復讐、戦い、気持ちの強さ、全部集結している。
学生時代ドラマと漫画ではまった「ライフ」を思い出しながら読みました! ライフ同様インパクトがすごい! 復讐の様が怖すぎる。主人公の過去、今の環境も地獄そのもの。そんな中復讐に燃えるわけでインパクト無いことする訳がないですね。。。 執念の底力、信念の強さを感じます。 1巻読んだらあっという間に6巻読み終わりました!
「こんなに矯正教育がうまくいった例はない」「生まれ変わった」と称えられ少年院から出てきたのは、かつて妹の命を奪った美少年だった――。「怖いものなんて無い」という凛々しく勇猛な女刑事・倉澤樹(くらさわいつき)が、史上最悪の殺人犯との死闘に身を投じる! 累計発行部数1000万部超の衝撃作『ライフ』のすえのぶけいこ、初の青年誌連載。強烈に苛酷な舞台をエネルギッシュに描き出す!
「おめーの席ねぇから!」で知られる(?)すえのぶけいこ先生の「ライフ」。漫喫でライフ2 ギバーテイカーの背表紙を見かけ「あ〜、そういえばスゲーハードな少女漫画あったな〜!!」くらいの認識のままこの作品を読んでエライ目に遭いました。
んもう、とにかく主人公・樹に降りかかる悪意が尋常じゃない!(エグさでタメ張れるのは秘密のチャイハロくらいなものだと思います)
妹を殺され、未成年の犯人は釈放され、自分の手で警察内部では女だと見下され、親友に「妄執」していると一方的に軽蔑され、世間には誤認逮捕のクソ刑事と叩かれ、職場では仕事を干され…。
もう人生の闇と苦痛全部乗せ!
こんな状況でも挫けずらひたすら喰らいついて戦う主人公のタフさが最高です。
読んでる間は主人公の唯一の味方・今井さん(紺田照に似てる)が癒やしでした。
この作品は表紙・裏表紙ともに奇数巻が樹、偶数巻がルオトとなっているため、紙の本を並べるとまるで「裏表紙のルオトが表紙の樹を見つめている」よう…。
…読んでる途中でこれに気がついてゾッとしました。
少女漫画らしい人々の悪意と、青年誌らしい暴力・殺人が見事に合わさった作品。全6巻なので映画1本見る感覚でぜひ読んでみてください!!