ラノベ原作のコミカライズと侮るなかれにコメントする
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ゴブリンスレイヤー

ゴブリンゴブリンゴブリン言っている人

ゴブリンスレイヤー 黒瀬浩介 蝸牛くも 神奈月昇
ゆゆゆ
ゆゆゆ

アニメを見て、なんとなく外伝の『イヤーワン』を読んでから、こちらを読み始め、さらに原作小説へ遡って読むほどハマっています。 アニメと同じく、イヤーワンと同じく、基本的な内容は 「ゴブリン共は皆殺しだ」。 シンプルです。 ストイックです。 ゴブリンへの攻め方のバリエーションは、おそらく他の漫画に追随を許しません。 イヤーワンと違って、ゴブリンスレイヤーが少し大人で、少しずつ気持ちが変わってきているのがおもしろいですね。 ビジュアルが出てくると気になるのはゴブリンスレイヤーの兜を脱いだ顔立ちなのですが、吹き出しやらなんやらで、上手に隠されています。 それからあまりにも自然に読めていたので、登場人物は全員、通り名や役職以外、本名が明らかにされていないことに気づきませんでした。 でも呼び名で誰が誰を呼んでいるかすぐにわかる。 すごい仕組みです。 ちなみに私の好きなキャラクターは、漫画版の魔女のおねえさんです。 魅惑的で、けだるそうで、独特の吹き出し使い。 でも恋する乙女。 乙女だけど、いろいろ知っていそう、なんだかすごく強そうなおねえさん。 あのツヤツヤしていそうなビジュアルが好きです。

宝石の国

重さと軽さが同居する、命の話

宝石の国
アフリカ象とインド象
アフリカ象とインド象

大好きな漫画です。 学生の頃、この漫画に狂っていた時期がありました。 友人全員にこれを読めとしつこく勧めて、 読んだ人に対してはお前はこの漫画の何もわかってない!と浅い考察を語る最悪のオタクでした。黒歴史です。 つまり、人を狂わせるほど魅力ある漫画ということとも言えます。言えますね。 とはいえ、こちらは既に多方面で紹介され尽くした人気作でもあります。 今さら自分の稚拙な語彙でレビューしても読むに耐えませんので、 ネットの海に散乱した情報に少しだけ補足をして、読むことを迷っている方の壁を取り払えればと思います。 この漫画が話に上がる時についてくるのが、とんでもない鬱漫画だという話題。 これが読み手の1つのハードルになってしまっていると思います。もったいない! 大丈夫。救いはあります。怖くないです。 確かに取り扱うテーマは重く、展開に心が締め付けられることはありますが、この作品の魅力はそこだけではないです。 素晴らしいのは重厚な世界観の中に、ポップさのエッセンスを忘れず組み込んでいること。 (ここで言うポップさとは、いわゆる大衆に寄り添う心のこと) 会話のテンポ、 キャラの関わり、 かわいらしいジョークのセンス。 そういう要素の節々に、作者である市川春子氏の人柄を感じられます。 そしてその人柄から読み取れるのは、 この人は読者の心をズタズタにしたい訳ではないよ〜。 ということ。 きっと最後まで読み切った方なら共感してくれると思います。 苦しさの先に希望がある。 これは人間の話。命の話。生と死の話。愛の話。宇宙の話。 火の鳥超えてます。ガチ。

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