ヒトという、幼い種族のジュブナイル
【5巻まで読了】 浅野いにお先生、達観しすぎて、言語化もビジュアル化もあまりに上手すぎて、才能が暴発しまくってる感じがあまりにも尊い。 世界をより高い視座から見渡すべきだというリベラルな思想と、それを万人たる読者に伝える難しさが、ある意味ハレーションを起こしたように、意地悪で冷笑的にも映る全方位射撃的な描かれ方が、序盤は特に強く感じられる。 しかし、ここまで散りばめられてきた伏線が回収され、少女が異邦人と果たして出逢い、ぼかされ続けた衝撃の真実が明かされた5巻は、感情を揺さぶる◯◯シーンで締めくくられる。 人間、特に現代人は、こと思想とかの話になると、言語化と説明能力(アカウンタビリティ)が不可欠であり、言語による対話の力を盲信しているフシがある。しかし実際には、身体感覚や感情の揺さぶりも同じくらい立派なコミュニケーションなのだ。 『デデデデ』は、お互いに言葉が通じない同士の、非言語コミュニケーションの物語であり、それがここまででもっともわかり易く表れた5巻だったように思う。
「くっそおおおお!!!こんな終わり方2018年上旬まで待てるかぁぁぁぁぁぁ!!!!!うおおおおおおお!!!!!!!(悶」
という感じでした。
おんたん&おおばくんがふっと見せる心の優しさたまりません。
そんなおんたんに守られてる門出はほんといじらしくて愛おしい。
そして誰か、早くふたばちゃん助けてあげて。
引き続き、どのキャラクターからも目が離せません。