『しりT』な女生徒（1）＝竹田。水瓶座・B型。小さい体で大きな態度の高2女子。超絶ワガママで、自分さえよければ他人はどうなってもいい、と思っている。将来の夢は、金に困らない生活を送ること。口ぐせは「あとはまかせた」。喋る・食べる・群れる・反省しない・服従しない…という女子5人組の1人。

『しりT』な女生徒（2）＝井森。かに座・B型。外見はかわいいけど、心はドス黒く汚れている。本人は胸がないのに、なぜか胸のある兄がいる。5人の中で一番テストの点数はいいが、嫌いな教師の授業には出ないという態度が徹底しているので、成績表の評価は低い。「ま、なるようになるでしょ」が口ぐせ。

『しりT』な女生徒（3）＝山瀬。水瓶座・B型。アイドルタレントのリュウ君が大好きな高2女子。ふだんの性格はいいが、怒らせると怖い。「リュウ君なんて、もう落ち目じゃん」と言った井森が、東京湾に浮いていたことも。将来の夢は、もちろんリュウ君のお嫁さん。リュウ君グッズをしこたま集めている。

『しりT』な女生徒（4）＝大崎。おうし座・AB型。ハンパない大飯喰らいで、すぐ太る。ダイエットに励むが、リバウンドでさらに太る。その繰り返し。成績は中の上で、目指すは少女小説家。ノートには、読む人が恥ずかしくなる少女小説が書きためてある。白亜の豪邸を建て、ハムスターを飼うのが夢だ。

『しりT』な女生徒（5）＝クズちゃん。やぎ座・B型。本名は星屑きらら。性格はいいのだが、人を信じやすいのと、他人にイヤと言えないのと、頭悪いのと、お金持ってるのと、その容姿のせいで、ハイエナみたいな竹田や井森たちから、しょっちゅうお金を巻き上げられている。おウチはとんでもない大金持ち。

『しりT』な教師（1）＝松本先生。竹田たち5人組の担任（2年5組）で現国教師。個性豊かな生徒たちをまとめられず、放任しまくっている。そのため、休日明けの月曜は登校拒否に陥り、蒲田先生に迎えに来てもらうこともたびたび。出来の悪いクズちゃんのため補習につきあうのだが、いつもムダ骨に終わっている。

『しりT』な教師（2）＝蒲田先生。言葉づかいがオネエ。男でありながら家庭科教師。入学してくる1年生は当初不思議に思うが、2年生になるころにはそれが常識と思うほど慣れ、3年生になると「え？ 他校の家庭科教師は女なの？ そんなの変よ！」と思うようになるらしい。T女で一番人気がある先生だ。

その他の『しりT』な教師。成原先生＝音楽教師。大仏パーマが売りなので、大仏ババアと呼ばれている。安原先生＝生物教師。定年過ぎてもがんばる非常勤講師。イカゲルゲ＝体育教師。男だがレオタードをこよなく愛する。本名を知る生徒はいない。ミシェール中野＝美術教師。フランス人ハーフの過激な男。