伝説の超展開、読み直しても凄い。さすがである。
そもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。
ミクロの世界で、人類に待ち受ける“絶望”――!! 突如、発生した謎の感染症は、致死率99%という絶望的な数字を持って、日本全土にに広まった。高校生の光太郎は、感染した弟のユウを救うべく、、感染症の原因であるウイルスを地球に持ち込み、また、唯一その抗体を持つとされる、体長5ミリの地球外生命体“T-DRAGON”を捕獲するべく、ミクロの世界へと足を踏み入れるのだった!! 1.8センチの体となった光太郎を待ち受ける、1/100の世界の“絶望”とは!? ミクロ・SFアクション、ここに開幕――!!
世界中に広がった感染症のせいで多くの人が死ぬ中、唯一抗体を持つとされる地球外生命体T-DRAGON(タイニードラゴン:小さいドラゴン)を捕獲するため1/100の世界を捜索するマンガだったんだが、
ドラゴンと遭遇する前に、なぜか異常な進化を遂げた虫たちに襲われ、B級パニックホラー映画的な展開になっていくのが前半〜中盤。最近は、ドラゴンによって虫どころか人間まで異常進化させられて、最大の敵が誕生した感がある。
「強い」の描き方がシンプルでわかりやすいのがいいところだと思う。
虫がでかくなると強いし、虫を進化させたやり方で人間も進化させちゃえば強くなるし(だって虫が強いんだもん)、そんなことできるドラゴンはなんかすごい。
結構ふわついてるところも多いけど、勢いがあるのであんまり気にならないし気にしたら負け。このB級感を大事にして完結まで走りきって欲しいマンガ。