キャッチーな表紙とタイトルに惹かれて手に取りました。可愛くて無敵でちょっぴり友情が切ないお話でした。
優秀過ぎて、嫉妬や羨望にも期待やプレッシャーにもうんざりしたので、「平均値」で平穏に暮らしたい…暮らしたかったのにままならない…幼女戦記のターニャ・デグレチャフと少しにているかも(笑)

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私、能力は平均値でって言ったよね!

もしも平均値じゃなくて、中央値と言っていたら

私、能力は平均値でって言ったよね! ねこみんと FUNA 亜方逸樹
ゆゆゆ
ゆゆゆ

転生ものではあるが、転生前トラブルが、働きすぎによる過労ではなく、過度な期待に対する疲れというのが斬新だなと思った。 周囲から大注目され普通に過ごすことが難しかった女の子が、なんやかんやで転生できることに。 転生前に、あれほどの期待を受けていたのに、自分は世界を変えるようなすごい人ではなかったと悪意なく神様に指摘される。 次は普通に生活したいと願って神様へ「能力を平均値に」してもらえるよう、依頼する。 神様は守った! 平均値を与えた!! その世界に存在する偉大なるものたちの平均を!!! 神様は特大チートになるねなんて言わない。 そして生まれる、強強主人公(でも普通に過ごしたい)。 得てしまったものは仕方ない。強強主人公爆誕。 世界のせいか、前世の反省か。 強強すぎてバランスブレイカーすぎる、めちゃくちゃな存在ながらも、友人に囲まれ、やりたいことができて、前世ではできなかったような生活をおくれていて、よかったねえとほのぼの読んでしまう。 全然普通な存在でなくても、ちょっと変な娘と受け入れてもらって、普通に生活できているようにみえるので、普通ってなんだろうと考えてしまった。 ふと考えさせられるものの、漫画はタイトルのテンションそのままなコメディなのでとても読みやすいです。

MA・MA・Match

映画『怪物』みたいな構成の話だった

MA・MA・Match
mampuku
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いい意味で誤解や異説の飛び交いそうな、多層構造のストーリーだったように思う。 主人公の一人である芦原(母)は、生意気な息子とモラハラ夫を見返すべく、息子の得意なサッカーで勝負を挑む。 前半は、ママさんたちが友情や努力によって青春を取り戻しながら、悪役(息子と夫)に挑むという物語で、この悪役というのがちょっとやり過ぎなくらいのヘイトタンクっぷりなのだ。その場限りのヘイトを買うキャラクターは、ヒーロー役の株を上げるための装置として少女漫画では常套手段だ。だが『マ・マ・マッチ』はそういう物語ではないため、話はここで終わらない。 後半は時を遡り、息子と夫の目線で描かれ直す。母目線ではイヤ〜な輩にしか映らなかった彼らにも彼らの言い分や考えがあったのだと明かされる。 真っ先に私が思い出したのが、是枝監督の映画『怪物』の主人公の一人、安藤サクラさん演じるシングルマザーの早織である。 息子が教師に暴力を振るわれたことに抗議するため学校に乗り込むも学校側からぞんざいな対応をされ不信感を募らせる早織。その後教師や子供など、さまざまな視点が映し出されることでやがて全体観が像を結ぶ。 『マ・マ・マッチ』でも、後半部分を読んだあとに最初から読み返すと些か感想が変わる。息子や夫がイヤな奴らとして描かれているのは確かだが、先入観によって印象が悪化していたのも事実だ。なにより、序盤に出てくる夫のコマは母を嘲弄するような不快なものだったが、そもそもこれは芦原母の回想であり主観だ。その後実際に登場する夫は彼女と衝突こそすれ至って真面目だ。 つまり、それぞれの立場から不満を抱いたり譲れない部分でぶつかり合いながら、逐一仲直りしたり折り合いをつけているのだ、という話に畢竟見えなくもない。悪者退治という少女漫画にありがちなフォーマットで導入を描いて入り込みやすくしておいて、後半の考えさせる話でモヤモヤさせる。末次由紀先生、さすがの巨匠っぷりを見せつけた怪作だ。

テセウスの船

どちらかというと『テセウスの船』というより『動的平衡』じゃない?

テセウスの船
mampuku
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時間遡行をして人生をやり直したとしたら、それは本当に同一の自分といえるのか?という問いを有名なパラドックス「テセウスの船」になぞらえたタイトルだ。 ストーリーに関しては論理的整合性や感情的整合性においてやや粗い部分も感じられたもののサスペンスとして緊張感もあり、ラストは新海誠監督『君の名は。』のような美しい締め方だったし概ね面白かった。 ただ、タイトル『テセウスの船』がイマイチストーリーにハマっていない感じがした。 どちらかといえば「動的平衡」のほうが比喩としてしっくりくるのではないだろうか。 「動的平衡」とはシェーンハイマーの提唱した概念であり、日本では福岡伸一氏による著書『生物と無生物のあいだ』『動的平衡』で有名になった言葉である。“生命”とは、取り込まれ代謝されていく物質、生まれ変わり続ける細胞どうしの相互作用によって現れる“現象”である、という考え方だ。 主人公の田村心は生まれる前の過去に遡り、そこで巻き起こる惨劇を阻止することで、その惨劇により自身に降りかかった不幸な運命を変えようと奮闘する。作品では、過去を改変して自らの人生を曲げようとする一連の試みをテセウスの船にたとえているが、やはりピンとこない。作中、田村心は殺人事件を未然に防ぐため凶器となった薬物を隠したり被害者に避難を呼びかけたりするが、その影響で心の知る未来とは異なる人物が命を落としたり、結果的に大量殺人を防げなかったばかりか予想だにしなかった事態を招くことになる。 この予測不可能性こそがまさに動的平衡そのものって感じなのだ。生命体は、船の部品のように壊れた部分を取り替えれば前と変わらず機能する、ということにはならない。ある重要なホルモンの分泌に作用する細胞を、遺伝子操作によってあらかじめ削除してしまったとしても、ほかの細胞がそのポジションを埋めることがある。これは心が殺人事件の阻止に何度も失敗したことに似ている。思わぬ不運や予想しない死者が出てしまったのも、脚のツボを押すと胃腸の働きが改善するなどの神経細胞の複雑さに似ている。 船は組み立てて積み上げれば完成するが、生命は時間という大きな流れの中で分子同士が複雑に相互作用しあうことで初めて現象する。『テセウスの船』での田村心の試みは人生あるいは歴史という動的平衡に翻弄されながらも抗う物語だったのかもしれない。

わたしのうりょくはへいきんちでっていったよね
私、能力は平均値でって言ったよね!(コミック)1
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私、能力は平均値でって言ったよね! 3巻
私、能力は平均値でって言ったよね! 4巻
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ポーション頼みで生き延びます! 続

ポーション頼みで生き延びます! 続

異世界転生女子・カオル15歳★知恵とチートで…生き延びます! ある日突然、異世界に転生してしまった22歳のOL・長瀬 香(カオル)。女神様相手に巧みな交渉をした結果、カオルは15歳への若返りと、転生先の世界で起こる、あらゆるピンチを凌ぐため、あるチート能力をゲットした。その能力とは、思い描いた通りの効果のあるポーションを、その時考えた通りの容器に入れて生み出すというものだった……!! 原作小説が「小説家になろう」で1億1000万PV突破、九重ヒビキ先生による前コミカライズシリーズと小説書籍版との累計が140万部突破(電子版含む)の大ヒット作がついに再始動! 『どうしても破滅したくない悪役令嬢が現代兵器を手にした結果がこれです』でキャラクターの可愛さとアクションに定評のある園心ふつう先生に作画をバトンタッチして描き継がれる、新たな『ポーション』でのカオルの活躍を、これまでと変わらずお楽しみください。新シリーズは、前コミカライズで中断していた「籠城戦」エピソードからスタート! 山奧の温泉旅行にやって来たカオル一行は、そこで出会った村人の少年達に村に招待される。しかし、その村は名のある盗賊一味に脅迫されていた。しかし、カオルは騙し討ちのように盗賊とのいさかいに巻き込もうとした村人達が気に食わず……?

私、能力は平均値でって言ったよね!(コミック)

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女子高生の栗原海里はある日、少女を助ける代わりに命を落としてしまうが、そこで神様と出会い、少女を助けたお礼として異世界に転生することに。どんな能力を持って転生したいか尋ねられる海里であったが、才色兼備だったことで高嶺の花扱いされ、孤独に悩んでいた彼女が望んだのは「すべての能力を平均値にすること」だった!! ――そして異世界に「アデル」として転生したのも束の間、彼女が思っていた「平均」とは何かが色々違っていて……!? ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※

ポーション頼みで生き延びます!

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神様的な存在の手違いによって、現世を離れ異世界に転生することになってしまった22歳のOL・長瀬 香。女神様相手に巧みな交渉をした結果、カオルは15歳への若返りと、ある“チート能力”をゲットする。それは、思い描いた通りの効能を発揮するポーション(水薬)を自在に発現させる能力!! 年端もいかない小娘が、魔法や魔物が跋扈する異世界で生き抜くには、これくらい無いとね♪ …と思ったら、事態は意外な方向に…!?

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山野ミツハは18歳でありながら中学生に見られてしまう童顔小柄な少女。高校卒業を目前にして両親と頼れる兄を一度に失い、いきなり天涯孤独の身になってしまう。ショックで大学受験にも失敗して途方に暮れていたミツハは、たまたま謎の存在から「世界間転移」という能力を与えられる。そこから彼女が思いついた将来設計は、世間一般の常識の斜め上をいっていた──!!

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カバー:荒井チェリー イラスト:亜方逸樹/ねこうめ/日向たかし/mizuki マンガ:芦田ゆり/あまの/湖西 晶/坂口/すきま/ストライク平助/伊達ちまき/種田優太/茶々/土ノ子/奈春/野々原ちき/ぼるぴっか/吉北ぽぷり/米田和佐/ロドニィ

ドラゴンクライシス!

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普通の高校生だった竜司の日常はある日、一変する! ハトコの英理子と一緒に闇ブローカーから特殊な力を持った遺物を強奪するが、その正体は伝説の幻獣ドラゴンの少女だった! ローズと名付けられた少女はなぜか最初から竜司のことが大好きで…? ローズを狙う組織が策謀を巡らせる中、竜司は戦いを決意する!

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