むかいうさぎどうにっき
あらすじ
時は明治、文明開化華やかなりし頃……時代に逆行して妖怪関係の書物を隠れて収集する不思議な貸本屋があった。その名も向ヒ兎堂。世の中は、妖怪関連すべてを取り締まる『違式怪異条例』が施行され、妖怪を消そうと巡査達が動き出す……。そんな中、妖怪が見えてさわれてしまう本屋の主人・兎崎伊織は、猫又の銀、化狸の千代ら仲間達とともに、妖怪の悩み相談所を開くことに……。実力派新鋭が贈る明治妖怪奇譚、第一巻。
おしいれのわらしさん
あらすじ
古くも新しくもなく、日当たり良好な角部屋のわりに家賃が安かったアパートに引っ越しをした独身のゆりえさん。引っ越しをしたその日に押し入れからうめき声が聞こえてきたので調べてみたら、そこには半裸(正確には全裸にYシャツのみ)の男の子がいたのでした。男の子曰く、自分は由緒正しい妖怪である、と。その日からゆりえさんと自称・妖怪の男の子との不思議な同居生活がはじまるのでした。
ばけてりや
あらすじ
青雲の志を抱いて、苦学の末に京都名門大学入学を果たした神谷直也。しかし神谷を待ち受けていたのは、イケニエとして彼を付け狙う妖怪達であった…。京都を舞台に妖怪とそのイケニエとの跳梁跋扈を描いた、学園妖怪コメディー!
せきえいあやかしまんがたん
あらすじ
江戸時代――。妖怪画ばかり描き続ける、不思議な絵師がいた。その名を、烏山石影。彼のおびただしい数の画は、妖怪を「実際」に視て描かれたものだというのだが…!?風変わりな天才絵師が挑む、大江戸妖怪ファンタジー絵巻、ここに開帳!!
まつろはぬもの
あらすじ
5年前に亡くした兄・数久の代わりに医者を志す女子高生・百合は、この頃、数久の夢を頻繁に見るようになっていた。そんなある朝、百合は祖母に「数久に会ってもついていってはいけない」と謎めいた忠告をされる。その話をあまり気に留めていなかった百合だったが、通学途中で本当に数久が現れて…!?恨魂幻想異界奇譚!!
あさぎりのみこ
あらすじ
三次への帰郷を果たし、代々女系の神主が務める神社に居候することになった少年、天津忠尋。幼馴染との再会も束の間、不可思議な怪異に襲われる――妖怪譚「稲生物怪録」をベースとしたラブコメ伝奇漫画、ここに開幕!
あとりしょう
あらすじ
大喰らいにしてセクシーボディの持ち主、紫馬アトリはヒトと妖怪のハーフ。幼い頃の記憶を持たない彼女は自分の存在を確かめながら、妖怪退治のアルバイトに勤しむ。ヒトと妖怪の友達に支えられながら、アトリの日々は動き出した……。ゆれる心と身体をたずさえて、アトリは弾む!セクシーアクション、待望の第1巻!
あまつき
あらすじ
其処ヨリ先ハ、戻レヌ世ニ通ズ道―――。見学に来ていた大江戸博物館から、江戸時代のようなところに迷い込んでしまった鴇時と紺、二人がたどり着いた世界は…。新鋭が描く幕末妖怪奇譚待望の単行本化!!
2021年ならではの現象だと思うけど「エヴァっぽい漫画」として名前が上がってて気になってた本作、読みました。 みんながエヴァっぽいって言う理由は人物の関係が限られてる箱庭感というか正しくセカイ系な雰囲気というか、まぁなんとなくわかるんだけど、それ以上に呪術廻戦と比べたほうがもしかしたら面白いのではないかな〜と思った。 絵的な話では、怪異が筆っぽいタッチで描かれているところとか、呪術のアニメであれだけ目立っていたことを考えるとなかなか興味深いと思う。呪術やこの漫画だけの表現ではないにせよ。 で、本当に言いたかったのはわざわざ他の作品の話をしなくても(しちゃったけど)前述の冴えた表現が盛り込まれていたり、ストーリーの骨格がしっかりした漫画で面白かったということです。 懐かしさを感じたのもあるとは思うけど、終始「安心して読んでいいよ」という空気を纏っていてすごくよかったです。