想像以上の作品
試しに読んでみたら、すっかりハマり、一気に読んでしまいました。 設定の奇抜さとは裏腹に、登場人物の心理描写になぜか涙腺が緩みっぱなしでした。 ゆりあの置かれている立場があまりにしんどいけれど、彼女の人柄とか発想が凄くてどんな逆境でも乗り越えていけそうな感じ。幸せになってほしい。
かつて姉の影響でバレエをやっていた伊沢ゆりあ50歳。現在は手芸教室の先生として地味ながらも幸せに暮らしている。そんなある日、物書きの旦那が渋谷のホテルで昏倒し、救急車で緊急搬送される。病院に駆けつけるとそこにいたのは旦那と見知らぬ美青年。診断はクモ膜下出血。緊急手術をし一命は取り留めたが、旦那はいっこうに目覚めない。そして後日、病院で再開した美青年の口から語られたのは信じがたい話で……。
うわぁ……としか言いようがないトンデモ展開。
ゆりあ先生、これ厄年なんちゃう??
つーか、ゴロちゃんパパ(?)が罪深すぎて草も生えねぇ。