吟鳥子先生の漫画にハズレなし!
前作から吟先生の世界と物語の終わらせ方に興味が出て、今作も期待を裏切らない出来だと思いました。 宇宙での、遊化した人間模様?を描いた作品。 好きなシーンやセリフは、巻を読み進めるほどに空きだしたくなるほどたくさんあって絞れません!
面白かった!
恋愛が破廉恥であり、社会的に常に監視され続けているという世界観は伊藤計劃の『ハーモニー』を彷彿とされられた。そんな状況の中育っているある種のエリート少年少女たちの物語。少年少女といっても実年齢は20歳。ネオニティと呼ばれる長寿命を与えられた極めて優秀かつ貴重な人間らしい。彼らの関係性と、監視社会から1歩踏み外し、ダフネ症によって短命が定められた女性との出会い、そしてその先が描かれている。
「1巻の終わりでタイトルの意味がぼんやりとわかった」というレビューを書いている方もいるように、なるほどだからきみを死なせないためなのか、という気づきが確かに得られた。だけどまだまだ謎は多い。ガッツリと遺伝子操作はされている世界観っぽいし、ダフネ症の性質から鑑みて、地球荒廃と何かしら関連があるような気がする。「貴種」という言葉が出ており、ネオにティもダフネ症患者の双方を指していたし、それぞれに何らかの役割が与えられているんじゃないかなぁと思う。物語が進むにつれてそのあたりの謎が紐解かれていく……はず!楽しみ!
宇宙に浮かぶ都市文明「コクーン」。国連大学の学生で、幼なじみのアラタ、ターラ、シーザー、ルイの4人組は、宇宙時代に適応した新人類“ネオニテイ”のこどもたちだった。ある日、彼らは歓楽街の路地で緑の髪の少女に出会う……。
宇宙に浮かぶ都市文明「コクーン」。国連大学の学生で、幼なじみのアラタ、ターラ、シーザー、ルイの4人組は、宇宙時代に適応した新人類“ネオニテイ”のこどもたちだった。ある日、彼らは歓楽街の路地で緑の髪の少女に出会う……。