明るいノリで結構スパイシーな4コマギャグにコメントする
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名無し
1年以上前
竹田エリ先生はこの作品がデビュー作だったらしい。 女性作家が青年誌で女子高生四コマギャグマンガで 連載デビューというのは冒険だったんじゃないかとも 思うが、成功した、と言っていいのだろう。 単行本は10巻まで出ているのだし。 実際、キャラの設定が面白い上にブレないので 回を追うごとに各キャラがドンドン持ち味を積み重ねていく。 というかエスカレートして行く。 今になって読み返すと、これで本当にデビュー作? と驚くくらいにチャンとしている。 4コマの起承転結としては最期にダメ押しで 死者に鞭打つ感じのワリとブラックなギャグが多く、 性格悪ッツといいたくなるキャラが多いのだが、 カラッとした感じで何故か嫌味はない。 この辺が竹田先生の漫画の特徴だろうか。 特に上手いなあと思うのは、 区切りが良いのに纏まってもいる、という点。 毎週4~5ページで計8~10本の4コマ作品が 掲載され、週ごとにテストだったり修学旅行だったり、 共通テーマで数本の4コマ作品が掲載されることが多かった。 「今週のテーマは学園祭です」みたいな感じで。 そして1本づつの4コマそれぞれで充分に笑わせつつ 2本目はうまくリセットした感じで始まったり、 逆に連作的なノリをエスカレートさせていき、 最期の4コマで今週全体のオチって感じで 綺麗に締めたりとか変幻自在だ。 単品で食べてもそれぞれいに美味しいオカズを 辛口のスパイスで後口よく纏め上げた 美味しい週代わり定食、 とでもいう漫画かな?
竹田エリ先生はこの作品がデビュー作だったらしい。
女性作家が青年誌で女子高生四コマギャグマン...

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名無し
1年以上前
竹田エリ先生はこの作品がデビュー作だったらしい。 女性作家が青年誌で女子高生四コマギャグマンガで 連載デビューというのは冒険だったんじゃないかとも 思うが、成功した、と言っていいのだろう。 単行本は10巻まで出ているのだし。 実際、キャラの設定が面白い上にブレないので 回を追うごとに各キャラがドンドン持ち味を積み重ねていく。 というかエスカレートして行く。 今になって読み返すと、これで本当にデビュー作? と驚くくらいにチャンとしている。 4コマの起承転結としては最期にダメ押しで 死者に鞭打つ感じのワリとブラックなギャグが多く、 性格悪ッツといいたくなるキャラが多いのだが、 カラッとした感じで何故か嫌味はない。 この辺が竹田先生の漫画の特徴だろうか。 特に上手いなあと思うのは、 区切りが良いのに纏まってもいる、という点。 毎週4~5ページで計8~10本の4コマ作品が 掲載され、週ごとにテストだったり修学旅行だったり、 共通テーマで数本の4コマ作品が掲載されることが多かった。 「今週のテーマは学園祭です」みたいな感じで。 そして1本づつの4コマそれぞれで充分に笑わせつつ 2本目はうまくリセットした感じで始まったり、 逆に連作的なノリをエスカレートさせていき、 最期の4コマで今週全体のオチって感じで 綺麗に締めたりとか変幻自在だ。 単品で食べてもそれぞれいに美味しいオカズを 辛口のスパイスで後口よく纏め上げた 美味しい週代わり定食、 とでもいう漫画かな?
竹田エリ先生はこの作品がデビュー作だったらしい。
女性作家が青年誌で女子高生四コマギャグマン...
宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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