短い小説が元の壮大なドラマ
春秋戦国時代の中国が舞台、墨子の思想を受け継ぐ「革離」が主人公 革離が趙の大群から燕の梁城を守るべく城に行くところから始まる。 「青空しょって」の初期のあだち充みたいな絵と違い、力強い劇画タッチになっていて、最初は同じ作者とは気づかなかった。 燕の梁城編、その後も含めて面白いし、最終回もよかったマンガ。
時は二千数百年前、韓・魏・趙・齊・燕・秦・楚の七国が争う戦国時代の中国――。趙の大軍が、燕の小城、梁城を落とそうと、国境の易水川岸に軍を構えていた。梁城では、城を守るため城邑防衛のエキスパート集団、墨家から墨者を呼んだ。しかし、やって来たのは、革離(かくり)という名の男、唯一人だった……!
良かった点
・墨家という存在を知ることができた
・梁城編の城との人間関係や城民と付き合い方が好き
総評
梁魁の死体の気持ち悪さはさすが森秀樹という感じだ