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宮谷一彦は、近年『ライク ア ローリング ストーン』が初単行本化され話題となったが、それをきっかけに再評価されたかと言えば、そうでもないような気がする。
この、「劇画の時代」が生んだ最後にして最強の漫画家を受け入れるには、まだ時代がちょっと追いつけていないのかもしれない。
はっぴいえんどの『風街ろまん』ジャケとか、「スクリーントーンを初めて削った人」とか、いろいろな伝説に彩られた漫画史の重要人物なんですがねえ。
とはいえ、『性蝕記』『とうきょう屠民エレジー』のような代表作が簡単に読めるわけでもないし、だいたい、このあたりを今の読者が読んでも面白いと感じられるかどうかは、なかなかハードルが高いし。
なーんて悩まれているかたは、これですよ、『人魚伝説』!
映画化されたこともあり(池田敏春という異能の監督の代表作でしょう)、何度か単行本化されているので、中古でもそれなりに手に入れやすいのではないでしょうか?(電書は出てないのかな)
ストーリーもシンプルでリーダブルだし、なにより提示されるイメージがとても凄い。
例えば、「下顎から上が断ち切られた死者によって操縦されるモーターボートに引きずられ、荒海を地獄へ堕ちていく主人公」とか、極めつけに悪夢的な見開きを、ぜひ見ていただきたい!
現在の読者にも、宮谷一彦という時代を駆け抜けたスペシャルな才能のとんでもなさが、ビンビンに感じられると思いますよ。
(『ライク ア~』は入手が容易です。これは本当に「時代を代表する」ものなので、よろしければ)
報復の怨念が、女をさらに妖しく、美しくする。常識を超えた超人的な運動能力を身にした彼女は、今まさに魔界の人魚!!原子力発電所建設をめぐる陰謀に家族と夫を殺された女は、夫の霊前に捧げる生贄を求め海中から飛翔する。
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