人間として成長していく姿や、どんどん人にも囲まれていくところも、ストーリーとして魅力的です。 個性豊かで魅力的なキャラも本当に多く、元々は敵キャラのような感じで出てきた人が、いつの間にかモブの味方になってくれていて、 命懸けで一緒に戦ってくれるところや、 ほぼ詐欺師の霊幻師匠が、モブに目をかけていて、モブにとって大切なことも沢山教えてくれるところなどもすごく素敵で、 笑いも涙もある、色んな方向性で楽しめる作品です。 ぜひ皆さんにおすすめしたいです。
尾道を舞台に性的マイノリティの人々の心の葛藤と交流を描いた漫画。
4巻あっという間に読んでしまいました。面白かった。
こういうのを読むといつも、自分は気づかないうちに誰かを傷つけてはいないだろうか…と己の振る舞いを顧みてしまう。
この漫画には、“誰かさん”というつかみどころのない謎の女性がいて、その人の存在意義がいまいちわからないのですが、最後にはこの人自身がこの漫画のメッセージそのものであることがわかります。
主人公のたすくは談話室という場所に出会えたけど、それはかなり運がよくて、そうじゃない場合の方が実際は多いよなぁ…。そういう人に出会った時は特別扱いでなく、自分と同じそこら中にいる“誰かさん”なんだと思えるようになりたい。