どさんこ
あらすじ
北海道ノンプロ野球界のエース・北風豪は、日高地方にある「北風牧場」の跡取り息子。豪の噂を聞きつけてやってきた、プロ野球界・近鉄バファローズの監督からスカウトされ近鉄に入団する。オープン戦で三連勝し、ゴールデンルーキーともてはやされた豪だったが…。豪はプロ野球界でどさんこ魂をみせられるのか!?痛快プロ野球マンガ!!
わたしのこうしえん
あらすじ
作品は東北のとある高校が舞台。10年前、甲子園出場の輝かしい実績はあるが、今はそれも昔の話。だが、ある日、甲子園出場時の女子マネージャーが赴任してから、野球部が活気づき出した。彼女は心に秘める想いを胸に部長に就任したが……。
おおくさやきゅう
あらすじ
わが「夢通り商店街」に草野球チームが誕生する!街中に野球熱が吹きまくる。主人公・二日市鉄矢、家は酒屋、五番打者、守備はセカンド(本当はサードがやりたくてしょうがない)、背番号3。交通事故で母親をなくし、酒好きの親父と出戻りの姉と三人暮らしだが、家中にケンカがたえない…
ねっとうこんどるず
あらすじ
憧れのプロ野球の世界に意気揚揚と足を踏み入れた太刀内吾郎を待ち受けていたのはトンデモない連中だった。吾郎が入った黄金コンドルズの合宿所、黄金寮東館の愉快な面々は常識破りの無頼漢たち。野球の実力はピカイチながら素行に問題があり、いつも騒動を起こしている。大型ルーキーの波乱のプロ野球生活が幕を開けた。
ストーリーの骨子はまさにど真ん中のストレート。なんちゃって野球部が、ふとしたきっかけで目覚め、甲子園を目指すというもの。これだと、なんだ普通の野球漫画かと思われていまいますが、この作品はなかなかあなどれない。いくつも変化球を投げてきているのですよ。まずは主役がかつての野球部マネージャーで、10年ぶりに故郷に戻ってきた女性教師ということ。設定に変化をつける、さしずめスライダーといったところ。そして意味深なタイトル。わざわざ「みんなの」という文字に×をつけ「私の」にしてあり、これは最後のオチにも関係しているので、決め球のフォークといえばいいでしょうか。さらにもうひとつ、魔球クラスの球がありまして、これがなんと幽霊。???ですが、この幽霊、特に物語の導入部で、過去と現在の橋渡し役となる重要な存在なのです。物語が進むにつれだんだん出番も減りますが、それは生きている人間の存在感がでてきているから。そして「みんなの」につながっていくという流れ。ちょっと違うと思っていたらなんとなく打ち取られた、そんな感じです。