あらすじ

人類が地球に住めなくなった未来。長命な新人類“ネオテニイ”の一員であるアラタ、ターラ、シーザー、ルイの四人組はかつて“緑人症”という奇病をめぐり、ある“喪失”を経験した。16年後、大人へと成長した彼らの現在とは…? そして、きみの“物語(ストーリア)”の幕がついに開く……!
きみを死なせないための物語 1巻

宇宙に浮かぶ都市文明「コクーン」。国連大学の学生で、幼なじみのアラタ、ターラ、シーザー、ルイの4人組は、宇宙時代に適応した新人類“ネオニテイ”のこどもたちだった。ある日、彼らは歓楽街の路地で緑の髪の少女に出会う……。

きみを死なせないための物語 2巻

人類が地球に住めなくなった未来。長命な新人類“ネオテニイ”の一員であるアラタ、ターラ、シーザー、ルイの四人組はかつて“緑人症”という奇病をめぐり、ある“喪失”を経験した。16年後、大人へと成長した彼らの現在とは…? そして、きみの“物語(ストーリア)”の幕がついに開く……!

きみを死なせないための物語(3)

宇宙に浮かぶ都市国家コクーン。この限られた場所で生きるため、天上人(テクノクラート)と呼ばれる組織が人々の生命の価値を“査定”し、低評価の者を安楽死させていた。そんな中、短命の病“ダフネー症”のジジはシーザーに恋をする。存在価値のない人間が生きることは許されない世界で、少女はそれでも、恋の夢を見ていた……。

きみを死なせないための物語(4)

16歳までしか生きられず、天上人(テクノクラート)の査定による安楽死と隣り合わせである奇病“ダフネー症”のジジ。しかし、彼女は全力で恋をして、今を生きていた。そんな彼女を見守る長命な人類“ネオテニイ”のアラタやターラたち。彼らにも、天上人による生命の査定が迫っていた…!

きみを死なせないための物語(5)

天上人(テクノクラート)の禁忌に触れてしまったリュカは、命を狙われて地球へと脱出する途上で宇宙船もろとも爆破されてしまった。その悲劇を目撃したアラタは、天上人に迫られて自らの運命を決める。それは天上人になること。選ばれる者から、選ぶ者なることだった…。

きみを死なせないための物語(6)

コクーン社会を支配する天上人の中でも、選ばれし者にしか知らされない「真理」。その獲得を目指すためにターラと離れ離れになったアラタだが、二人の想いは今も遠い距離を隔てて共にあった……。止まらぬ時と世界の仕組みに、ネオテニイたちは全力で抗おうとする。

きみを死なせないための物語(7)

京都コクーンで超長距離高校を可能にするエンジン・VASIMRを発見したアラタたちは、4.24光年離れた恒星系「プロキシマ・ケンタウリ」への航行を計画。このコクーンと、地球に縛られた社会を捨て、遥かな宇宙へと動き出す選択をした彼らの運命は…?

きみを死なせないための物語(8)

ダフネー誘拐事件から一週間経過後、京都コクーンで超長距離高校を可能にするエンジン・VASIMRを発見したアラタたちは、4.24光年離れた恒星系「プロキシマ・ケンタウリ」への航行を計画。一方、ジジの本音を聞いたシーザーは、ジジとともに地球に降下する決意し、アラタの計画から離脱を宣言するに至る。各々の想いを胸に、未来への決断をしたネオテニイたちに待ち受ける、衝撃の結末とは…!?

きみを死なせないための物語 9巻

人類が地球に住めなくなった未来。長命な新人類“ネオテニイ”の一員であるアラタ、ターラ、シーザー、ルイの四人組はかつて“緑人症”という奇病をめぐり、ある“喪失”を経験した。数年後、大人へと成長したネオテニイたちは各々の想いを胸に、未来への決断を下し…きみの“物語(ストーリア)”は完結へと至る。今巻ではその本編では語りつくせなかった番外編を5編収録。150年前、地球に住めなくなった人類とソウイチロウが体験した、未曾有の真実を…ここに記す。本編へと繋がる驚愕のシリーズ前日譚!